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院長日誌

  • 2011/06/10

    北井則行先生と小川晴也先生

    5月22日、朝日大学歯学部歯科矯正学講座(正式には、口腔構造機能発育学講座歯科矯正学分野)の教授・北井則行先生の矯正歯科研究会に招かれ、お話しをさせていただく機会を与えていただきましたので、2時間、舌側矯正についてお話しをさせて頂きました。
     
    北井則行先生の御略歴を簡単に記しますと、86年に大阪大学を卒業され、同年4月に同大学歯科矯正学講座に入局ののち、講師、助教授を経て、2004年に朝日大学歯学部口腔構造機能発育学講座の教授に就任されています。
     
    私たち開業医からすると、教授というのは別世界の生命体、すなわち、私たちは平民、教授は天守閣に住まわれる御殿様、といったイメージがあるのは私だけでしょうか、、。
     
    オファーをお誘いをお受けした後、北井先生から連絡があり、御礼かたがたはるばる塩尻まで挨拶にいらっしゃるとのことでしたが、滅相もない、私はただの田舎の矯正医、お招きにあずかっただけで大変光栄なことですので、その必要はありません、と遠慮させて頂きました。
     
    講演前日の夜、じつは小川先生とタコ焼きを食べに行こうと約束していたのですが、急遽、北井先生もいらっしゃるとのことで、予定変更、私の一八番の「串の坊」に行くことにしました。
    約束の時間、店の前で緊張しながらお待ちしていると、北井先生がいらっしゃいました。
    簡単に挨拶をして、店の中に。
    小川先生とは学生時代のテニスのライバルだったそうで、話が弾んでいました。
    僕はいつもどおりビールをマイペースで頂きますが、北井先生と話してみると、意外にも話しやすい先生で安心しました。
     

     
    途中から松原先生もいらっしゃり、食事の後は二次会、楽しい思い出となりました。
     

     
    翌日の講演は、50名ほどの先生がおいでになり、いつもどおりリラックスしてお話しをさせて頂きました。
    私のリンガルの臨床は、世界のリンガルの先達が教えてきたこと、やって来たことと、かなり違います。
    ループやパラタルバーを用いない、バンドも用いない、ブラケットも超小型で、発音障害や舌への刺激が最小限に抑えられている、等々。
     

     
    私が永年、舌側矯正で通常の矯正と変わらぬ良好な結果を得ているのは、このヒロブラケットと、私のオリジナルの接着方法、この2つの賜物です。
    これらのどちらかが欠けても、私はリンガルの治療をすることが出来ません。
    他の先生とは少し違ったレクチャーに、教授から若手の先生までお楽しみ頂けたのではないかと思います。
     
    今度は仕事以外で松本に遊びに来て下さいと、北井先生とは再会を誓って、大阪を後にしました。
    北井先生、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
     
     
    話変わって、前出の小川晴也先生が甲北信越矯正歯科学会で講演されるとのことで、6月4日に来松されました。
    小川先生の御略歴は、86年に大阪歯科大学を卒業、その後、学位を取得され、現在は広島県福山市で矯正歯科専門開業をされています。
    私とは、USC courseで同期、アレキサンダー研究会でも御一緒させていただきました。
     

     
    小川先生の来松は半年ほど前に聞いていましたので、午後休診にして、15時に塩尻駅にお迎えにあがります。
    そのあと医院にご案内して、松本市内を簡単にご案内した後、私のお気に入りの宿、すぎもと旅館に向かいました。
     

     

    いつもながら美味しい食事とお風呂。
    小川先生にも、とても満足して頂けたようでした。
     
    翌5日は、小川先生の特別講演、「態癖改善が咬合に及ぼす影響」。
    甲北信越矯正歯科学会はとても小さな学会ですが、大きな学会と違った良いところがあります。
    いつも海外のリンガルの学会と重なってしまうので、欠席ばかりでしたが、こ最近はなるべく参加するようにしております。
     

     

    お昼御飯は、手打ち蕎麦の丸泉にご案内しました。
     
    小川先生、お疲れ様でした。
    良い思い出になりました。
     
    日々仕事に追われ、矯正歯科の先生や、歯科医師会の先生と殆ど交流のない私ですが、最近いろいろと思うことがあります。
    今後は、矯正歯科の先生や歯科医師会の先生方とももっと親睦を重ねてゆきたいと思っております。
     

    余談ですが、この私の行っているリンガルのラボ(いわゆるヒロシステム)、以前は院外の先生からも請け負っていましたが、技工士の都合でやめておりました。
    現在、準備が整いましたので、6月末から再度受注・製作させて頂きます。
    御希望の先生は、指示書を送らせて頂きますので、御連絡ください。
     

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