2003年11月16日~18日、「フランス矯正歯科学会」がパリのPorte MaillotにあるPalais des Congesで開催されました。
日本で言えば、日本矯正歯科学会に相当するフランスで一番大きな学会なのですが、参加者総数は2000人ほどで、演題数は 105題と、日本やアメリカの矯正学会に比べるとこじんまりした学会でした。
日本からの参加者は3人だけでした。
今回は僕は発表はしませんので、気が楽です、、、すみません。。m-_-m。
1日目:11月14日(金)、、、移動日
いつものごとく飛行機はJAL悟空28の激安エコノミークラスで出発!
松本から成田まで「あずさ」と「NEX」に揺られること5時間!!
それにしても、松本空港が全く機能していないのはどうにかならないのでしょうか!
松本空港活性化と称してつまらない催し物など開いていないで、地方空港は何のためにあるのか、よく考えみるべきです。
成田は成田で、いまだに24時間空港ではなく、夜になると「NEX」さえ走っていない。
日本で唯一の24時間空港である関空から国外に出ようとすると、乗り継ぎが悪かったり、成田乗り継ぎだったり。
おかしいと思いませんか?
厚生年金の問題といい、高速道路のETCといい、先日の選挙といい、自衛隊の派遣といい、最近の日本は納得のいかないことばかりです。
機中ではいつものごとく寝ないでパソコンで一仕事!
機内ではなるべく寝ない方が時差ボケは少ないです。
パリのホテルには16時頃チェックイン。
その夜は機中でキャビン・アテンダントに教えてもらった、知る人ぞ知る小さな家庭的なフランス料理のお店に行きました。
下の写真はチーズフォンデュでもオイルフォンデュでもなく、赤ワインのフォンデュです。
安くて美味しかったです。
2日目:11月15日(土)、、、学会初日
朝起きて学会場にむかいます。
ホテルは親友の Dr.Dirk Wiechmannに教えて貰った Le Meridien Porte Maillot。学会場の目の前のホテルなので、雨が降っても大丈夫、忘れ物をしても取りに帰れる便利さです。
一般講演もくまなく全てチェック、演題は Anti Agingや MIA、Distractionを含めた Surgical Treatmentなど、世界中同じような演題ばかりです。
今日は目的とする先生の講演はありません。
午後の学術展示、業者展示などもチェックして帰ります。
学会レセプションにて
参加人数は少ないものの、結構なにぎわいでした。
夜は Dr.Wiechmannが Dinnerに招待してくれました。
イタリアの親友、Dr.Scuzzoや、現イタリア矯正学会の会長である Dr. Giuseppe Siciliani教授なども一緒です。
Parisでもっとも伝統的なショーを見た後、イタリア料理を御馳走になりました。
Dirkはいつも本当に良くしてくれます。
Danke schon, Dirk!!
一緒に行ったイタリア人のMauro、どこかで会ったことがある、、、もしかして、14年前にArizonaのTucsonで Tweed courseを一緒に受けた人じゃないかなア、、、聞いてみると、Bingo!!
14年前のTucsonでの打ち上げで大騒ぎをしていた彼の姿が鮮明に蘇りました。
ランチはホテルの近くのシーフード・レストランで生カキを食べました。
ちょうど旬で安くて美味しいです。
真ん中がcolleagueのMauroです。
3日目:11月16日(日)
今日はDr.Wiechmann, Dr.Fillionの講演があります。
二人とも世界中の舌側矯正をリードする Best of the bestです。
Dr.Fillionの話は、DARI に Scannerを組み合わせて Laboratory Set upを不要にしようというもの。
模型を3D scanして Computer Set upをしようという試みは Dr.Sachideva が何年も前から研究しています。
現在ではINVISALINEなどですでに行われていますし、日本でもすでに行っているラボや、研究中の大学などがありますが、精度がイマイチで実際に舌側矯正のIndirect Bondingに使用できる物ではありません。
Dr.Fillionの Scan像も歯肉のマージンや咬合面の小窩裂溝が不鮮明で、これから、という感を受けました。
頑張ってください!
