3月19-22日、毎年恒例の院内旅行でGUAMに行ってきました。
いつも過酷な仕事にも、誰一人文句も言わず、一生懸命、精一杯患者さんのために尽くしてくれているスタッフの皆さんに、少しばかり息抜きをして貰うために、毎年GUAMに出掛けています。
学会でも仕事でもなく、4日間100%息抜きのための旅行です。
おつかれ~~!!
以前は、僕がアメリカ矯正学会に行く時に、スタッフも一緒に連れて行っていました。
当時、どうしてもスタッフがついてきてくれず、考えに考えた挙げ句、僕がつたない英語で一生懸命海外の学会で発表して、こんなにも一生懸命頑張っているんだということスタッフのみんなに見て貰えば、少しは僕の事を理解してくれるかと思ったからです。
ところが、、、事実はそんなに甘くはありませんでした。
シカゴのAAOの時に、学会が終わった後、有給を取りたいという申し出があり、聞いてみたら全員1週間休みたいとの事。
要するにAAOが終わった後、みんなはそのままアメリカを観光したいので、休みたいというのです。
「学会で1週間診療所を閉めたあと、みんなはアメリカで遊びたいから、僕一人で帰ってきて、診療も受付も洗い物も電話も会計も、全て僕一人でやれってことね?」と、みんなに言ってみても、誰も返答なし。
その非常識な発想自体、驚きましたが、一番信じられなかったのは、その時、誰一人として反対者がいなかったという事です。
常識で考えて、そうゆう事を考える事自体が驚きです。
San DiegoのAAOの時には、ホテルの部屋に外人を引っ張り込んだり、他の医院の先生とトラブルを起こしたり等々の事件がありました。
高いお金を払って学会に連れて行っても、全くの無駄、僕の事を理解してくれるどころか、旅行気分で行って、僕の講演活動の妨げになるばかりか、院内がメチャクチャになるとわかりましたので、以来、学会に連れて行くのはやめました。
ちなみに、現在のスタッフには、そんな人はいません。
「海外旅行なんて、贅沢な!」と思われるかも知れませんが、私たちの仕事は本当にハードで、精神的にもキツイのです。
院長の僕がそう感じるということは、スタッフのみんなはもっとストレスを感じている筈です。
日頃、文句も言わず、一生懸命やってくれているみんなに、青い空と透明の海で息抜きをすることが必要ですので、皆様御理解ください。
ああ、グアムの香りがします。
みんな、おつかれさま~。かんぱ~イ。
「先生、写真撮りますよ!!」 「ン?」
皆様、あけまして おめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
地球温暖化の証でしょうか、年々、冬が暖かくなってきています。
諏訪湖は全面氷結しない年が増えてきております。
昨年は御神渡りが観測されましたが、今年は全然凍る気配さえありません。
僕個人的には、暑くてだらける夏より、寒くて頭がシャキッとする冬の方が好きですが、、大好きなバイクに乗れないのが玉に瑕。
毎年、成人式あたりにはドカ雪が降ることが多くなってきていますが、今年は、、数センチ降ったのみ。
数センチといえども、患者さんが滑って怪我をしないよう、雪かきは欠かせません。
スタッフ全員、いつもより1時間早く出勤して、駐車場の雪かきです。
駐車場が広いので大変ですが、当然ながら、超勤手当付きです。
雪が降るとみんな早く来て雪かきをするのが当たり前、サービス残業ならぬ、サービス早出という会社が殆どですが、ひろ矯正歯科ではきちんと超勤を支給しています。
雪かきは一体誰のためにするのか、もう一度、よく考えてみてもらいたいものです。
自分の住んでいる家の近くには、雪が降ると自分家の前の雪を全て隣近所に積み上げ、自分の家の前だけは「雪なし」状態になっている家があります。
また、スクールゾーンは子供のいる家庭で責任持って雪かきを、という規則もありますが、おかしいと思いませんか?
雪かきは一体、誰のためにするのでしょうか?
自分の家の前をきれいにするため?
そうじゃないでしょう。
雪かきは自分のためにするのではなく、通行している人が転ばないように、怪我をしないようにと、人のためにやるのが当たり前ではないでしょうか?
松本空港の活性化についても言いたいことが山ほどありますが、、、ボヤキは専門のコーナーに譲るとして、本年も皆様の御健康とご活躍をお祈り申し上げます。
11月8日土曜日、仕事が終わって帰る支度をしていると、
「先生、、。みんなで話があるんですけど、ミーティングルームに来て貰えませんか、、、。」
と、受付の横山さんが、呼びに来た。
みんなの方から話があると、呼びに来るなんて、一体、ナニゴト??
驚きのあまり不整脈が出ている。
心臓がバクンバクン言っている、、。
ど、ど、どうしたのかなあ、、
誰か辞めたいというのかなあ、、
最近、怒ったかなあ、、、
そう言えば、最近入ったばかりの中野さんには、ちょっと厳しすぎたかなあ、、
でも、言わなきゃしょうがないことだしなあ、、。
それとも、、、??
生唾を飲み込んで、深呼吸をしてミーティングルームに入ると、、、
パン! パン!! パ・パ・パ~~ン!! パカパカ、パッカ~ン!!
