受付の「ちーやん」の結婚式が5月22日、松本で行われましたので、土曜日は一日休診にして、全員で行って来ました。
おめでとう! 本当に嬉しそう。
ひろ軍団全員で!(正確には 3人足りませんが)
ウエディングケーキ、入刀!
「お父さん、、、今までありがとう、、」 ちーやん、ガンバレっ!
はやいもので、私もこの秋で50才になります。
ちーやんの結婚式に来ていた方達の2人分の年齢になるわけです。
私もお酒が入ると結構楽しくなる方ですが、披露宴は若い人達らしい賑やかな、とても楽しい結婚式でした。
N樹さん、優しそうな人ですね。
私は故郷を捨ててこの地に来て、気がつけば 32年になりますが、毎日朝から晩まで診療や学会の仕事に追われ、クタクタで、仕事のない日は身体を休めるのが精一杯。
同窓生や医局の同門の先生達は、みんな故郷に帰っちゃいましたし、家族と一緒に過ごすのが至福のひとときですので、こちらには「親友」と呼べる友達が殆どいません。
ですので、親友に囲まれた新郎を見ていると、とても羨ましく思いました。
ちーやんは、若いのに礼儀や敬語がキッチリしています。
これは、お父さんの教育がしっかりしているのに他なりません。
お父さんは、怪我のため当日は来れないと伺っていましたが、松葉杖でお見えになっておられ、お会いできて本当に嬉しかったです。
今日から新しい人生の第一歩です。
祝辞でも一言述べさせて頂いたように、N樹さんが一生懸命仕事に打ち込み、家庭が一番安らげる場所となるかどうかは、ちーやんにかかっています。
毎月の御給料を頂くときには、N樹さんに心から感謝し、食事を頂くときには、手を合わせて「N樹さん、頂きます」という感謝の気持ちを忘れないで、また、お父さん譲りの(?)ストレートで裏表のない性格で、N樹さんをぐいぐい引っぱって、幸せな家庭を築いてください。
それから、いつまでも 親を大切にしてください!
早いもので、去年のあのゴタゴタから1年が経ち、恒例の院内旅行となりました。
前夜から降り始めた雪で、出発当日は物凄い荒れ模様。
高速道路は、除雪車が低速で作業しておりまして、、
このままの状態がいつまで続くのかと気を揉みましたが、岡谷で除雪車は下線。
行けども行けども、物凄い雪です。
でも、スタッフのみんなは、すごく楽しそうで、バスの中では楽しそうな笑い声がセントレアに着くまで途絶えませんでした。
あっと言う間にセントレアに着き、4時間ほどのフライトで無事、グアム空港に到着しました。
グアムは例年より暑く感じられ、塩尻のあの吹雪が同じ惑星の同じ日の出来事とは思えませんでした。
ホテルにチェックインして、少し浜辺を散歩して、恒例の OUTBACK STEAK HOUSEで打ち上げです。
お疲れ様~~!! かんぱ~~い!! ばんざ~~い!!
「この就職難の、この不景気な時期に、グアムだなんて、不謹慎な!」と思われるかも知れませんが、私が世界で活躍出来るのも、ひろ矯正歯科がうまくいっているのも、患者さんのみなさんが安心して治療を受けられるのも、全てスタッフのみんなのおかげでなんです。
時々、かなり厳しいことも言いますが、いつも心から感謝しておりますので、スタッフのみんなには、これくらいの息抜きはして貰いたいと思っています。
翌朝は、今までで初めての試み、半日観光バスツアーに参加しました。
フィッシュアイ・マリンパークです。 みんな大喜びです。
青い海、輝く空、楽しんで頂けたでしょうか?
アプガンの砦です。 椰子の実を割った天然ココナツジュースはいかがでしたか?
スペイン広場にて。
「このアカシヤの実が、黒砂糖のような味がするんです」と、ガイドさんが言うと、勇敢にも即、味を試す しみっちゃん。
いいですね~、グアムに来たら、グアムでしか出来ないことをたくさん体験して頂きたいです。
その後は、恋人岬に。ぐっさんと、さおりんと、たまぽんは グアム3度目ですが、恋人岬は初めてだそうです。
恋人岬の展望台の先端で。 すっごい高くて、怖かったですね。
この半日観光で、みんな結構 焼けました。
例年より、暑かったような気がします。
3日目、再びアウトバックで打ち上げを
例年は、暑苦しいオッサンは、一刻も早くみんなの視界から消え失せた方が羽がのばせるだろうと、いつもは着いた当日だけ一緒に食事して、あとは帰国当日まで自由行動にしていましたが、今年は最後の夜も一緒に食事をしました。
リーフホテルのしゃぶしゃぶ・すき焼き食べ放題で打ち上げしようと思ったのですが、、、でも、しゃぶしゃぶ・すき焼きは松本でも食べれるし、、、ってことで、もう一度、ステーキにしました。
アウトバックは、雰囲気も「外国~!」って感じですし、オニオンフライも松本では食べれませんから!
ステーキというと、グアムには Lone Star Steak Houseもありますが、やはり OUTBACKのステーキは柔らかくて美味しいですね。
早いもので、もう帰る日です。 あっと言う間の4日間でした。
帰ってきてからも、「今年のグアムは本当に楽しかった」と、何度も何度も言ってくれると、私も嬉し限りです。
残念だったのは、あれほど楽しみにしていた チーやンが、体調のため来れなかったこと、それから、もっちーと、はなちゃんは、入って間がないために参加できなかった事でした。 来年は一緒に行きましょう!