Dr.Wiechmanは去年のESLOで紹介していたTOP Systemをさらに進化させてきました。
彼のTOP Systemは現状では問題点もいくつかあるものの、リンガルの将来像を表しています。
親友のDr.Drik Wiechmann.
第5回ESLOの会長です。
CLASS,BEST,TOPなどの世界屈指のシステムと一緒に HIRO の名が!
ひえ~! 感激!
その日の夜は格式高いGara DinnarがAutomobileで、OrmodentのElite partyがHotel Ritz Parisの会員専用のRitz Clubで開かれました。
Elite partyに呼んで貰えなければ、ParisのHotel Ritzなんて来なかったでしょうし、来たとしても Ritz Clubには入れませんでした。
Thank you, Peppe.
超豪華!
4日目:11月17日(月)
学会3日目の今日は竹元先生の講演があります。
時間になって大ホールの一番前に席を陣取ると、そこにはPeppeとFrancoisが。
Francois は第4回ESLO(in Brussels)の会長です。
いつもお洒落で、ねあかで冗談好きです。
竹元先生の講演でも Hiro Systemを紹介してくださいました。
僕のような田舎者にこんなに良くて下さいまして、本当にありがとうございます。
お昼を一緒に食べてから、竹元先生とPeppeは Romeに行かなければならないので、お見送り。
僕は明日の朝早くドイツに向かいますので、パリでのお土産を買いに出かけました。
竹元先生にはいつも本当に良くしていただいて、心から感謝しています。
僕の名前が! 顔写真まで!指名手配のような人相の悪さだ!!
左がローマで開業している Dr.Giuseppe Scuzzo.今年の La Festaに一緒に出場しました。
右がFrancois, オシャレです。
5日目:11月18日(火)、、、移動日
シャルルドゴール空港からフランクフルト空港までルフトハンザで行きますが、、、飛行機の出発も遅れ、さらにフランクフルト上空で旋回していて降りない。
今朝、管制塔のコンピューターがダウンしたため、飛行機がみんな遅れてしまっているらしい。
パリからフランクフルトなら300kmぐらいの筈。こんなことなら、Euro Linerにすればとっくに着いていた、、。
フランクフルトでの宿泊先は、中央駅の前のビジネスホテル。
Samsoniteを開けることが出来ないほど狭い部屋。
18日は何か大きなイベントがあるらしく、市内のホテルは全て満室。2週間前に電話をかけまくって、やっと取れたホテルなので贅沢は言えません。
DBの Central Station 前
その日の夜はSachsenhausenのレストランで伝統的ドイツ料理を食べました。
昨年、Berlinでは食べれなかった豚の塩ゆでEisbeinを初めて食べることが出来ました。
臭みも全くなく、ハムの柔らかい版みたいで、安くて美味でした。
Pilsnerです。酵母が生きているって感じで、酔っぱらいます。
明日は早いので、寝ることに。
6日目:11月19日(水)
ホテルは狭くて汚いといえども、何と言っても中央駅に近いのが強みです。
前日に調べたとおり、7時20分のInter Cityに乗ってDr.Wiechmannの町、Bad Essenに向かいます。
Inter CityでMunsterまで揺られること3時間、その間に食堂車で朝ご飯を食べました。
MunsterでREに乗り換え、さらに揺られること30分、 Osnabruckに到着です。
OsnabruckまではDr.Wiechmannの秘書のAndreaさんが迎えに来てくれました。
Osnabruck は人口約20万人、彼の開業するBad Essenは人口約8000人!!
そんな小さな町で矯正専門で開業し、毎年毎年もの凄い数の患者さんが来ています。
彼の町は僕の開業している塩尻と共通する部分が多く、都会偏重・中央思考の反対を行く考え方が僕と共通する部分が多いので、一度行ってみたいと思っていたわけです。
ドイツの誇る超特急、Inter City Express.
