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2023/09/13 19:38
投稿者:まろん
[xxx.87.112.176]
私は4年前に出っ歯を治したくてワイヤー矯正を始めました。
現在は矯正はほぼ終わり夜寝るときだけマウスピースを付けています。
顎が小さかったので、歯を引っ込めるために上の歯2本、下の歯2本の計4本を抜歯しました。
ワイヤー矯正をしてからどんどん顔が伸びていきました。
歯を抜きすぎてしまったのかなと今になって思います。
上の歯と下の歯を噛み合わせたときに、上の歯が下の歯にかぶらずに同じ高さの噛み合わせになったりしました。
矯正終了してもその噛み合わせは変わることがないままでした。マウスピース矯正になったので自分で付ける時間を調節して、今は上の歯が下の歯にかぶさる噛み合わせになりました。
また、矯正する前まではなかったのですが、矯正が終わってから上の歯の犬歯をよくみたら、黒くくすんでしまっていました。そのことを先生につたえたら、衝撃が加わったときに神経が死んでしまって黒くなることはある、治したかったら直せますと言われました。 普段の食事や何らかの衝撃が加わってなってしまったのかもしれませんが、個人的には矯正ワイヤーを取り外すときの衝撃が原因なのではと疑う気持ちがぬぐい去れません。
また、下の歯に縦線(亀裂?)入っていました。もともと入っていたのかもしれませんが矯正したからなのかと思ってしまいます。
矯正をして歯並びは良くなったので良かったと思います。
ですが、頬が痩け、また面長になってしまったので、鏡で自分の顔を見ては落ち込みます。
セカンドオピニオンをして顔を短くはできないでしょうか?
歯を抜いてしまったからもうできないですか?
お忙しいと思いますが、教えていただきたいです。
よろしくお願いいたします。
まろんさんへ
はじめまして。
老け顔になったのは、矯正治療が原因であると特定するのは、かなり難しいと思いますが、治療前と現在の資料を知識と経験豊富な専門医が見れば、わかることがあると思います。
一度、日本矯正歯科学会の臨床指導医の先生のところに行かれたほうが良いと思います。
まずはそこから始められてはいかがでしょうか。
- ひろ矯正歯科 院長 -
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2023/09/12 02:11
投稿者:みりん
[xxx.166.13.193]
はじめまして。
去年からインビザラインを始めて、最後のマウスピースを付け終わったところなのですが、明らかに並んでない部分があります。
ドクターからは最後のマウスピースを使って、少しづつ圧をかけて引き続き治療をしていきますというお話でした。
マウスピースにCRを盛って1週間装着、並ばなかったのでまたCRを盛り1週間と使っているのですが、素人の私としてはこのような治療ではいつまで経っても並ぶ気がせず...。これは通常の治療なのでしょうか。
忙しいのか説明がほとんどなかったり、最後のマウスピース終了後「まだ気になりますか?」と聞かれたり、不信感しかなく、その医院に行くのも億劫です。転院も考えているのですが、どのように動いたらいいのか分からず、日々もやもやしています。よろしくお願い致します。
みりんさんへ
はじめまして。
並んでいる、いないという問題以外に、歯の位置・角度、歯槽骨から根が飛び出していないか等々、今やっていることが矯正学的に問題ないのかどうか調べた方が良いと思います。
お住まいの地区には日本矯正歯科学会の臨床指導医の先生がたくさんいらっしゃいますので、早めに相談に行かれた方が良いと思います。
- ひろ矯正歯科 院長 -
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2023/09/10 10:27
投稿者:たくママ
[xxx.154.232.178]
1日に何度も投稿してすみません。
先ほどお電話があり、スタッフの手違いで請求してしまったとの事でした。
今回息子に関して請求はないそうです。
色々腑に落ちない点はありますが、不問にしたいと思います。
先生のアドバイスを参考にして、他の先生にも一度診察してもらおうと思います。
インターネットを通じて、専門の先生にご相談できた事に、感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
たくままさんへ
カルテは歯科医師が書き、通常は保険点数まで書きますので、スタッフが間違えたのではなく、その先生がヤバそうだと思って、請求を取りやめ、スタッフのせいにしているのではないでしょうか。
- ひろ矯正歯科 院長 -
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2023/09/10 07:58
投稿者:たくママ
[xxx.154.232.178]
ご回答ありがとうございます。
