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院長日誌

プライベート

  • 2012/02/04

    一陽来復

    毎日毎日仕事に追われ、気がつけば、新年の御挨拶をする時期ではなくなりましたが、本年の皆様の御健康と御多幸を心よりお祈り申し上げます。
     
    いろんな人から、「学会発表すると儲かるの?」、「学会発表って、義務なんですか?」と聞かれます。
    とんでもない、学会発表などしても、一銭にもなりませんし、義務でもありません。
    交通費、宿泊費、学会参加費、全て自腹で、3-4日の学会でも、海外ですと、移動日も含めて1週間は不在になるため、謝礼が貰えないどころか、出費+減収で、本当に苦しいのです。
    しかも、朝から晩まで診療でクタクタになった身体に鞭打ち、毎日、毎日、早朝と深夜に学会の準備を進めなければなりません。
    活字で全てを表現することは出来ませんが、本当に、ほんとうに大変です。
    学会参加というのは名目で、じつは旅行という先生が非常に多いのですが、私の場合、準備だけでも何ヶ月もかかりますので、
    いつも冬には夏の準備をし、夏には冬の準備をするので、真冬に「もう夏だなあ」、真夏に「もう冬だなあ」と独り言を言うと、スタッフも家族も笑いますが、本当にそうなのです。
     
    もう今年で最後にして、来年は休むぞ〜、と、毎年思いますが、でも、ヨーロッパをはじめとするいろんな外国の学会からお呼びがかかると、ぬるま湯に浸かって遊んでいるわけにはいきません。
    自分の手帳には、常に2年半先までカレンダーを作り、来年の学会の予定を書き込み、ひろ矯正歯科の患者さんには迷惑がかからないようにスケジューリングしています。
    年々呼ばれる数も増えてきており、呼ばれた全ての学会に出向くことは不可能ですので、毎年数件〜十数件のオファーを辞退していますが、それでも、今年はフランス、ドイツ等々でレクチャーを、アメリカの学会には複数参加の予定です。
    こうゆう研鑽があるからこそ、ひろ矯正歯科での治療のクオリティをキープすることが出来ていると思います。

     

    今年も、お正月には初詣出を、成人式には牛伏寺を参拝し、厄除けをしてきました。

     

     

    1年、また1年と、年をとる度に月日が流れるのが早くなり、昨年もあっと言う間の1年でした。
    昨年を振り返って、やはり忘れることが出来ないのは、東北大震災です。
    地震の時、私は診療しており、1分近くも大きく横に揺れました。
    最初は地震だとは気付かず、自分の具合が悪くなり、目眩がしているのだと思いましたが、スタッフも皆、床に伏せており、壁に掛けてある絵が大きく動いているのを見て、地震だと気付いた次第です。
    患者さんの一人がワンセグでテレビ中継を写し出し、市原のコンビナートが爆発炎上する映像や、津波でたくさんの車が流されている映像を見せてくれ、言葉を失いました。
    現実の映像だと信じられませんでした。
    私の母校は、学生が全国から集まって来ているため、阪神淡路大震災の際にも被災者はたくさんいましたが、今回の震災でもやはり同級生が被災しました。
    阪神淡路の時と今回の震災が決定的に違う点は、インターネットが普及しており、SNSで複数の同級生と同時に簡単に蜜に連絡がとれる環境が整っていたということです。
    私は被災した同級生が無事であったこと、車や周辺の家は流されて壊滅状態になっているということを知り、SNSで同級生に募金を呼びかけました。
    国まかせの募金は行方不明になるので殆どしませんが、こうゆう場合は違います。
    特に今回は、自分の食を削ってでも行わないといけないと思いましたので、SNSで同級生に募金を呼びかけ、同級生の頭数と被災状況を考えて、一人5万円の寄付を呼びかけました。
    20人で100万、40人で200万、、これでも少ないけど、みんなで集めた金を、代表者が「同級生からだ、使ってくれ」と、直接手渡しするのが良いと思いました。
    みんな賛同してくれると確信しました。
    ところが、実際には、クダラナイ言い訳ばかりで、最後には罵倒、非難の嵐で、電話がかかってきて罵られたりもしました。
    「お前にとっては5万円は僅かかも知れないけど、俺にとっては大金なんだ!」とか、「スタンドプレーもいい加減にしろ」等々。
    もちろん私にとっても、5万円というのは、大変な大金です。
    でも、同級生が被災して、生活に困っている状況が瞼に浮かび、復興にも何年もかかるだろうと思うと、10万、20万の金でなく、もっとまとまった金を送らなければならないと思いました。
    反対する奴らには、「毎週ゴルフに行くのを少し減らせば、5万くらいすぐに出来るんじゃないのか?」、「キャバクラに行くのを少し我慢する、ボトルキープを少し我慢すれば、5万くらい出来るんじゃないのか?」(僕はキャバクラなんて行きませんが)、と繰り返し募金を呼びかけましたが、賛同してくれる同級生はいませんでした。
    5万は大きすぎる、5000円にしろ、とか、やりたい奴が個人的にやればいいだろう、という意見が殆どでした。
    個人的に見舞金を貰っても、自分だったら申し訳なくて受け取れないし、仮に受け取ったとしても、返すことを考えますから、個人的にするのではなく、「同級生一同だ、返す必要はない、使ってくれ! 大変だと思うけど、頑張れよ!」と、一番仲の良かった奴が手渡しするのが良いんだ、と、何度も言いましたが、結局自分の意見は全く通らずでした。
     