と、クラッカーの嵐。
うわっつ!! ビックリしたっつ!!
な、なっ、ななな、なんだあ?? なんでクラッカーだ??
僕の誕生日はとっくに過ぎたぞお??
何の騒ぎだ??
と思っていたら、、、
「創立記念、おめでとうございま~す!!」
と拍手の嵐。
あっ、そうか!!
11月10日は創立記念日だ!
忙しくてコロッと忘れていた!!
でも、開業して何年にもなるけど、みんなの方からこんなふうに祝って貰ったのは初めてだ、、みんな覚えていてくれたんだ、嬉しいな、、。
と思っていると、受付の中野さんが花束を持っている。
うわっつ!! 花束だ!! これはやばいパターンだ!!
みんな、僕が涙もろいのを知っているだろうに!!
これは耐えられないモード突入だぞ!!
胸にジ~ンと来るのを何とかこらえようと、他の事を一生懸命考える、、。
なんとかこらえて、平静を装い、
「ありがとう、、。」
と、花を受け取る。
すると、こんどは横山さんが何やら包みを差し出している。
「これ、みんなからです。受け取って下さい。」
「え?? ありがとう、、。」
と、受け取り、早くズラカろうとすると、
「よかったら、ここで開けてもらえませんか?」
と、笑っている。
開けてみると、、、ワインが2本入ってるが、涙目でよく見えない。
何度かまばたきをして、よ~く見てみると、、
「祝 10周年」と書かれ、なんと、先日みんなで玄関で撮った写真がラベルになっている!
この間 写真を撮ったのはこれのためだったのか!
もう1本のほうは「Congratulations 10th Anniversary」と書いてある!
おまけに、ひろ矯正歯科の商標マークまで入っている!
アカン、これはいくらなんでも耐えられないぞ、、
「ありがとう、有り難う、、。」
みんなの顔をみると、こっちを見て笑っている、、。
一生懸命、他のことを考え、早く退散することに。
「ありがとう、じゃ、おさき~~っ。」
と、ミーティングルームをあとにする。
車に荷物を詰め込んで、家路を急ぐ。
いつもどおり10分弱のドライブで家に到着。
トランクから荷物と、花と、ワインを出して玄関に運ぶ。
この時点ですでに視界不良。
居間に入ると女房と子供がいつもどおり、迎えてくれる。
「おかえり~~っ!!」と、みんなテレビを見ている。
僕は無言 「、、、、。」
女房が、「どうしたの? その花!?」
やはり僕は無言 「、、、、。」
女房「どうしたの? 目が真っ赤だよ!?、、え? パパ、泣いてんの??」
と、騒ぐ、騒ぐ。
その一言でテレビに見入っていた子供達まで起きあがって僕に注目。
みんなフリーズしている。
僕は無言のまま、涙をぬぐう。
子供達は何があったんだと、口をあんぐりあけている。
やっとのことで、「みんながさ~~、、、」
と、心の中で叫ぶが、声が出ない。
とても会話など出来る状態ではない。
「、、え~~ん、、、」
いつも一生懸命、患者さんの事を考え、少しでも良い治療を、少しでも快適に治療を受けていただけるように、精一杯駆け足で送る毎日。
勿論、僕自身はスタッフのみんなにも精一杯気を遣っているんですけど、なかなか わかって貰うことは出来ないんですよね。
開業して今年は10年目ではなくて9年目なんですけど、そんなことはどうでもいいんです。
「かぞえ」で10周年ということにしましょう。
みんなが創立記念日を覚えてくれていただけでも嬉しいのに、みんなの方からこんなに祝福してもらうとは、、開業してから今までにこんなに嬉しかったことはないです。
本当にありがとう!
このワインは、とてもじゃないけど勿体なくて、飲めないです。
お花も飾らせて頂きました。
開業当初、経済的に親の援助を一切受けれず、狭いテナントに毎日おにぎりを持参して、女房と2人で細々と開業した当時の記憶が蘇ります。
開業1周年記念日に仕事の帰りにセブンイレブンで240円で2個入りのケーキを買って帰ったら、家で女房がお祝いを用意してくれていて、その時も泣けました。
幸い、開業以来、普通では考えられないほど沢山の患者さんが来てくれていますが、今まではスタッフがついて来てくれなかった。
ちょっと注意をすると翌朝には辞表が置いてあったり、スタッフ間でイジメあってイイ子が辞めていったり、、今までスタッフのことでは本当に大変な思いをしてきました。
今現在、ひろ矯正歯科がこれほど認められているのも、僕が安心して海外に長期出張に行って来れるのも、みんなみんな、現在頑張ってくれているスタッフの皆さんのおかげです。
いつも言っているように、僕はただの船頭さんで、実際に船を動かしてくれているのはみんなです。
ひろ矯正歯科で一番偉いのは患者さん、その次がスタッフのみんな、最後は僕です。
厳しいことをビシビシ言ってもイヤな顔一つせず、僕と一緒に 一生懸命 一緒に走ってくれるみんな、本当に有り難う!。
これからも宜しく!
食事のあと、女房と