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相談室

インターネット相談室

ひろ矯正歯科では、インターネット相談室という形で、他医院で矯正治療をしているが困っているという方や、セカンドオピニオンが欲しい方などの相談にお答えしています。
忙しいので、すぐにはお答え出来ませんが、大体1週間以内にはお返事出来るように努力しております。
時間的制約から、矯正歯科に関する相談にのみ回答させて頂きます。
 
相談内容の中には、明らかに医師側に問題ありと考えられる場合もあり、その際にはかなりシビアなお返事を書きますが、訴訟を煽っているわけでもなければ、他医の業務妨害をするつもりはありませんので、誤解無きようお願いいたします。
また、返答内容は、私が矯正歯科専門医として長年培った知識と臨床経験に基づくものであり、あくまでも私の私見です。
私の言っていることが絶対に正しいという保証はありませんので、御承知下さい。
 
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ひろ矯正歯科に通院中の方は、診療の際に御相談頂いたほうが詳しく説明出来ますので、ここに書き込まれてもお返事はいたしません。
 
 

  • 歯科矯正後の保定について

    2025/02/04 04:54 投稿者:たかき [xxx.28.99.197]

    元々、左前歯が幼少期の外傷による短根歯で、動揺が他の歯よりわずかに多かったのですが、矯正後その動揺が大きくなっています。前後左右への揺れがあり、1〜2mm程度動いていると思います。歯周ポケットは2〜3mmです。(左前歯よりは軽度で違和感もなく、短根ではないですが、右前歯と左犬歯も動揺歯1です。)

    2024年10月にワイヤー矯正を終え、現在ドックリテーナー(スリムリテーナー?口蓋にもワイヤーが1本渡っているもの)にて保定をしております。
    矯正歯科の医師からは、矯正後だから動きやすい。レントゲン上では更に根が短くなった様子はないので、このまま保定で様子を見て良いと思う。と言われました。
    下顎の保定はfixのワイヤーリテーナー(下顎前歯5本間)を使用しているため、上顎も同様のものにできないか尋ねると、できるけれど、前歯が後戻りしやすくなることや、食事などで突き上げて外れやすいことを説明されました。また、ボンドによる暫間固定も可能だけれど、他の歯の寿命を縮めるリスクがあり、結果気にしているうちが1番安全だったりするよ、と言われました。

    10月にリテーナーを付けてから、その後わずかに動揺が落ち着いた様子もあったのですが(それでも歯周病検査で動揺度1)、上記の説明を受けた後の調整で、ワイヤーが緩んでいるからバネを締めますねー、と言われてきつく締められたところ、また前歯の動揺が強くなりました。今後の調整で毎度これがあるかと思うと、それも寿命を縮めるのではないかと不安です。

    現在31歳でできる限り歯を残したいと思っていますが、毎日グラつく歯を見ては本当に大丈夫なのかと不安な気持ちでおります。噛み合わせるとフワッとした違和感があるため食事も前歯は使わないようにしています。
    矯正中の様々な面で担当矯正歯科医へ不信感が大きくなり、現在は一般歯科に関しては他の歯科医院へ通っています。
    矯正についてのノウハウをお持ちの先生に、先生ならどう対応するかお聞きできればと思い相談させていただきました。

    拙く長々とした文章で申し訳ありませんが、
    (1)現在のままの保定方法で良いのか、先生であればどの選択肢を取るか。
    (2)歯周再生療法などでグラつきを改善することはできるか。(左の2番は抜歯し、前に重なるように生えていた犬歯を下げているのですが、大きく出っ張っていたため犬歯部分の歯肉が5mm程退縮していて、この部分への歯肉移植も考えておりました。)
    ご教授いただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

    たかきさんへ
     
    はじめまして。
    ドックリテーナーとは、ベッグリテーナーでしょうか。
    注意しないといけないのは、上顎前歯と下顎前歯との間にクリアランスが無いのに、上顎をループでつめてしまうと、上顎前歯が下顎前歯と干渉するようになり、上顎前歯の動揺がおさまらないということです。
    現在どのような状態かは診てみないとわからないですが、下の前歯と上の前歯の間にセロテープのようなものを入れて、奥歯でしっかりと噛んで、セロテープが抵抗なく引き抜けるかどうかやってみてください。
    引き抜けなければ、当たっているということです。
    上顎前歯の外側に指を当てて、奥歯でカチカチ噛んでみて、上顎前歯が動くようなら、干渉しているということです。
    正しい状態は、奥歯で噛んだときに、上下の前歯は接触していなくて、少しクリアランスがある状態です。
    干渉がある状態で再生療法等をしても動揺はおさまらないと思います。
    歯根がかなり短くても、咬合に問題が無ければ、動揺はおさまることが多いです。
    動揺がある、歯根が短いなどの場合は、ベッグリテーナーよりも Fixed retainer のほうが有利なことが多いです。
     
     

    - ひろ矯正歯科 院長 -

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