    津波で 家族も 家も 何もかも 流された。
    昨日まで一緒に食卓を囲んできた 家族 が死んでしまった。
    中には、お父さんが帰ってこないけど、何処かできっと生きていると信じて、頑張って生きている人もいる。
    自分がそんな状況に置かれたら、悲しくて悲しくて、気が狂ってしまう。
    生きて行くことは絶対に出来ないと思う。
    助かったけど、避難所生活で、食べる物もない人も。
    なのに、6年間苦楽を共にした同級生が苦しんでいるというというのに、ゴルフやキャバクラのほうが大事なのか!
    楽しいときだけ一緒に酒飲んで騒ぐ、そんなの友達じゃない!
    相手が本当に困っている時に、力になってあげる、それが友達ではないのか!
     
    「金、カネ、言うな、金が全てじゃないだろ!」とか、
    「 オレは心配だったから、すぐに携帯で電話した、みんなも電話して励ませばそれでいいじゃないか」
    という者もいました。
    でも、家族の安否もわからない、家族や親戚からの電話を待っているかも知れないという状況で、同級生からジャンジャン電話がかかってきたら、それはいかがなもんでしょうか。
    当時は携帯の充電さえ出来ない状況であったわけですから、それこそ、本当に迷惑な話しではないでしょうか。
    私が間違っているでしょうか?
    私はそうゆうのは嫌いなので、そのSNSは即刻退会しました。
    あとで聞いた話では、結局「個別に対応」だったそうです。
    私は大学の同窓会には二度と行かないつもりです。
     
    人生なんて、いつ何が起こるか、本当にわかりません。
    さっきまで一緒にそこにいた人が、事故に遭って帰らぬ人となってしまうことだってあるのです。
    私はバツイチだということもあり、今の家族が もの凄く大事です。
    何物にも変えられません。
    そして、頭の悪い自分を、借金して私立の歯科大に入れてくれた両親にも、常に感謝の念を忘れたことがありません。
    ですから、1日1日を精一杯生きています。
    だから学会発表も、自分に出来る限り精一杯頑張って、アクセル全開です。
     
    自分は最後で良いんです。
    死んでから、あれをしてあげれば良かった、こんなことしてあげたかった、と後悔しても遅いのです。
    親に感謝もせず、バイク屋のオヤジを尊敬しているなどと、たわけた事を言っているなんて、言語道断です。