翌日に治療しない事を伝えたところ、やはり検査と診断料で41,600円の請求がありました。
診断結果を聞いた日に「下の装置はいつでも入れられるので、次回の予約を」と言われていましたが、「考えてからにします」と帰ってきたからか、装置の請求迄はされませんでした。
きっとこの時に次回予約をしていたら、請求されいたのではないかと考えています。
初診から同意書を書くときまで (ここにも不信感があります)、一度も費用の説明もなくと、不信と不満を伝えたところ、、こちらが心配になる回答がありました。
これは行政に伝えようかと迷っています。
今回の件で、歯科治療が怖いと感じていたんですが、先生の回答を読んで安心できました。
矯正治療は息子に合うかどうか分からないですが、現状の歯の事を考えると何もしないわけにもいかないので、ダウン症の矯正治療で、「身体と精神面も考慮して相談できるか」を肝に、探してみようと思います。
自治体にも確認してみます。
先生、本当にありがとうございます
たくママさんへ
保険診療は、「診療報酬」であり、診療をしたことに対する報酬ですので、予約をしていても、していなくても、これから行う予定の診療の費用を請求されることはありませんし、支払う必要もありません。
その医院は、保険で請求して、自費でも2重にお金を取っているのではないでしょうか。
- ひろ矯正歯科 院長 -
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2023/09/09 03:36
投稿者:たくママ
[xxx.154.232.178]
学校の検診結果に基づいて、歯科受診したところ、矯正歯科を紹介されました。初回に検査をして頂き、一ヶ月後の昨日、診断結果を聞きに行きました。息子はダウン症です。保険適用になるとの事でしたが、障害者であること等考えると保険を使ってまで矯正する事に躊躇いもありますし、そもそも矯正治療する事でストレスを掛けることが心配です。
その事もお話ししたんですが、型とりをして、歯科衛生士さんに簡単な説明を受け同意書を出されてサインしました。
でもやはり断ろうと思います。
同意書にサインしてした翌日の治療取り消しですが、キャンセルに際して、医療保険から私の方に装置代など全額の請求がきたり違約金等かかりますか?検査、診断料は仕方ないかなと考えています。
同意書の下の方に、患者様都合で治療中断した場合は、保険医療機関から保険者へ受け取っていた(例)7割分の診療報酬を返還し、治療を中断する事を報告する必要があります。その為、保険者が支払っていた(例)7割分の診療報酬を患者様から当院にお支払いして頂きます。お支払いは、初診から直前までの全ての診療日が対象になります。と書かれています。
ここでは(例)として7割とありますが、息子は受給者証は重度心身障害です。
たくママさんへ
はじめまして。
ダウン症の患者さんの矯正治療は保険診療です。
自費治療では無く、保険が使えるのは有り難いことなので、「保険を使ってまで」という意味が理解出来かねますが、矯正治療を受けるか受けないかは、歯のことだけでなく、全身的なことや、精神的な負担も考慮して考える必要があると思います。
矯正治療を受けるなら、そういったことも考慮してくれる先生が良いと思います。
また、保険で矯正治療をしていて、「治療中断の場合、7割分の診療報酬を患者側が医院に支払う」というのは、聞いた事がありません。
仮にそれが正しいとなると、2年、3年と治療を受けていたが体調不良等で矯正治療を継続出来なくなった場合、それまでの7割分を患者が医院に支払えということになるのでしょうか?
その先生の言っていることはおかしいと思います。
障がいのある患者さんには、例えば長野県の場合、受給申請をしておくと、矯正治療の際の自己負担金が3割負担では無く、上限500円となります。
これは県単位によって違うかも知れませんが、私が調べた限りでは、お住まいの地区の場合、510円ではないでしょうか(間違っていたらすみません)。
お住まいの都道府県の保健福祉部、および、市の健康保険課に電話して聞いてみたほうが良いと思います。
- ひろ矯正歯科 院長 -
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2023/09/08 22:42
投稿者:なな
[xxx.159.119.212]
下顎の7番の抜歯についたら質問させていただいたものです。
お返事ありがとうございます。
私も不安になり廣先生がリンクを貼ってくださったサイトから以前検索したのですが、もう一度検索してみてもやはり臨床指導医と記載されている先生でした。
他の医院の臨床指導医の先生の先生にも一年ほど前に相談には行ったのですが、元の医院の先生ときちんとお話しされた方がいい。矯正はできれば一つの医院でやった方がいいとのことで、具体的な治療方法についてはお話ししてもらえませんでした。
やはり他の医院で診断してもらうには、転院するつもりで、現在の医院に転院を考えていることを伝えて、資料やらを揃えてセカンドオピニオンを受けないと難しいのでしょうか?
