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スタッフブログ

2008.10.11 研修会 歯科衛生士研修会

みなさん、こんにちは!! 歯科衛生士のmizです。
今回は、7月26-27日に行われた歯科衛生士研修会の事を御紹介したいと思います。

現在、歯科衛生士になるためには、専門の養成機関で2年間 (又は 3年間)学んだ後、国家試験に合格すると資格が得られます。その修業年数について、《平成22年4月1日までに、全国すべての養成機関での修業年数を3年間に統一する》ことが決定しました。 それに伴い、学ぶ内容が多くなり、社会から求められている“歯科衛生士の役割”も、より高齢化社会に対応するものになってきています。

そこで、すでに資格を得ている歯科衛生士も介護や口腔ケアの視点で多くの知識を増やそう! と、研修会が行われました。一見、矯正歯科と介護???と共通点がないように思われますが・・・

“偏った知識ではなく、患者さんからの様々な問いに答えたり、自分自身の家族や周りの人に
何かあった時、実践できるように” と思い、参加しました。

私は主に《介護予防 》についてのお話をまとめますので、みなさんが介護について少しでも興味を持つきっかけになるといいな!と思っています。


☆★介護予防と口腔機能の向上★☆

<介護の実態・過去/現在/未来>
=過去=
・床ずれができて皮膚に穴が開き、骨が露出しても放置される
・老人ホームなどの入所者全員、男女の区別なく扱われる・・・入浴時には裸で順番待ち
・何ヶ月も入れ歯を洗わず、入れっぱなしにされる

個人を尊重していない、“モノ”として扱うようなずさんな介護でした。

=現在=
・2000年介護保険導入とともに、介護サービスの質・量・理念が劇的に変化!
・施設やサービスも増え、要介護者1人1人に温度のある介護が行われるようになってきている

=未来=
・2015年には、介護保険受給者が650万人にのぼると言われている
・2050年には、65歳以上の方が人口の40%を超えるとの予測
↓ ・・・そこで、
介護保険制度の充実に加え、要介護になる前に“予防”をしよう!
という考え方が重視されてきています。

<介護予防とは???>
・要介護状態の発生をできる限り防ぐ(遅らせる)こと
・要介護になっても、その悪化をできる限り防ぐこと

=具体的な予防策=
1.運動器の機能向上支援→転倒・骨折予防教室
2.栄養改善→栄養指導
3.口腔機能の向上支援→☆歯科衛生士が深く関わってくる☆
4.認知症予防支援
5.うつ予防支援
6.閉じこもり予防支援

<口腔機能の向上支援>
・“口腔機能の向上”をわかりやすく言うと・・・

口の中をできる範囲で清潔に保てるよう、直接的 又は 間接的に関わっていくこと。
それに加えて、歯を磨くことだけではなく、舌や頬の力をつけるように、
“食べる・飲み込む”の機能が上手く働くように手助けをすること。

**口の中が汚れていると、どうなるの???**
口の中には、普段から様々な菌が住んでいます。
歯磨きが上手くできない方、自分で磨けない方の口の中では、もっとたくさんの菌が増え
てしまいます。体力や免疫力のないお年寄りの方などが、うまく食べ物を飲み込めない時、
本来食道に入るべきものが、誤って肺に入ってしまい、肺炎を起こすことがあります。
これを、誤嚥性(ごえんせい)肺炎と言います。 この時、口の中の菌も一緒に入って
しまい、その菌によって症状が重くなり、死に至ってしまうことがあります。65歳以上の
要介護者死亡原因トップは・・・なんと肺炎なのです!
こうした重篤な肺炎を防ぐためにも、口の中を清潔にしておくことが必要ですね♪

<実際には何をしているの??>
・主にデイケアセンターなどでは、高齢者自身が“やってみよう!”と思えるような
簡単な方法で、楽しみながら自分の口の中に興味を持ってもらっている様です。
↓ ・・・例えば
自分の口の中はどんな状態? 舌で歯を触ってみる(ツルツル?ヌルヌル?ザラザラ?)
30秒間で何回“ごっくん”できますか? 嚥下機能の運動
風船を膨らませる/吹き矢を吹く ゲーム感覚で頬や唇の力つける

=歯科衛生士が行っていること=
様々な清掃用具を使って、歯垢や舌苔(ぜったい:舌につく汚れ)を除去する
スポンジの付いた介護用のブラシで、口の中の粘膜を刺激し、唾液の分泌を促す
歯ブラシや、電動歯ブラシを使って、頬や舌を刺激する

