インドの矯正専門医 Dr. Chintan Valiaが ひろ矯正歯科に見学に来られてから、はやいもので2年が経ちます。
先日、Chintanの友達の Dr. Sachin Sachdev からメールがあり、ひろ矯正歯科に見学に来たい、受け入れて貰えるか、との問い合わせがありました。
Chintanの友達となれば、断るわけにはいきませんので、いくつかの条件を提示した上でOKしました。
10月10日、診療開始前に Dr. Sachdevが来院しました。
Dr.Sachdevは、インドのキング・ジョージ医科大学を卒業後、奥さんの出身であるモルドバのキシナウという町で開業しているそうで、東京で開催されているインプラント補綴の学会にモルドバから数名の一般歯科医と来日されたそうです。
学会を欠席して、長時間 JRに揺られて、はるばるこんな田舎まで来てくれました。
ゆっくりと話す時間も無く診療が始まったので、診療の合間に話をします。
彼は舌側矯正の経験はまだ数年、症例数も50症例ほどとのことで、何か困っていることはないか、わからないことはないか等々お話をし、日本の不正咬合の特徴や抜歯について説明します。
折角来たのだから、ラボで実際にヒロシステムを作ってみるように言いましたが、いつもヒロシステムを使って治療しているとのことでした。
聞けば、アテネで開催されたESLOや、インド舌側矯正学会に招待された時も 私の講演を聞いてくれたとのことでした。
Chintanもとても礼儀正しく、聡明でしたが、Sachinも非常に礼儀正しく、勤勉な先生でしたので、診療後に一緒に晩御飯に行こうと誘いましたが、奥さんが東京で待っているとのことで、診療後は急いであずさに乗って帰って行かれました。
日本人の先生には、礼儀もわきまえない、院内の物を勝手に持って帰っていく、ゴディバのチョコを10粒ほど持ってきて、見学するのが当然の権利のように勘違いしている先生がいますので、見学はお断りしていますが、こうゆう礼儀正しい先生は歓迎ですね。
またゆっくりと遊びに来て下さい。