    私はいつもスタッフにも 同様に言います。
    自分優先でなくて、いつも患者さんを最優先で行動してくれれば、私は何も文句はない、と。
    私は、スタッフに足を踏まれても、怒ったりはしません。
    しかし、スタッフが患者さんの足を踏んづけて知らん顔しているのは、黙ってみているわけにはいかんです。
    それを言うと逆ギレして辞めて行く人が多いのが現状ですが、自分のことしか考えられない人とは、チームプレーは出来ないというのが私の考えです。
    一生懸命やっても、出来ないのは仕方がないですが、やろうとしない、言うことを無視して勝手なことをする、という人に、うちの大切な患者さんを触って貰いたくない、と思います。
     
    私は自分の人生5箇条、すなわち、
    1, 嘘をつかない、誤魔化さない
    2, 人の邪魔をしない
    3, 相手が誰であろうと、スジの通らないことを許さない
    4, 自分に非がある時はすぐに謝罪するが、悪くない場合は絶対に謝らない
    5, 常に全開で、自分のためではなく、人のために生きる
    を守り、今日も残された人生を毎日精一杯頑張って生きて行きます。
    皆さんも今一度、人生について考えてみてください。
     

    (以下の写真はネットからコピーした物です。生きてゆく上で、忘れてはならないと思います。)
     

     

     

     

     

  • 2010/10/02

    半世紀、反省期

    半世紀といえば、50年です。
    早いものです。
     
    何が? 
    じつは、先日、満50才の誕生日を迎えました。
     
    毎日、若くて美人のスタッフに囲まれて仕事をしているため、年よりも随分若く見られ、今回の日矯学会では、「ひろ先生、30代かと思っていました」などと言われましたが、とうとう50才、半世紀オヤジになりました。
     
    私は、この記念の日を「半世紀」ではなく、「反省期」であると受け止めました。
     
    今まで、いつもストレートに物事を考え、いつもストレートに物を言ってきた50年間。
    曲がったことが大嫌いで、スジの通らないことに関しては「おかしい!」と、相手が歯科医師会長であろうが、学会長であろうが、そんなことは関係無しに、自分の意見を主張してきました。
    それで自分が今後、困難な状況に置かれるだろうということがわかっていても、「おかしい物は、おかしいでしょう!」と、黙っていることが出来ない。
    自分の足を踏まれても、黙って我慢することは出来る。
    でも、人の足を踏んづけて平気で笑っている奴は許せない。
     
    50になって、おくればせながら気付いた事は、おかしい事を おかしいと言っても、おかしい人にはわかって貰えない、それが当然だと思っている人を変えることは出来ない、ということです。
    誰かが言っていました。
    「言ってわかる奴は、言わなくてもわかる。言わなきゃわからん奴は、言ってもわからん」と。
    世の中には、物事を自分の都合の良いようにしか考えない人がいる、おかしい事を平気で押し通す人もいますが、私はそうゆう人間には絶対になりたくないと思います。
     
    自分は何故生かされているか。
    自分のためにではなく、人のために仕事をし、人のために生きている、と、私は考えます。
    (宗教じみた書き方ですが、無宗教です。)
     
    50回目の誕生日、去年に続き、今年もスタッフのみんなが、私の誕生日に色紙に寄せ書きをくれました。
     

     
    みんな、有り難う、、嬉しかったです。
    時には厳しいことも言いますが、いつも感謝しています。
     
    残りの人生は、付き合う人を選び、人間に磨きをかけたいと思います。
    ただ年をとってゆくのではなく、人から憧れられるような年のとり方をしたいと思います。
    それは、金でも、権力でも、名声でもない。
    人間性として内面からにじみ出る渋さでありたいと思います。
     
    まだまだ未熟者ではございますが、これからも御指導の程、よろしくお願いいたします。
     

  • 2010/08/21

    たいがいにせい!