Tuorist Informationで列車検索から
旅券発行まで行ってくれる。
乗り場も行き先も非常にわかりやすい。
別にこれといって変わった料理ではないんですが、美味しかった。
3時間半後に彼の住む町の最寄りの特急の止まる町、Osnabruckに到着。
ドイツの町はどこもすごくほのぼのしていて、大好きです。
Andreaさんが車をとばすこと30分、Dr.Dirk Wiechmannの Officeに到着。
清潔感の溢れる、素晴らしい医院です。
矯正歯科というと、ゴージャスすぎたり、清潔感を求めるあまりに白基調で冷たい感じになっている医院が多いですが、彼のオフィスは素晴らしい。
これが彼の住む町、Bad Essen
下の写真は彼のオフィス。
3階建てで、地下もあり、過度にゴージャスすぎず、清潔でとても素敵なオフィスです。
5台のユニットが個室に配され、DirkとAssociateの2人で 年間400~500人の新患を診ているそうです。
院長室の彼の部屋の机の脇には、僕が家族でTokyo Disney Seaに行ったときの写真が貼ってある!
わおー、感激です。
僕が家族でTokyo Disney Seaに行ったときの写真が!
ラボについても彼は”Toshi, you can see everything. We are open for you.”と言って、全て説明して見せてくれましたが、このサイトでは公開するのを避けます。
未だに企業秘密といえる部分が多く含まれているので、彼に迷惑がかかるとけないからです。お見せできないのは残念ですが、どうかご理解ください。
Dr. の称号を持つ彼は、この仕事専門です。
最近、よその医院を見学に行く先生が増えています。
うちにも現在のところ、沢山の先生から見学のオファーがあり、今までは全ての先生を歓迎し、昼食、夕食に招いて交流することを楽しみにしてきましたが、、、いろんな先生がいるもので、僕もスタッフも当惑しています。
今後は Visitorは受け入れない方向で考えています。
今回のDr.Wiechmannの訪問は、フランスに行く前から「来ないか?」って言ってくれたので行けたわけです。
誰でも受け入れてくれるわけではないし、ずうずうしく無理矢理押し掛けたわけではないので 誤解なきよう。
話がそれましたが、4時間ほど見学をさせて貰って、帰りました。
間違いなく言えるのは、彼のシステムは素晴らしい、医院も素晴らしい、ソフトも、ハードも。
矯正歯科に対する彼の姿勢も素晴らしいし、Life styleもすばらしい!
彼が現在、実際にやっていることは、自分も10年ほど前に机上では完成していたことなのですが、それを実行に移す資金も、PCに関する知識も、サポートしてくれる環境も、僕らにはありません。矯正メーカーに話をしてみても、「そんな夢物語」と相手にしてくれませんでしたし、Yesか Noかさえもはっきり言わないメーカーさえあります。
目先の損得ばかり考えていて、数年後、十数年後のことを考えて話をしても受けつけやしない。
情けない限りです。
このままでは、日本は世界から置いてきぼりを食らうのは明らかです。
その夜はフランクフルト中央駅に8時半過ぎに到着。
またSachsenhausenに行って、PilsnerとAndreaさんに教えて貰ったGrun kueに舌鼓。
レストランではアコーディオンを弾くおじさんがいて、結構にぎやかでイイ感じでした。
日本でもこうゆう感じのレストランがあればいいですね。
明日の夕方の便で帰国です。
7日目:11月20日(木)
早いもので、今日は帰る日です。
パリでワインフォンデュを食べたのがず~っと昔のような気がします。
帰る前にまた、ビールをひと飲み!
Danke shoen, Dirk.Auf Wiedersehen Deutscheland!!
