恒例の良い歯を守る相談会が塩尻市の保健センターで行われました。
私は2年間、会計を努めましたが、今年は副に昇格(?)、、忙しいので、勘弁して欲しいんですけど、、。
相談会に出ると、毎年、色々と思うことはあるのですが、僕が言って改善されるものかどうか、、言っても無駄でしょうね。
僕が長に昇格(?)したら、少しづつ変えてゆきたいと思います。
塩尻市保健センターにて
相談会終了後は、医院に戻らずに、スポーツ公園でスタッフ全員でバーベキューをしました。
日頃、みんな文句も言わず、患者さん第一に本当によく頑張ってくれていますので、少し息抜きです。時期的にちょっと寒かったですが、やはり屋外でバーベキューは最高ですね。
おーい、写真撮ってるってばっ!
こっち向いてくれ~~!
例年どおり、春分の日に日本舌側矯正学術会例会が京都リサーチパークで開催されました。
会場の京都リサーチパーク。周辺に食事の出来るところが少なく、非常に不便!
僭越ながら、依頼講演で舌側矯正のボンディング・テクニックについて講演させて頂きました。
1996年に日本矯正歯科学会雑誌で Resin Core Indirect Bonding Systemを紹介してから、たくさんの先生や技工士さんが coreを removableにしたり、容易に除去が出来るように工夫して modifyしておられます。
私自身、これら modifyされたtechniqueをいろいろと試してみましたが、trayの適合が良くなかったり、lab. workが複雑になっていたり、trayが大きくて臨在歯に干渉したり等々、イマイチで、得たものより失った物のほうが多いように思います。
私自身は現在、日矯歯誌に紹介した原法に戻っています。
Lingualの Indirect Bondingに関する講習会を再度開いて欲しいという要望が多く、現在、検討中です。
御希望の方はメールにてお問い合わせ下さい。
学会の前日は、京都で開業しておられる岡本先生が食事に招待して下さいました。
岡本先生とは2002年、Berlinで開催されたEuropean Lingual Orthodontic Congress で知り合いました。
ベルリンの学会の後、Associateの松岡先生と御二人で、はるばる塩尻まで見学に来て下さいました。
岡本先生は大阪歯科大学卒業後、UCLAの顎咬合科に留学されていた先生で、現在、医療法人奨和会の会長でいらっしゃいます。
「よく遊び、よく学べ」のお手本のような先生で、一緒にいるとネアカでとても楽しいのですが、実は学ぶところが非常に非常に多い先生です。
この日は京都・祇園で本物の京料理を御馳走して下さいました。
一見さんお断りのお店で、岡本先生が連れていってくれない限り、僕のような平民は暖簾をくぐる事さえ出来ません。
味のほうは、43年間の僕の人生で、一番最高に美味しかったです。
横にいる女性は、岡本先生の患者さんでもあり、モデルさんです。現在舌側矯正中です。
手前が、生き字引の吉川先生です。
お二人とも、僕のような田舎の町医者にしてみれば、雲のまた上の先生です。
岡本先生、お忙しいのに御接待して下さいまして、有り難うございました。
ドイツの矯正歯科学会雑誌であるInformationen aus Orthodontie & Kieferorthopadieに私の論文が掲載されました。
この学会誌はアメリカで言えば American Journal of Orthodontics and Orthopedicsに相当する、極めて権威のある重要な学会誌です。
こんな権威ある学会誌に僕のような田舎者の論文が掲載されて、しかも世界屈指の著明な先生方をさしおいてトップページから10ページにわたり掲載されるとは、まさに感激です。
要旨は Takemoto Lingual SWAを用いて行った治療結果の報告です。
毎朝早起きして一生懸命書いた甲斐がありました!
1人でも応援してくれる人がいる限り、これからも一生懸命頑張ります!!
Informationen aus Orthodontie & Kieferorthopadie,Vol.35 No.4, 249-258, 2003
http://www.thieme.de/iok