    私の生まれ故郷、伊勢では、「いい加減にしろ!」と言うことを、「たいがいにせい!」と言います。
     
    本来、この日誌には矯正歯科関連の事しか書かないので、矯正歯科関係者以外の方がこれを読まれると少々驚かれるかも知れませんが、かなりの Metaphorを含んでおりますので、関係者の方には、私が何を言いたいのか お察し頂けるかと存じます。
     

    食品安全委は6月、こんにゃく入りを含むミニカップゼリーの窒息の危険性について「餅に次いで、あめと同程度」と消費者庁に答申していたが、同庁は 独自に信州大に窒息事故の再現実験を依頼し、「重い事故につながるリスク要因が複数ある」との結果を受けたことから、食品安全委は、自らの答申よりリスクを高く評価した消費者庁に立腹、激怒した。
    一方、消費者庁は同委に再諮問する方針を示し、法規制するかの判断がさらにずれ込む見通しとなった。
    コンニャクゼリーに関しては、窒息死亡事故問題が相次いでいるのは周知の事実であるのに、消費者庁の泉健太内閣府政務官は、「データの蓄積なしに法規制するのは非常に難しい」などと、信じられないような発言を繰り返していた。
    このお方は、自分の家族家族が同ゼリーで窒息死亡したら、何というのだろうと思う。

    海外では、こんにゃくゼリーは禁止されてる国もあるのだから。
    コンニャクゼリーを製造販売するのは企業の自由だが、その形状が問題で何人もの死者を出しているのにいまだに販売し続けるというのは、未必の故意とも言えるのではないか。
    我が家では、コンニャクゼリーは絶対に買わないし、貰っても、食べるの禁止、人にあげるのも禁止。
    即、ゴミ箱に捨てる。
    コンニャクでなくても、同じ形状のゼリーも全て同じ。
    買う者がいなくなれば、製造も販売もされない。
     
    しかし、民主党にも、呆れてモノが言えない。
    あまりにもひどい自民党政権に愛想を尽かした日本国民が民主党に願いを託し、不可能と思われた政権交代が現実のものとなった歴史に残る1日。
    私自身も、民主党を信じて一票を投じたが、騙された。
    自民党政権の時には あれほど自信満々に声高らかに叫んでいた鳩山前総理をはじめとする民主党の各議員が、いざ政権を取った途端に今までの勢いは冷やかしか、冗談だったのかと思えるような「腰抜け」となり、政治家としての資質さえも疑うような毎日。
     
    菅直人総理は、総理の座についてすぐに消費税アップに言及した。
    運転中、車載テレビで見ていた私は、「このタイミングで消費税アップの事を切り出すとは、さすが菅さんだ、本気で日本を立て直すつもりだな」と、車を路肩に寄せ、テレビに見入り、喝采を送った。
     
    ところが、翌日。
    税金還付などと、またもや わけのわからないことを言い出した。
    そしてメディアも民主党議員も、取り巻きの殆ど全てが、「管総理の無責任な消費税発言のために民主党は大敗を喫した」、と報じているが、果たしてそのとおりだろうか?
     
    私は、消費税に言及した菅総理に責任があると主張する議員達は、例外なく政治家失格だと思う。
    消費税に言及したことが問題なのではなくて、その後の骨抜き政治に国民は不信感を抱いているのだと気付かないのか。
     
    現在日本が抱える借金や経済状況、雇用問題など、このまま行けば日本はどうなるかは、日本国民は重々承知している。
     
    菅総理が、「日本を立て直すには増税が必要です。皆さんつらいでしょうが、私たちもつらいんです。日本をこのままにしておくわけにはいかないんです。一緒に頑張ってください!」と、テレビの前で頭を下げれば、常識ある殆ど全ての日本国民は、理解と協力を示したと思うが、私の思い違いか。
     

    もちろん私とて税金は安い方が良いが、昨今の政治手法を見ていると、子供手当だとか、クソの役にも立たない形で血税をばらまき、かと思えば、人気取りのための芸能人、スポーツ選手議員を擁立したり、自民党政権の失敗の批判ばかり。
    そんな事はわかっていて政権を取ったのであるから、そんな責任転嫁な言い訳はもう聞きたくないし、本当に真剣に政治に取り組む気持ちはあるのかと失望さえする。
     
    彼らは、1兆円というお金がどれほどのお金か、本当にわかっているのだろうか。
    1兆円とは、毎年1億円使い続けても、無くなるまでに10000年かかるのだ。
    仮に、あなたが毎月100万円無駄使い出来る夢のような話があったとしても、1年で1200万円にしかすぎず、1兆円使うには、10万年かかるのである!
     
