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院長日誌

  • 2010/08/27

    WBLOについて

    WBLOについて、状況説明をすべく、現在準備中です。

  • 2010/08/21

    たいがいにせい!

    私の生まれ故郷、伊勢では、「いい加減にしろ!」と言うことを、「たいがいにせい!」と言います。
     
    本来、この日誌には矯正歯科関連の事しか書かないので、矯正歯科関係者以外の方がこれを読まれると少々驚かれるかも知れませんが、かなりの Metaphorを含んでおりますので、関係者の方には、私が何を言いたいのか お察し頂けるかと存じます。
     

    食品安全委は6月、こんにゃく入りを含むミニカップゼリーの窒息の危険性について「餅に次いで、あめと同程度」と消費者庁に答申していたが、同庁は 独自に信州大に窒息事故の再現実験を依頼し、「重い事故につながるリスク要因が複数ある」との結果を受けたことから、食品安全委は、自らの答申よりリスクを高く評価した消費者庁に立腹、激怒した。
    一方、消費者庁は同委に再諮問する方針を示し、法規制するかの判断がさらにずれ込む見通しとなった。
    コンニャクゼリーに関しては、窒息死亡事故問題が相次いでいるのは周知の事実であるのに、消費者庁の泉健太内閣府政務官は、「データの蓄積なしに法規制するのは非常に難しい」などと、信じられないような発言を繰り返していた。
    このお方は、自分の家族家族が同ゼリーで窒息死亡したら、何というのだろうと思う。

    海外では、こんにゃくゼリーは禁止されてる国もあるのだから。
    コンニャクゼリーを製造販売するのは企業の自由だが、その形状が問題で何人もの死者を出しているのにいまだに販売し続けるというのは、未必の故意とも言えるのではないか。
    我が家では、コンニャクゼリーは絶対に買わないし、貰っても、食べるの禁止、人にあげるのも禁止。
    即、ゴミ箱に捨てる。
    コンニャクでなくても、同じ形状のゼリーも全て同じ。
    買う者がいなくなれば、製造も販売もされない。
     
    しかし、民主党にも、呆れてモノが言えない。
    あまりにもひどい自民党政権に愛想を尽かした日本国民が民主党に願いを託し、不可能と思われた政権交代が現実のものとなった歴史に残る1日。
    私自身も、民主党を信じて一票を投じたが、騙された。
    自民党政権の時には あれほど自信満々に声高らかに叫んでいた鳩山前総理をはじめとする民主党の各議員が、いざ政権を取った途端に今までの勢いは冷やかしか、冗談だったのかと思えるような「腰抜け」となり、政治家としての資質さえも疑うような毎日。
     
    菅直人総理は、総理の座についてすぐに消費税アップに言及した。
    運転中、車載テレビで見ていた私は、「このタイミングで消費税アップの事を切り出すとは、さすが菅さんだ、本気で日本を立て直すつもりだな」と、車を路肩に寄せ、テレビに見入り、喝采を送った。
     
    ところが、翌日。
    税金還付などと、またもや わけのわからないことを言い出した。
    そしてメディアも民主党議員も、取り巻きの殆ど全てが、「管総理の無責任な消費税発言のために民主党は大敗を喫した」、と報じているが、果たしてそのとおりだろうか?
     
    私は、消費税に言及した菅総理に責任があると主張する議員達は、例外なく政治家失格だと思う。
    消費税に言及したことが問題なのではなくて、その後の骨抜き政治に国民は不信感を抱いているのだと気付かないのか。
     
    現在日本が抱える借金や経済状況、雇用問題など、このまま行けば日本はどうなるかは、日本国民は重々承知している。
     
    菅総理が、「日本を立て直すには増税が必要です。皆さんつらいでしょうが、私たちもつらいんです。日本をこのままにしておくわけにはいかないんです。一緒に頑張ってください!」と、テレビの前で頭を下げれば、常識ある殆ど全ての日本国民は、理解と協力を示したと思うが、私の思い違いか。
     

    もちろん私とて税金は安い方が良いが、昨今の政治手法を見ていると、子供手当だとか、クソの役にも立たない形で血税をばらまき、かと思えば、人気取りのための芸能人、スポーツ選手議員を擁立したり、自民党政権の失敗の批判ばかり。
    そんな事はわかっていて政権を取ったのであるから、そんな責任転嫁な言い訳はもう聞きたくないし、本当に真剣に政治に取り組む気持ちはあるのかと失望さえする。
     
    彼らは、1兆円というお金がどれほどのお金か、本当にわかっているのだろうか。
    1兆円とは、毎年1億円使い続けても、無くなるまでに10000年かかるのだ。
    仮に、あなたが毎月100万円無駄使い出来る夢のような話があったとしても、1年で1200万円にしかすぎず、1兆円使うには、10万年かかるのである!
     