特別なものではなく、普段使っているものを利用して行っています。

<口腔ケア=歯科衛生士!?>
・要介護者の口腔ケアに携わっているのは、歯科衛生士が一番多いかと言うと、実はそうでは
ないのが実状。訪問診療や病院・施設に従事する歯科衛生士が増えてきてはいるものの、
実際には、看護士や介護職員の方が行っていることが多い
・歯科医師・歯科衛生士は口腔ケアのプロとして、自ら口腔清掃に携わることはもちろん、
看護士や介護職員、理学療法士など、多職種とも連携して、口腔機能向上に取り組めるよう
に協力していきましょう、という社会的な動きになっている

<高齢化社会に向けて・・・>
要介護者の“口の中の状態”は、身体の不調に比べると比較的軽視されがちですが、
= 口は災いのもと = (少し違いますが・・・?)です。
口の中の菌によって、全身にも関係することがあるのですから、大きな問題として認識し、
体は元気でも、口は寝たきりにならないように、
要介護者を診る方全員が、口の中に興味を持ってもらいたい!と感じました。


今回お話を聞いた講師の先生方は・・・
★『要介護高齢者に対する専門的口腔ケアの科学と実践
~介護予防と口腔機能向上支援・歯科衛生士の在り方~』
日本大学歯学部 摂食機能療法学講座 植田 耕一郎先生

★『介護予防=口腔機能の向上=における歯科衛生士の役割』
神奈川県茅ヶ崎保健福祉事業所     北原 稔先生

貴重な講義をありがとうございました!!




求人情報: 
ひろ矯正歯科では、歯科衛生士を募集しています。
興味のある方は、お気軽にメール<info@mienai.com> 
或いはお電話 0263-54-6622 ください。
御連絡をお待ちしております。

2008.09.26 研修会 歯科衛生士会 生涯研修特定コース

こんにちは★ えぐちです。

平成22年4月1日より歯科衛生士学校が3年以上となるため、その不足部分を補うために7/26(土)・7/27(日)の2日間、生涯研修専門研修『特定コース』のプログラムに歯科衛生士3人で参加してきました。
プログラムの主な内容は、高齢者ケアの実践や基礎でした。
聞いてきた講演9つの中から3つの講演の内容を紹介しますね!!

東京歯科大学千葉病院長の石井拓男先生の講演では、『これからの歯科衛生士教育と歯科保健医療ニーズ』についてでした。

まず、衛生士の業務についてですが、みなさんご存知ですか??
私達衛生士は、歯科衛生士法により
①予防処置・・・スケーリング(歯石をとる)・フィッシャーシーラント(予防填塞)
②診療の補助
③保健指導・・・食事指導・ブラッシング指導

と定められています。

予防処置と保健指導は歯科衛生士の独占業務です。診療の補助とは、もともと看護師の独占業務であり、歯科診療の補助に限っては歯科衛生士が行ってよいとしたそうです。
でも、現在では、歯科診療の補助においては、看護師も歯科衛生士も法的に全く同等の立場ににあるそうです。

次に違法についてですが、医院で主に関わってくるのが業務上過失です。
業務上過失とは、注意を怠って、または注意をしていても起こってしまったことを言うそうです。

ex〉歯肉を誤って傷つけてしまう、染め出し液の綿球をとばして服を汚してしまう など

でも業務上過失をしたからといって必ず罪になることはないそうで、必ず有罪になることは...
・レントゲン照射
・虫歯を削る
・根っこの治療
・診断
・抜歯
・インプラント埋入

つまり、診療の補助を行う際はDrの指示を受けることが大切とのことでした。


看護大学講師の千葉真弓先生の講演では、『高齢者の特徴とケア』についてでした。

まず、高齢者とは、年齢できってもバラつきがあり、(同じ年齢の方でも、元気な方、または寝たきりで全介助という方もいるので)十人十色である。
そして高齢者の方が一番元気でいれることは、旅行に行くとか特別なことではなく、日常生活当たり前の、食べて、寝て、よく運動することが一番なんだそうですよ♪

高齢者のケアに当たっては、多職種の専門性を尊重しつつ、それぞれの専門の立場からの役割発揮することが大切とのことでした。
(これには、医師、歯科医師、看護師、歯科衛生士、介護士、ケアマネージャー、栄養士、理学療法士、作業療法士、ソーシャルワーカーが含まれます。)

