私の考案したボンディング・システムについて、もっと詳しく知りたいという要望が多く、Ormco Japan のバックアップを得て、東京の全共連ビルに於いて One day Seminar を開催しました。
セミナーでは、シリコントレーを使った従来法との比較、TRAG、CLASSの説明とともに、Hiro System の Advantage について説明しました。
また、最新の material を使った Lab. work について紹介し、成功への Key point等を詳細に説明するとともに、実際に口腔内にボンディングを行う手順をビデオにて紹介しました。
日本矯正歯科学会が終わったばかりで、先生方皆様お忙しいはずですのに、北は北海道から南は鹿児島まで、私などよりずっと矯正のキャリアが長い大先輩の先生からアメリカ帰りの先生まで、総勢100名近い先生方が参加して下さいました。
皆様、遠いところ、本当にお疲れさまでした。
私の考案した新しいボンディング・システムを Dr.Takemoto, Dr.Scuzzoらがmodifyし、bracketが脱離した際にも再接着出来るように改良しました。
このことがイタリアの歯科雑誌 Ortodonzia Tecnica No.1, page24-27 に掲載されました。
Authorは、DT.Stefano Della Vecchia, Dr.K.Takemoto, Dr.G.Scuzzo, Dr.N.Cirulliと私です。
ヨーロッパにおいても、舌側矯正の拡大とともに、新しいボンディング方法が急速に拡大しつつあります。
2000年12月、私の考案した新しい矯正装置のボンディング・システムが特許庁に特許として認定され、日本国内における特許権を獲得しました。
また、2001年1月には、アメリカ合衆国に於いても特許として認定されました。
現在、他の主要先進国にも出願中です。
特許権は、お金を稼ぐためではなく、見よう見まねの粗悪な仕事を追放し、舌側矯正のレベルアップにつながるように活用したいと考えています。