    菅さんも、「マニフェストの変更もあり得る」などと、いまだ訳のわからないことを言っていないで、本気で日本の立て直しを考えているならば、まず天下りを全員即刻解雇し、仕事をしないでもお金が湯水のように湧いて出る構造を完全に解体する。
    天下りに流れたお金は12兆円、上記の12倍なのである。
    しかも、天下り達は、年金だって私たち国民年金より遙かに多い上に、二重取りさえしているのだから、即刻辞めても生活に困りはしない。
     

    そして、雇用問題。
    政治家は、ニートやフリーター対策と称し、またもや恐るべき多額の血税をつぎ込もうとしているが、本気で雇用問題を考えるならば、そんな姑息的な方法を取らず、中国やインドなどに日本企業が工場進出するのを規制すればよい。
    日本にしか作れない高品質な製品を日本国内で生産し、国外に販売すれば、単価は高くなっても、結果的に日本に還元されるのは明らかである。
    途上国で安く製品を作って売っても、儲かるのはその企業だけで、国や国民は何も潤わない。
    コストが高くても、世界が買ってくれるようなものを作れば、日本にお金が入ってくるようになり、雇用問題も改善される。
    これが本当の日本復興になるのではないか。
    スイスや シンガポールを見習え!
     
    スイスの話が出たので、余談だが記すと、日本には世界遺産が14件も存在するのである。
    世界中の観光客を集められる魅力を持っているのに、なぜ観光客が これぽっちしか来ないのか。
    理由は明らかである。
    一つは成田、もう一つは政治。
    成田のような空港は他に例を見ない。
    外国からはるばる日本に来ても、あの不便さに辟易とするのは言わずもがなである。
    日本初の24時間空港として開港したセントレアも、海外に出るには、成田経由となることが多く、全く意味を成さない。

    それから、毎年毎年、道路を削っては舗装し直すような、見かけ倒しの公共事業・雇用創出は即刻廃止し、道路は法令で道路の耐用年数を制定し、期限内の補修工事は工事した業者に改修させ、補助金は一切出さない。
    そうすれば、土建屋も もう少しまともな道路を造るようになり、今まで湯水のように使われていた血税を借金返済や福祉に充当出来、さらに政治家との金の流れ・悪循環も断てる。
     
    ちなみに、毎年削っては埋めて、削っては埋めてを繰り返している道路工事にはいくらかかっているか?
    地方自治体分までは含めると大変なことになるので、国土交通省が管理する国道・高速道路(首都高速道路も含む)につぎ込まれる国費に限定しても、平成21年度に道路整備全体に使われた費用が、1兆3,042億円である。
    このうち、維持修繕費に使われた額は、1,314億円(事業費は2,201億円)である。
     
    この絵に描いたような天下り団体の6人の役員給与は公開されており、合計1億664万円である!
     
    一体、どうやって天下り役員を選んでいるのか?
    「○○君は、私の後輩だからOKしてくれよ」
    「○○先生は、○○会の会長だから、とおしてくれよ」
    てな声が聞こえてきそうである。
     
    念のため、私は、金が欲しくてこのような事を書いているのではないし、人の所得に嫉妬するような貧しい心も持ち合わせていない。
    御給料とは、仕事に見合った額を受け取るのが常識であり、逆に言えば、実力もない、自分で働きもしない奴が受け取るな、と言いたいだけなのだ。
     
    菅さんの話に戻す。
    何故にそんなにおどおどして、言ったことを撤回しては、次から次へと、わけのわからないことを言い出すのか。
    何をそんなに ビクビクしているのか。
    小泉政権の郵政民営化は、「あんた、大統領と勘違いしていないか?」と、これはこれで頭に来たが、菅さんは真逆でもどかしい。
    私なら、自分を犠牲にしても、政治家としての信念を貫く。
     