神戸市立中央市民病院の口腔外科に勤務していた上原弘美先生の講演では、実際働いていたときのチーム医療についてのお話しでした。

そこでは、入院患者に対する口腔ケアの向上、均一化をはかるために毎週カンファレンスを行い、スタッフみんなが入院患者のケアに寄与するとのことでした。
ここでの主な業務は、病棟ラウンドで口腔に問題たあるとされた患者への専門的口腔ケアで、咀嚼・嚥下機能の改善や口腔ケアだそうです。

衛生士は看護師に比べると口腔内の事に関してはプロなので衛生士が看護師や他のスタッフにケアなどの仕方を教えていたそうです。

皆さんの中で、『口腔乾燥症』という言葉を聞いた事があるかもしれませんが、口腔乾燥に効く『アクアマウスジェル』という商品があります。
これは、口腔乾燥を防ぐための口腔内の保湿を目的としたジェルなのですが、このジェルを口腔ケア前に使用してしまうと窒息の恐れがあるそうなので、もし使用する場合は、粘膜、舌に刺激を与え、口腔ケアを行った後に使用するようにしましょう!!

また、『コンクール』という商品もご存知かと思いますが、濃度を守らないとアレルギーが出たり、口腔カンジタの原因になるそうなので正しい濃度で使用するようにしてくださいね☆★

普段私達は、矯正治療に携わっているため高齢者の方の口腔ケアをする機会がほとんどないですが、今は高齢者の数が年々増えてきているので、今後もし口腔ケアに携わることがあれば今回聞いた高齢者の特性や実際行っていた口腔ケアの様子を生かせたらなと思いました。
貴重なお話しを聞けてとても充実した2日間となりました!!



2008.09.18 研修会 歯科衛生士会 生涯研修専門研修

7月26日、27日の2日間、歯科衛生士3名で長野県歯科衛生士会の主催する生涯研修専門研修に参加してきました。
研修会は松本文化会館で行われました。参加者は約300名。
県内外からたくさんの歯科衛生士が参加していました。

今回の研修会はどういったものかというと、歯科衛生士学校養成所指定規則の一部改正により、平成17年4月1日を施行日とし、平成22年4月1日までに歯科衛生士の養成機関が修業年限を3年以上に移行することになりました。
それに伴い、新たな歯科保健医療ニーズに対応した知識、技術の習得をしよう!!ということで、すでに業務に従事している歯科衛生士を対象に開かれた研修会でした。

研修内容は「高齢者ケアの基礎と実践」ということで、高齢者ケアについて9つの講演がありました。
私はその中の4つの講演を聞いて学んだことや感想などお話したいと思います。

研修会初日、一番最初に講演されたのは辰野町の歯科医院で働く歯科衛生士の方でした。
内容は「訪問における取り組み」についてでした。その歯科衛生士さんのお勤めされている歯科医院は訪問診療に力を入れているとのことで、どの様に訪問診療を行っているか、どういった器具や材料を使いどの様な診療を行っているのか詳しくお話して下さいました。体験談を交えて話して下さったので、とてもわかりやすかったです。

これからの時代、高齢者が増加していくことにより年々在宅での訪問診療増えていきます。
そうすると口腔内のケアや治療をするのにたくさんの歯科衛生士が必要になってきます。衛生士がたくさん必要になってくるということは歯科衛生士も今まで以上に高齢者ケアの知識が必要になってくるということがわかりました。
今、私はひろ矯正歯科に勤務している為、治療は矯正専門です。
高齢者の方と治療で接する機会はあまりありません。
接する機会がないこともあり、今まで訪問診療や高齢者ケアについて考えることがあまりありませんでしたが、講演を聞きこれからの歯科医療について考えることができ、もっと勉強もしなければならないということを感じました。

次に「施設における取り組み」ついて講演して下さった方は、安曇野市の介護老人保健施設や特養などの3カ所の施設に勤務されている歯科衛生士の方でした。
施設の設備や遺品について、施設での歯科衛生士の役割や利用者の口腔管理の仕方についてなど、お話して下さいました。
中でも何度も講師の方がおっしゃっていたのは協力やチームワークの大切さです。
利用者の口腔管理をする上で大切なことはというと、やはり歯科衛生士以外の施設で働くスタッフの協力やチームワークが必要ということでした。
大勢いる利用者の口腔管理をスタッフ全員で行うので、歯科衛生士とスタッフの間で歯科連絡ノートを作ってそこで連絡事項を伝えたり、スタッフからの質問があればノートに書いてもらい歯科衛生士はそこに質問の答えを書いて大切なことがもれない様にしているとおっしゃってました。
このお話を聞き、改めてチーム医療の大切さを実感しました。
確かに何十人といる利用者の口腔管理をするとなると大変です。
歯科衛生士だけの管理では管理ができている人と、できていない人とで、ばらつきがでてくると思います。
しかし他のスタッフに協力してもらうことにより、全員の管理を行うことができます。
歯科医療においてもチームワークはすごく大切だと思いました。