思いきり遊びたければ、精一杯働く、精一杯勉強する!
やることもやらないで、遊ぶことばかり考えているのは、医療人として失格です!
よく遊び、よく学べ!
精一杯、人生を謳歌しましょう!
SIDO から帰るとすぐに、ある一通のメールを受信しました。
イタリアの Mr. Massimo Piersantiからです。
イタリアで技工所をやっているが、SIDO での私の講演を聞いて感動したので、塩尻の私のオフィスまで来て、ラボを教えて欲しいというのです。
数回のメールのやり取りで、いつもどおり No chargeで歓迎することにしたのですが、ちょうど3月に日本舌側矯正学会があるので、その時に合わせて来ることを勧めました。
日本に来るのは初めてだということなので、折角来るなら、観光もしてゆきなよ、JLOAは大阪だから、Rail passを買ってきて、広島の原爆公園や厳島神社も見て行きなよと勧めました。
京都・奈良は、来年 WSLOが大阪であるので、その際に行く機会があるでしょうから。
いつもどおり松本での宿は東急インを紹介し、松本駅から広丘駅までの電車の乗り方も詳細に説明してあったので、3月18日の朝、時間通りに彼はひろ 矯正歯科に現れました。
18日は、午前中にちょうど Indirect Bondingの患者さんと、Brace offの患者さんが入っていましたので、現在使用しているコアが如何に正確に位置づけることが出来、コアの除去も容易であるか、また、私のオリジナルプラ イヤーを使った装置撤去はどんな具合であるかを紹介しました。
技工室にて
晩御飯は、「かつ玄」で
翌日は、ヒカリヤ東にて和食を頂きました。
3日間、私のオフィスに滞在した後、土曜日は一緒に大阪に向かいました。
大阪では、お決まりの「串の坊」に。小倉の瓜生先生も御招待しました。
なんだかグルメ日誌のようになってきましたので、学会の話題に移りたいと思います。
JLOAでは、5人の invited speakerを含む6題の演題発表がありました。
最初の特別講演は、大阪で一般歯科を開業されている本多正明先生と韓国の Young Hoon Yun先生の共同発表、2題目は、六本木で ソフィア矯正歯科を開設されている島本和則先生、3題目は、竹元&Scuzzo先生の共同講演です。
島本和則先生の講演は、先生がインディアナにいらっしゃった頃のお話を含めた50年間の回顧録で、大変興味深いお話でした。
というのは、私の師である出口先生がJarabak awardを受賞された際に、私も Indiana Universityに私も呼んでいただき、リンガルについて講演をさせて頂いたからです。
また、私の臨床ではIndian Cephalometricsを現在でも使用し、医局員時代には、Standard Edgewiseを用いて Burstone の Segmental Arch Techniqueで治療した患者さんもいますので、先生が当時苦労されたお話は大変興味深く、面白く拝聴することが出来ました。
残念であったのは、本多先生のお話で、先生の日常臨床に於ける補綴のレベルが如何ほどのものかは存じませんが、講演中に「矯正の先生が○○を理解し てくれれば、、、」という言葉が 何度も何度も出てきたことです。
全てのプログラムが終了後、最後の質疑応答の座長を私が務めさせて頂いたので、その際に、座長としてからではなく、いち矯正専門医として質問ではなく、お 願いをさせて頂きました。
まず、矯正歯科治療は、その状態だけを見て治療の良し悪しを判断するのではなく、治療前の状態や治療途中の経過も考慮して頂きたいということ。なぜなら、 矯正治療終了時には、治療前の状態を考慮して、必ずしも他科的観点から評価した場合の Ideal occlusionに仕上げていないからです。
治療前に下顎前歯が見えないほどの Deep Overbiteであれば、治療後は切端咬合で終わります。そのような場合には Anterior guidanceや Canine guidanceは確保されていません。
また、II級症例に於いては、いわゆる Tweed finish、すなわち、上顎の7番を Distal tippingさせ、下顎の6の遠心辺縁隆線に、少し mesial tipさせた上顎の6番を引っかけるように仕上げるような事もあるということ、或いは、治療前に Openbiteであれば、finishは、かなり Deep Overbiteに仕上げる、等々。
私たちは、「知らないから、出来ていない」のではなく、「知っていても5年、10年、20年という永い目で見て、そうしている」ということを理解して頂き たいと、質問ではなくてお願いをしました。
もちろん、私は座長、先生は特別講演の演者ですので、失礼がないように、まず最初に賞賛し、ジョークをいれながら柔らかく申し上げたのですが、残念ながら 私の言っている意味を理解して頂けなかったようで、気分を害されたように見受けられました。
私自身、矯正歯科専門に25年の歳月が経過し、患者さんの口腔内をより良い状態に持って行くには、矯正歯科単独でなく、時には歯周病医や補綴医とのチーム アプローチが必要であると痛感しておりますが、やはり矯正歯科の学会でお話をされる際には、矯正のことをもう少し理解して頂きたいと思いました。
竹元 & Scuzzo先生は、いつもと同じ STbと LSWAのお話でしたが、質疑応答も終わらないうちに会場を去られたのでしょうか、おみえになりませんでした。
時期 JLOAは11月3日です。
皆様、ふるってご参加ください。