日本到着は金曜日の午後、松本に着くのは夜中になります。
明日朝から患者さんがギッシリです。
頑張らねば!
7月24日、ひろ矯正歯科のスタッフ全員でJALアカデミーの接遇セミナーを受けてきました。
これは元日本航空の客室乗務員をしておられた方が講師で、日頃の立ち振る舞い、言葉遣いをはじめとする礼儀作法を教えてくれる講習会で、左のように礼の仕方、立ち方にはじまり、「おはようございます」等の挨拶をする際の基本的注意事項など、かなり詳細なところまで伝授してくれ、良くないところは厳しく指導してくれるものです。
本来は男子禁制のようですが、特別にお願いして、私も一緒に話を聞いてきました。
最近耳に付くファミコン言葉(ファミレスやコンビニなどで使われている言葉)、
例えば、
「ご注文のほうは以上でよろしかったでしょうか?」、
「2000円からお預かりします。」などの言葉の乱れや、
「お連れの方はあっちでございます。」
などの尊敬語・謙譲語・丁寧語の乱れをビシビシと指摘してくれます。
午後は、右のように実際に電話を使った応対練習や、ロールプレイングで初診や急患の患者さんに対する対応の練習もしました。
私に言わせれば、今回のセミナーで教わったことは、毎週毎週、医局会/勉強会で口をスッぱくして言っていることばかりで、日頃テレビを見ている時や食事に行った時など、ちょっと気をつけていれば気づくことばかりなんですけど、、、
しかしながら、私が教えると「院長、ウザイ」となってしまって、あまり効果が出ないのですが、やはり先生が JALの Flight Attendantとなると、違います。
みんな心底感動したようで、次の日の反省会/勉強会にもみんな熱が入りました。
今後も今まで同様、患者さん方に一層喜ばれる矯正歯科を目指して、スタッフ全員をあげて努力をいしますので、宜しくお願いいたします!!
2月12日~14日、東京ヒルトンで Dr. G. William Arnett & Dr. Richard P. McLaughlinの外科矯正セミナーが開催されました。
Dr. Arnettは Californiaの Santa Barbaraで開業しているOral Surgeryの専門医(!)で、年間100 CaseものSurgeryをこなしているそうです。Dr. McLaughlinは California San Diegoで開業している矯正歯科専門医です。
Dr. Arnett
Dr. McLaughlin
一般的に、私たち矯正歯科医が頭を悩ませている問題については、口腔外科サイドの先生は詳しく理解してくれていない傾向があり、受講する前は矯正専門医 VS 口腔外科医の熱いバトルが見られるのかと期待していましたが、Lectureが始まってすぐに、両先生が非常に素晴らしい関係で仕事をされているということがわかり、矯正専門医の私としては、ただただ、羨ましい限りでした。
今回のセミナーの Main themeは Facial Planningで、Natural Head Postureにおける Lateral Cephalometricsから TVLをおろし、7 steps CTPにより分析をしてゆくもので、要旨は1999年に AJODOにすでにpublishされております。
7 Steps CTP
近年、Cranial Baseに主眼をおいた Hard tissue 主体の従来の分析方法では、さまざまな問題が指摘されています。
私たち矯正専門医は、矯正界の門戸を叩いたときから、Angleの不正咬合の分類を学び、 Angleと Caseの controversyについて考え、Tweed, Steiner, Downs, NW, Ricketts, McNamara, etc.などを矯正学のイロハとして勉強してきています。
ところが、最近、これら硬組織を主眼に置いた分析方法では問題があると私たち自身も感じており、また、Caucasianにとっては問題なしとされることが、High angleで Crowdingの著しいJapaneseには当てはまらないことが非常に多く、診断の際には得られたデーターに自分の経験を加味して modifyしているのが現状です。