そして次に大阪府の市立池田病院歯科 歯科口腔外科主任部長の方の「急性期医療における口腔ケアの重要性」という講演を聞きました。
まず口腔ケアとはですが、口腔ケアは口腔の疾病予防、健康維持・増進、リハビリテーションのよりQOLの向上を目指した科学であり、技術のことをいいます。
その口腔ケアによってどんな病気が防げるか、どういった口腔ケアを行っているかなどお話して下さいました。
先生が勤めていらっしゃる池田病院の口腔外科は歯科医師5名、歯科衛生士6名、歯科技工士1名、受付2名の総勢14名で口腔外科外来と口腔ケアセンターで別れて交代で仕事をされているそうです。
この口腔ケアセンターというのは池田病院が日本で初めて平成16年7月に設置したそうです。
口腔ケアセンターではどのような治療を行っているかというと、外科系の週術期の口腔ケア・内科的疾患などで、ADLの低下した患者の口腔ケア・抗がん剤の化学療法、放射線治療に伴う口腔ケア・NST(栄養サポートチーム)の一環として、摂食、嚥下機能支援・糖尿病教育入院パス関連・両親学級への参画を行っているとのことでした。
そしてこの様な口腔ケアをすることにより、手術後の在院日数が減少したり、手術後の熱発の頻度が減少したり・してきたり、誤嚥性肺炎やインフルエンザの予防ができたりするということがわかっているそうです。
口腔内ケアをすることで在院日数が減ったり、色んな病気の予防につながるというのは私も初めて知ったことだったのですごく驚きました。
また、口腔ケアがそれだけ健康でいる為に大切なことだというのもわかりました。

そして次に長野県歯科衛生士会口腔ケア推進理事の方の「ケアマネジメントと口腔ケアプラン」という講演がありました。
ケアマネジメントはどういったものかというと、要介護者やその家族が持つ複数のニーズと社会資源を結びつけることで、目的は利用者が必要とするサービスを効果的・効率的に提供する為にケアマネージャーがサービスの選択を行うことによって、利用者のQOL(生活の質)の維持向上をはかるということでした。私はケアマネジメントとはどういったものか、ケアマネージャーとは何なのか頭でなんとなくわかっている様な感じがしていましたが、講演を聞いてみると知らなかったことが多くとても勉強になりました。
会場内には300人近くの歯科衛生士がいましたが実際にケアマネジメントの資格を持っていたり、ケアマネジメントに携わる仕事をされている歯科衛生士の方もたくさんいたので、高齢化社会に向けて口腔ケアマネジメントに関心を持っている方が大勢いるということに気づきました。

2日間かけて歯科衛生士会の研修に参加してみて思ったことは、まず長野県内の歯科衛生士の高齢者ケアへの関心が高いということです。
講師の方もおっしゃっていましたが、他県でこの研修会に参加した歯科衛生士は40名程で、300名も集まってくれると話しがいがあるとおっしゃってました。
それだけ長野県内の歯科衛生士の関心が高いことを実感しました。
また、歯科衛生士の年代の幅が広く、学生もいれば30~50代くらいの方もたくさんいました。
それだけ色んな年代の人が高齢者ケアに対しての熱心で、これからの歯科医療に必要と感じているんだと思いました。

私自身の感想としては、普段診療所以外で働く歯科衛生士の方の仕事内容について話を聞くことがないので、様々な現場で働く歯科衛生士の方の講演が聞けたのはとても良かったです。
同じ職種なのに働く場所が違うと仕事の内容も異なってきます。
実際にどんな仕事をされているのか、どんな患者さんや利用者がいるか。
良かったこと、嬉しかったこと、困ったこと、そういったことは実際に仕事をされてる方からでないと聞けないお話しなので、今回色んなことが聞けてとても参考になりました。
また、高齢者ケアについても知らないことばかりだったので、すごく勉強になった2日間でした。

今回の研修会に参加して聞いたお話や学んだことは、どれも勉強になりました。歯科衛生士の仕事をしていく上で学んだことをぜひ活かしていけたらいいなと思います。


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