通院中の医院でかわした誓約書で自己都合での治療の中断、転院には一切返金致しませんという記載にサインしてしまっています。
その辺りの不安もあり、なかなか転院に踏み切れずにいます。
ななさんへ
治療を受けた部分は支払う必要がありますが、治療を受けていない部分に関しては支払う必要は無く、返金して貰うのが当然です。
転居や信頼関係の問題などで、転医が自己都合であっても同じです。
日本臨床矯正歯科医会のホームページを御覧下さい(私はすでに退会しましたが)。
またその先生が日本臨床矯正歯科医会の会員であるかどうか調べてみて下さい。
一旦支払った費用はいかなる理由があっても返金しません、というのは、非常識で悪徳歯科医だと思います。
その先生に日臨矯のHPを見せて、きちんと納得のいく料金精算をして貰った上で、他の専門医のところに転医した方が良いと思います。
またセカンドオピニオンを受けるのに必要なレントゲンなどは、その先生が撮られると思いますので、今の先生が持っている資料は無くても問題ないと思います。
- ひろ矯正歯科 院長 -
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2023/09/04 19:16
投稿者:あさ
[xxx.171.113.82]
はじめまして。相談させていただきます。
2019年に左上7番(20年前に神経取り治療済み)が二次カリエスになりトライセクションしました。最近みてもらうとまた虫歯になっていたみたいで将来的にこの歯を残してもメリットがないと一般歯科で抜歯宣告されました。
それはもう仕方ないので7番抜歯し隣に親知らずが真っ直ぐ生えているので抜歯後8番をもっていける可能性があると知り、日本矯正歯科旧専門医の所にカウンセリングにいきました。
レントゲンを撮ってもらうと上下非抜歯で上歯列はブラケットと食いしばり癖があるので下歯列はマウスピースの併用をすると効果的です。との事でした。
私の歯は乱杭とかはないのですが上前歯左右1番だけ横から見ると出ています。
先生は、私の45歳の年齢を考えると非抜歯のほうがいいと判断されたみたいです。
私も非抜歯がよかったのでちょうどいいと思ったのですが調べてみると歯肉退縮が進むやら歯髄壊死しやすいなど書かれてて どれが本当なのかわからなくなってきました。
上はブラケット下インビザラインなどの併用矯正はよくあるものなのでしょうか?ネットなどでみてもそんな方いないので不安になりお聞きしました。よろしくお願い致します。
あささんへ
はじめまして。
私はアライナーはやりませんし、上だけリンガル、下は通常の外側という治療もしませんが、専門医の先生でも最初はブラケットを付けて治療して、途中からアライナーに変えるとか、上下違う装置で治療される先生もたくさんいらっしゃいます。
その先生が日本矯正歯科学会の臨床指導医の先生で、きちんと説明して下さっているのであれば、問題ないのではないでしょうか。
おそらくアライナーで下顎歯列全体を固定源として、8番を近心移動するという事だと思います。
- ひろ矯正歯科 院長 -
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2023/09/04 03:04
投稿者:なな
[xxx.159.119.212]
はじめまして。
現在通院している矯正歯科について、不安なことがあるため相談させていただきたく、メールいたしました。
恥ずかしながら子供の頃から虫歯が多く、学生の頃に失活歯になってしまった歯が数本あり、そのうちの一本がついに保存するのが困難とのことで抜歯するならブリッジやインプラントよりも矯正をしたいと思い矯正を決めました。
現在、一般歯科から紹介された矯正専門歯科に通って一年半
になります。親知らずはすでに4本とも抜歯してありません。
右上の6番が歯根破折、右下7番もおそらくレントゲン的に亀裂が入っている状態だと一般歯科で診断されました。
現状は上顎左右6番を抜歯し(歯根破折と失活歯)、7番を近心移動して隙間を閉鎖中。ほぼ閉じてきてます。下顎は上顎がある程度動いてから抜歯すると言われました。
下顎の抜歯箇所は状態が悪い右下7番と、左下5番だと思って治療を受けていたのですが、通院から9ヶ月ほどした時に下顎の抜歯は左右5番にすると先生から告げられました。