    菅さんも、「マニフェストの変更もあり得る」などと、いまだ訳のわからないことを言っていないで、本気で日本の立て直しを考えているならば、まず天下りを全員即刻解雇し、仕事をしないでもお金が湯水のように湧いて出る構造を完全に解体する。
    天下りに流れたお金は12兆円、上記の12倍なのである。
    しかも、天下り達は、年金だって私たち国民年金より遙かに多い上に、二重取りさえしているのだから、即刻辞めても生活に困りはしない。
     

    そして、雇用問題。
    政治家は、ニートやフリーター対策と称し、またもや恐るべき多額の血税をつぎ込もうとしているが、本気で雇用問題を考えるならば、そんな姑息的な方法を取らず、中国やインドなどに日本企業が工場進出するのを規制すればよい。
    日本にしか作れない高品質な製品を日本国内で生産し、国外に販売すれば、単価は高くなっても、結果的に日本に還元されるのは明らかである。
    途上国で安く製品を作って売っても、儲かるのはその企業だけで、国や国民は何も潤わない。
    コストが高くても、世界が買ってくれるようなものを作れば、日本にお金が入ってくるようになり、雇用問題も改善される。
    これが本当の日本復興になるのではないか。
    スイスや シンガポールを見習え!
     
    スイスの話が出たので、余談だが記すと、日本には世界遺産が14件も存在するのである。
    世界中の観光客を集められる魅力を持っているのに、なぜ観光客が これぽっちしか来ないのか。
    理由は明らかである。
    一つは成田、もう一つは政治。
    成田のような空港は他に例を見ない。
    外国からはるばる日本に来ても、あの不便さに辟易とするのは言わずもがなである。
    日本初の24時間空港として開港したセントレアも、海外に出るには、成田経由となることが多く、全く意味を成さない。

    それから、毎年毎年、道路を削っては舗装し直すような、見かけ倒しの公共事業・雇用創出は即刻廃止し、道路は法令で道路の耐用年数を制定し、期限内の補修工事は工事した業者に改修させ、補助金は一切出さない。
    そうすれば、土建屋も もう少しまともな道路を造るようになり、今まで湯水のように使われていた血税を借金返済や福祉に充当出来、さらに政治家との金の流れ・悪循環も断てる。
     
    ちなみに、毎年削っては埋めて、削っては埋めてを繰り返している道路工事にはいくらかかっているか?
    地方自治体分までは含めると大変なことになるので、国土交通省が管理する国道・高速道路(首都高速道路も含む)につぎ込まれる国費に限定しても、平成21年度に道路整備全体に使われた費用が、1兆3,042億円である。
    このうち、維持修繕費に使われた額は、1,314億円(事業費は2,201億円)である。
     
    この絵に描いたような天下り団体の6人の役員給与は公開されており、合計1億664万円である!
     
    一体、どうやって天下り役員を選んでいるのか?
    「○○君は、私の後輩だからOKしてくれよ」
    「○○先生は、○○会の会長だから、とおしてくれよ」
    てな声が聞こえてきそうである。
     
    念のため、私は、金が欲しくてこのような事を書いているのではないし、人の所得に嫉妬するような貧しい心も持ち合わせていない。
    御給料とは、仕事に見合った額を受け取るのが常識であり、逆に言えば、実力もない、自分で働きもしない奴が受け取るな、と言いたいだけなのだ。
     
    菅さんの話に戻す。
    何故にそんなにおどおどして、言ったことを撤回しては、次から次へと、わけのわからないことを言い出すのか。
    何をそんなに ビクビクしているのか。
    小泉政権の郵政民営化は、「あんた、大統領と勘違いしていないか?」と、これはこれで頭に来たが、菅さんは真逆でもどかしい。
    私なら、自分を犠牲にしても、政治家としての信念を貫く。
     