    「高速道路を無料にすれば、それ以上の経済効果が上がり、もとは取れるんです」と、あれほど自信満々で言っていたのなら、100km渋滞になろうが、物流が止まろうが、無料化すれば良い。
    100km渋滞しても高速道路で行くか、電車を使うかは国民が判断すれば良い話で、そこからデーターを取って問題点を拾い出さなければ、一歩も進みはしない。
    無料化出来ないのは、無料化したら収入がストップする天下り&族議員達が妨害しているのはいわずもがなである。
    私なら、即刻無料化して、その妨害した奴らの氏名も、それまでの所得の額も出所も全て公表する。
    これくらいの決意が無くて、何が出来ようか。
     
    庶民の夢である「宝くじ」も、想像したとおりであった。
    私は何年も前から、ある政治家に「おかしい、おかしすぎる」と訴えてきた。
    現在公表されているだけで、売り上げから360億円もが公益法人に、複数年に わたって助成金などの名目で流れていることが分かっているが、額からすれば、実際には、これは数十分の1、いや、数分の1にすぎないのではないか。
    日本の宝くじと同じ事を米国でやったら、即、大暴動になるのは間違いない。
     

    さて、ひろ矯正歯科の西側の国道19号は、いまだに用地買収が終わっていません。
    「用地補償のあらまし」という印刷物が配られ、拡幅事業がスタートしたのは、今から6年も前のことです。
    駐車場の必要性や、代替え地に関する事情等々、ひろ矯正歯科の資産状況まで提出し、全ての情報を国・県・市は把握しているのに、一向に動こうとしない天下り&お偉い公務員様。
    動けば金がかかる、動かなければ金はかからない、と思っておられるのでしょうか。
    だから年に1度しか、用地買収の話に来ないのでしょうか?
    それとも、窓際でお茶をすすって、自分の任期が終わって移動になるのを待っているのでしょうか。
     

     
    この側溝の写真は、すぐ近所では19号をの拡張する工事が始まっており、1年後には取り壊しになるとわかっているのに手を付け始めたという、なんとも馬鹿げた、無駄な工事の代表です。
     

     
    国も県も市も、1年後には壊すことがわかっているのに、どうしてこうゆう工事をするのでしょうか?
    こうゆうところに垂れ流すお金は、この日本からは消えることはないのでしょうか。
     
    どうか皆さん、皆さんの土地に道路が通るという話があったら、気をつけて下さい。
    「今は相場が落ちているから」という理由で、十分な補償もないまま土地を取り上げられて、残るのは借金と苦しみだけです。
    住むところもなく、毎月毎月、持ってもいない、住んでもいない土地の借金返済に追われることになるのです。
    それで返済しきれなくなったら、債務超過、一家離散、、?
     
    その頃には、担当した御役人様は配置換えになり、誰も責任は取ってくれません。
    家族のつらい泣き顔を見て暮らす地獄の毎日が待っているのです。
     
    ひろ矯正歯科は、こんな事では潰れたりはしませんが、こんな馬鹿な話があるでしょうか。
    こんなゴタゴタは、もうたくさんです。
    治療に専念して、私にしか出来ない最高の治療をしたいと思っています。
     

    そもそも、公務員とは何なのでしょうか。
    日本国憲法のもとでは、公務員は日本国憲法第15条第2項に基づき、国民全体への奉仕者であって、一部への奉仕者ではないとされています。
    また、第99条第10章最高法規)に基づき、「憲法を尊重し擁護する義務」を負うとされています。なお、日本国憲法第15条第1項では「公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。」と 規定されていますが、これは「あらゆる公務員の終局的任免権」が国民にあるという国民主権の原理を表明したものです。
    政治家を含めて、公務員のお方達は、自分たちは一般の市民よりも偉い人種なんだと勘違いしていないでしょうか。
     

    そろそろ話を締めます。
    日本は、日本国民のために存在するのであり、政治家のために存在するのではありません。
    日本の私物化、税金の私有化は許されません。
    矯正歯科学会も、然りです。
     
     
    最後までお読みいただき、有り難うございました。
     

  • 第9回 ESLO開催さる

    2010年7月7日〜11日、ロンドンにて舌側矯正専門の学会、 第9回 European Society of Lingual Orthodontics Meetingが開催されました。
    本学会から Key note Speakerとして最終日の Closing lectureを依頼されましたので、僭越ではございますが講演をさせて頂きました。
     
