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院長日誌

  • 2005/03/29

    第2回国際舌側矯正歯科学会開催さる

    3月26日~28日、赤坂のホテルニューオータニにて、第2回国際舌側矯正歯科学会が開催されました。
    僭越ながら、今回も口演発表をさせて頂きました。
    講演内容は、Lingual Straight Wire Applianceに関する治療、そして、私が現在使っている超小型の舌側矯正用ブラケット、Micro Lingual Applianceについてです。
    前者は第4回ヨーロッパ舌側矯正歯科学会(ベルリン)で、後者は第5回ヨーロッパ舌側矯正歯科学会(バルセロナ)および、アメリカ舌側矯正歯科学会(オーランド)で報告したものですが、本邦においては未だ未公開となっていましたので、報告をさせて頂きました。
     

     
    毎年恒例の Dr.Fillionの Pre-congress course.舌側矯正初心者、これから舌側矯正を始めようと思っている先生は受けた方が良いと思います。
     
    Micro Lingual Applianceは、現在世界中で広く用いられているKurz Applianceが抱えている問題点、すなわち、
     

    1. ダブルオーバータイ、
    2. 発音障害、
    3. 舌の痛みに関する問題、
    4. ブラケット脱離、
    5. ブラケットが大きいことによる隣在歯・対合歯への干渉、
    6. ブラケットのコスト、

    等々の問題を改善するために、私がオリジナルで開発した超小型ブラケット(現在、ひろ矯正歯科での治療に用いられている装置です)です。
    この装置を用いるようになってから、以前とは比較にならないほど快適に舌側矯正が受けられるようになっています。
     
    よく、舌側矯正の事を「治療期間が長い」とか、「ちゃんと治らない」等々、悪く言う先生が多いですが、現在では、外側からの矯正と同じ治療結果を、外側からの治療期間よりも短期間で治せるようになっています。
     

     
    学会最終日の最後の講演だというのに殆ど帰る人も見られず、皆さん聞き入って下さったのには感激しました。
     
    口演は2日目の最後から2つ目、俗に言う「大トリ」で、こんなゴールデンタイムに時間を与えていただきました日本舌側矯正学術会の幹部の先生方に心からお礼申し上げます。
     
    学会前夜から終了まで、世界を代表する舌側矯正の先生方と交流をはかりました。
    舌側矯正学術会は今期で会長が交代し、新たなスタートを切ります。

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