    「高速道路を無料にすれば、それ以上の経済効果が上がり、もとは取れるんです」と、あれほど自信満々で言っていたのなら、100km渋滞になろうが、物流が止まろうが、無料化すれば良い。
    100km渋滞しても高速道路で行くか、電車を使うかは国民が判断すれば良い話で、そこからデーターを取って問題点を拾い出さなければ、一歩も進みはしない。
    無料化出来ないのは、無料化したら収入がストップする天下り&族議員達が妨害しているのはいわずもがなである。
    私なら、即刻無料化して、その妨害した奴らの氏名も、それまでの所得の額も出所も全て公表する。
    これくらいの決意が無くて、何が出来ようか。
     
    庶民の夢である「宝くじ」も、想像したとおりであった。
    私は何年も前から、ある政治家に「おかしい、おかしすぎる」と訴えてきた。
    現在公表されているだけで、売り上げから360億円もが公益法人に、複数年に わたって助成金などの名目で流れていることが分かっているが、額からすれば、実際には、これは数十分の1、いや、数分の1にすぎないのではないか。
    日本の宝くじと同じ事を米国でやったら、即、大暴動になるのは間違いない。
     

    さて、ひろ矯正歯科の西側の国道19号は、いまだに用地買収が終わっていません。
    「用地補償のあらまし」という印刷物が配られ、拡幅事業がスタートしたのは、今から6年も前のことです。
    駐車場の必要性や、代替え地に関する事情等々、ひろ矯正歯科の資産状況まで提出し、全ての情報を国・県・市は把握しているのに、一向に動こうとしない天下り&お偉い公務員様。
    動けば金がかかる、動かなければ金はかからない、と思っておられるのでしょうか。
    だから年に1度しか、用地買収の話に来ないのでしょうか?
    それとも、窓際でお茶をすすって、自分の任期が終わって移動になるのを待っているのでしょうか。
     

     
    この側溝の写真は、すぐ近所では19号をの拡張する工事が始まっており、1年後には取り壊しになるとわかっているのに手を付け始めたという、なんとも馬鹿げた、無駄な工事の代表です。
     

     
    国も県も市も、1年後には壊すことがわかっているのに、どうしてこうゆう工事をするのでしょうか?
    こうゆうところに垂れ流すお金は、この日本からは消えることはないのでしょうか。
     
    どうか皆さん、皆さんの土地に道路が通るという話があったら、気をつけて下さい。
    「今は相場が落ちているから」という理由で、十分な補償もないまま土地を取り上げられて、残るのは借金と苦しみだけです。
    住むところもなく、毎月毎月、持ってもいない、住んでもいない土地の借金返済に追われることになるのです。
    それで返済しきれなくなったら、債務超過、一家離散、、?
     
    その頃には、担当した御役人様は配置換えになり、誰も責任は取ってくれません。
    家族のつらい泣き顔を見て暮らす地獄の毎日が待っているのです。
     
    ひろ矯正歯科は、こんな事では潰れたりはしませんが、こんな馬鹿な話があるでしょうか。
    こんなゴタゴタは、もうたくさんです。
    治療に専念して、私にしか出来ない最高の治療をしたいと思っています。
     

    そもそも、公務員とは何なのでしょうか。
    日本国憲法のもとでは、公務員は日本国憲法第15条第2項に基づき、国民全体への奉仕者であって、一部への奉仕者ではないとされています。
    また、第99条第10章最高法規)に基づき、「憲法を尊重し擁護する義務」を負うとされています。なお、日本国憲法第15条第1項では「公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。」と 規定されていますが、これは「あらゆる公務員の終局的任免権」が国民にあるという国民主権の原理を表明したものです。
    政治家を含めて、公務員のお方達は、自分たちは一般の市民よりも偉い人種なんだと勘違いしていないでしょうか。
     

    そろそろ話を締めます。
    日本は、日本国民のために存在するのであり、政治家のために存在するのではありません。
    日本の私物化、税金の私有化は許されません。
    矯正歯科学会も、然りです。
     
     
    最後までお読みいただき、有り難うございました。
     

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