    また、ロンドンでは、第一回 World Board of Lingual Orthodonticsの試験が開催されました。
    私は、2005年にヨーロッパで最も権威のある矯正専門医試験、European Board of Orthodonticsを、Category 1の Growing caseも含めて全て舌側矯正で受験して合格しているため、2008年の Cannesでの ESLO meetingで、世界第1号の WBLO Trophyを ESLOの学会から公式に頂いています。
    ですから、今回の受験に際しては、「廣先生はもう貰ってるんだから、受ける必要ないじゃん、なんで受けるの?」と、国内外のたくさんの先生から言われ、ESLOの Presidentの Germain Becker先生も「Toshiは受けなくて良い」と言ってくれ、僕自身も全く同感でありました。
    今まで ESLOを world wideにしろと要求してきた人達が、今まで本気でそう願っていたなら、何故に、ESLOが Non Europeanである日本人に第1号を授与してくれた事を祝福しないのか、何故に「廣君は もう貰っているのだから、受けなくて良い」ではなくて、「もう一回受けろ」になるのでしょうか。
    さらに、EBOの categoryを、誰がどうゆう理由で modifyしたのか、何故に Category 7の Surgical treatmentが mandatoryなのかも、全く理解に苦しみます。
     
    納得いかないながらも、もし受けなかったら、「廣は受けなかった」ではなく、「廣は受けれなかった」と言われるでしょうから、意地で受けてやりました。
    試験の準備も、学会発表の準備も診療も、みんな誰かがやってくれて、自分は書類を出すだけ、原稿を読むだけ、、、だったら良いのですが、私にはそんなアソシエイトもいないので、診療も、学会の準備も、試験の準備も、全部自分でやらなければなりません。
    毎日朝から晩まで診療に追われ、診療後は疲れてクタクタ、夜はとてもそんなスタミナが無く、精神的にも体力的にも限界を超えていました。
    込み上げてくる怒りを抑えつつ、ここ半年間は毎日23時就寝、5時起床で、早朝に仕事をするという生活でなんとか準備を終えました。
    それでも、Closing lectureの Power pointを作り終えたのは、発表当日の2時間前(!)という、ギリギリでしたが。
     
    試験は、アジアから4人、ヨーロッパから4人、合計8名が受験しました。
    結果は、、、8名中、合格者は5名。
    私も合格しました。
    しかし、スッキリしません。
    問題山積のままです。

    これについては、またの機会に述べさせて頂きたいと思います。
     

    7月6日(火)
    ESLO Congressは、7月8日の木曜日から10日の日曜日まで、EBOなどの試験は通常、Congressの前に行われますので、普通に考えると、試験は7月6日、7日となります。
    試験の applicationを送った後、飛行機の予約をしなければならないので、日程を教えてくれと、何度も Dr.Scuzzoにメールしましたが、返事は梨の礫。
    飛行機が取れなくなっては一大事なので、学会の2日前に試験が行われると想定して月曜日の夜、ロンドンに入る航空券を購入しました。
    しかし、その後で貰った連絡では、試験は9日の金曜日、結果発表は10日の土曜日(学会と重なっている!)、とのことで、結局、6、7日は、まるっきり予定があいてしまいました。
    フライトを変更しようと思いましたが、ホテルの変更がきかなかったので、そのままの予定で日本を発ちました。
     
    成田からロンドンまでの機内では、一睡もせずにプレゼンの準備をしていたため、ホテル到着後、爆睡。
    夜中に目覚めては、また準備をして、また寝ての繰り返し。
    かなり疲れましたので、火曜日はホテルの近くを少しだけ散策し、昼食もホテルの近所で済ませ、また準備。
    その後は、ダブルデッカーの市内巡回バスに乗ってみました。


    Fish and Chipsと、Guinessです。
     

    トラファルガー広場の前には、ダブルデッカーがたくさん。

    乗って市内を少し回ってみましたが、、、うたた寝してしまいました。
    (バスの中などで寝るとスリに遭いますので、皆さんは気をつけてください。)
     

    7月7日(水)
    学会の準備もだいぶ進みましたので、この日は Oxfordまで半日観光に出掛けました。
    目的は、Harry Potterの舞台となった Ball roomに行くことです。
     
    Oxfordには、38もの Collegeと、6つのホールがあり、これらを総称して、Oxford Universityと言います。
    Oxfordは小さな町ですが、静かでとても良い町です。
    市の真ん中に、Christ Churchというのがあり、ここの Hallは、Harry Potterに使われています。
     