ですから第三者に「なぜ、こうしたのか」と聞かれると Subjectiveな返答が出来ないことが多々ありますが、今回の Dolphin Imagingを使った分析は Caucasianのみでなく Japaneseの Normと S.D.も installされており、私たち臨床家にとっては非常に有意義なものです。
今回のセミナーで彼らが私たちと決定的に違う点は、
1,患者構成、
2,患者意識、
3,口腔外科医のレベル、
の3つだと思いました。
1の患者構成に関しては、caucasianにおいては当然ながらClass IIが多く、しかもDr. ArnettによればClass II Surgery の内訳は上顎単独5%、下顎単独15%、上下同時移動80%ということでした。
Class IIなのに上顎の advancementを行い、下顎をさらに advanceするということが多い、ということでした。
日本ではそのようなケースは非常に希だと思います。
また、Occlusal plane が Steepなので PNSを降ろして Mxを counterに回す → 下顎のForward Rotationが可能になる → Chin projectionが改善される、というcaseが多く、上顎の Impactionは行うが、set backは行わないということでした(やってはいけないというのではなく、ただ単にそうゆうケースがない、とのこと)。
これについても 14ミリ以上のcrowdingと8ミリ以上の Class IIの臼歯関係を併せ持っている事が珍しくない私たち日本人には当てはまらないな、と感じました。
また、Double Jaw Surg.を行う場合、日本では上顎を先に切り、固定した後で下顎のオペに入るということが常識ですが、Dr.Arnettは下顎を先に切って、そのあとで上顎を切るということでした。
これはいくら考えてもおかしい、上顎を先に切ってしっかり固定し、それに合わせて下顎を持っていった方が絶対に stableなのに、なぜそんなことをしているのか??と自分なりに考えてみたところ、、、PNSを数ミリ~10数ミリ下げなければならない場合、下顎のオペを先行しないと、降ろされた上顎の臼歯が下顎と干渉し、下顎のオペの邪魔になるからではないか、という結論に達しました。。
2の患者意識については、オペ時間、入院期間などが日本と全く異なるため、患者さんサイドとしても外科矯正を受け入れやすい状況にある(というよりも、Dr.ArnettはSurg.専門開業されているので、そうゆう患者さんが自然に集まる)と思いました。
3の口腔外科医のレベルに関しては、分析が0.5ミリ単位で行われていることを見ても、彼がいかに精度の高い仕事をしているかは明らかで、lecture を聞いていても Dr.Arnettの厳格な性格は伝わってきました。
0.5ミリ単位ということは、当然、治療後の評価も0.5ミリ単位で行われているわけです。
時々、顎間固定を除去したとたんに Verticalあるいは Horizontalに数ミリずれが出てしまい、その数ミリのズレをとるのに私たち矯正専門医は数年間悪戦苦闘し、それでも治れば良いほうで下手をすると一生ひきずってしまうことがあります。
そのことについて執刀してくれた口腔外科医に話しても、トラブルになるだけで解決されるわけではないので、話さない、話さないから私たちが満足していると誤解している口腔外科の先生が多いです。
日本の口腔外科医が決してアメリカの口腔外科医より劣っているなどとは思いませんし、日本には世界に誇れる素晴らしい口腔外科の先生もいらっしゃいます。
私も最近やっと素晴らしい口腔外科の先生と知り合うことが出来、そういったストレスから解放されつつあります。(その先生に御迷惑がかかるといけませんので、その先生が誰であるかはここでは紹介出来ません。御了解下さい。)
日本では口腔外科単科開業というのは余程の crazyでなければ考えられないでしょうが、日本の専門医がみな外科症例で頭を抱えているということを考えると、Dr. Arnettのような仕事をしてくれる口腔外科医が日本にもいれば、日本全国から矯正医が患者さんを連れてやってくることは間違いないと思うのですが、、。
そのためには、まず現行の保険制度を改めなければなりません。
日本は誰のために存在し、税金や保険は誰のために毎月支払われているのか、政治家達がわかっていない以上、私たちに国民に明るい未来は来ないと思います。