    これがあの Harry Potter で、みんなが食事をしたりする、あの大部屋です。
     


    ここは Harry達が ほうきに乗る練習をした、あの校庭です。
    Oxfordの市内を散策して、昼食はサンドイッチを買って食べ、バスでロンドンに戻って、9と3/4番線プラットフォームに行きました。
     

     
    その後、ホテルに帰ってまた準備です。
     

    7月8日(木)
    親友の Fernandoに電話をして、朝から学会に出掛けます。
     

    ここが会場の Queen Elizabeth II Conference Centerです。
    宿泊先の The Trafalgarから St. James’s Park 沿いに歩いて8分です。
     
    学会終了後、Dinnerは、ホテルの近所の Garfunkelというファミレスで、手羽先とビールで済ませ、夜はまた学会の準備です。
     

    7月9日(金)
    今日は、WBLOの試験の日です。
    重い重いトランクを引きずりながら会場まで行き、毎朝5時起きして仕上げたファイルを並べます。
    その後、試験官がやってきて、evaluationを開始しましたので、私たちは学会場に行き、講演を聞きます。

     
    その夜、Fernandoや Spainの友達と食事に行く予定でしたが、Examiner達と一緒に Dinnerに招かれました。
    「何故に僕も?」と聞くと、EBOを持っているからだとのこと。
    あまり気が進まないのですが、招待されて断るわけにもいかないので、御一緒させて頂きました。
    食事をしながら審査の結果について説明する Examinerの2人。
    何か意見は、とのことでしたので、自分の考えを率直に述べました。
    まず、今回の試験の結果は、明日の General assembly ではっきりと点数を告げて合否を発表し、Openにしなければならない、ということ。
    そして、今後の Board試験を行うにあたっては、examinerは WSLOにも ESLOにも属していない先生が務めるべきであるということ、等々。
     
    残念ながら、私の意見は全て却下され、余計な事を言うなといった感じでした。
    おかしい物をおかしい、ダメなものをダメと言って通らない、これがおかしい。
    こんなの 辞めてしまおうかな。
     
     
    Candidateの資料は学会内のガラスケースに展示されました。
     

    7月10日(土)
    朝から WBLOの集まり(EBO Lunchでなくて、WBLO Breakfast?)のため、Park Plaza Hotelに向かいます。
    Examinerから試験結果の発表や、次回直すべき点が説明されますが、不合格となった Candidateの中には、冷静さを失い、怒って帰る先生もいました。
     
    そのあと、学会場に戻り、講演の合間にたくさんの友達とお話をします。
    驚いたことに、Paris VのAlain Decker教授の御子息である Lionel Deckerさんが、ComiroというLaboratoryを立ち上げたそうです。
     
    Lionelさんとは初対面でしたが、お父さん同様、とても Friendlyで いい人でした。
    (Comiroとは、フランス語で「Hiroのような」という意味だそうです。そんな名前を付けて頂いて光栄です。)
     
    その夜は恒例、Gala Dinnerです。
     


    私は、Fernandoと同じテーブルを予約しました。

    同じテーブルに座っている人は、私と Fernando以外は全てドイツ人。
    World Cupでドイツはスペインに負けたので、Fernandoがスペイン人だと知ると、「おめえなんか、あっち行け!」と(勿論冗談です)、楽しいひとときでした。
    Dinnerも途中で、私はホテルに帰りました。
    まだプレゼンが完成していないので、、。
     

    7月11日(日)
    学会最終日です。
    私の出番、Closing Lectureの講演時間は、朝9時からですので、5時に起きて最後の準備をして、朝食を済ませて出掛けます。
    この日は、ロンドン市内はマラソンがあり、タクシー、バスなど、すべて止まっています。
    会場近くのホテルで良かった、、。
    歩いて行けない距離だったら、たいへんな事になるところでした。
     

     
    こうゆう事情なので、会場には人はまばらだろうなと思いましたが、、ところがどっこい、昨日の昼間よりたくさんの人が。
    本当に有り難いことです。
     


    講演も無事終わり、会場を後にします。

    会場前で涼んでいると、たくさんの人が話しかけてくれました。
     

    この美人の先生達は、現在 Paris Vでリンガルの勉強中だとのことです。
    この日本人の先生は、英語もフランス語も流暢で、英語もカタコトの私は、ただただ感心しました。
     

     
    次回のESLOは2012年、Frankfurtです。
     

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