私が認識していた箇所と違うため、帰宅後電話をし今一度、お話しする時間をとって欲しいと言ったのですが、受付の方に先生はきちんと診断してるのでと取り合ってもらえず、紹介元の一般歯科の先生に相談し、その先生から頼んでもらい、やっと説明の時間をとっていただけました。
その時の説明では前歯の重なりが大きいため、下顎の右7番抜歯だと十分に隙間を確保できない可能性が高い。下顎右7番を仮に抜歯するとしても、左も7番を抜かないと5番だとかなり大きさの違う歯の抜歯になるため、噛み合わせが上手く作れない。その場合は奥歯の遠心移動は3mmずつの合計6mmが限界だから前歯を並べて少し下げるスペースが足りない。
なので左右共に5番抜歯しないといけない。ただ私の場合、元々上顎6番抜歯という選択をしてるイレギュラーなケースなので、もう数ヶ月様子を見てレントゲンを撮ってから抜歯箇所の最終決定しようと言われました。
そして、数ヶ月後やはり下顎は左右の5番抜歯が望ましい。7番は使えるところまで大事に使いましょう。と言われたので、一旦は納得しました。
しかし、先月下の歯にブラケットがついに付いた時に5番に付いていて、7番に付いてなかったので何でかな?と思っていたのですが、いつも衛生士さんが作業をして、先生は椅子を倒されてる時にチラッと口の中を確認して起き上がった時にはいなくなっていることがほとんどなので、疑問が解決できませんでした。
通院開始からこのスタイルで基本的に先生とコミュニケーションが取れないのことが多々ありました。
そして最近になり、右下7番が痛い日があったので、そのことを衛生士さんに告げると、その歯抜歯予定の歯なのでとカルテを見ながら言われたので、左右5番じゃないんですか?と聞くと、両方7番ですよ、と言われました。
その後、先生も来られたので、以前スペースの問題で下顎は左右5番とおっしゃってたと思うのですが…と聞くと、いや右下の7番は元から一般歯科でもできれば抜いて治療してということだったでしょう。左下の7番も神経がない歯だから、神経がある5番じゃなくて左右ともに7番を抜歯です、と言われました。
それで下顎の前歯も並んで噛み合わせも整うんでしょうか?と再度聞くと、選択肢が限られてるからこれでやるしかないから仕方ないね、といったような返答ですぐにいなくなってしまいました。
私的には歯根破折の可能性のある右下7番と失活歯の左下7番で治療できるなら左右5番の抜歯よりはいいかもしれないと思ったのですが、こんなにコロコロ診断が変わるものなのでしょうか?
そもそも下顎左右7番抜歯という診断は大丈夫なのでしょうか?
一般歯科のかかりつけ医からの紹介で、さらに矯正の先生も臨床指導医の資格をお持ちでなのですが、以前から先生と一度も会わずに終わる調整日があったり、診てくれたとしても口内を少し確認して私が横になってる間に離席するなど、コミュニケーションがとれなくて不安でした。そしてここにきていきなりの診断変更とこのまま治療を進めてもいいのか心配です。
わかりにくい文章で申し訳ありません。
ひろ先生の考えをお聞かせていただきたいです。
よろしくお願い致します。
ななさんへ
はじめまして。
読ませて頂いて、その先生は本当に日本矯正歯科学会の臨床指導医の先生なのか疑問に思います。
この中にその先生の名前はありますか?
歯根破折、根尖病巣、歯周病の状態などによって抜歯予定の歯が変更になることは無いとは言えませんが、治療前にきちんと検査をして、診断をしていれば、抜歯部位がそんなにコロコロ変わることは無いと思います。
抜歯をする前に、上記リンクに載っている他の日本矯正歯科学会の臨床指導医の先生のところに相談に行かれた方が良いと思います。
抜いてしまった歯は元には戻りません。
- ひろ矯正歯科 院長 -
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2023/09/01 14:19
投稿者:しろ
[xxx.66.224.108]
はじめまして。
矯正専門医院で検査を受けました。
7歳の子供が下記のような反対咬合です。下の前歯2本のみ永久歯が生えています。
片方の親が受け口です。
〇上顎も下顎も標準より後方で、上顎のほうがより小さい。
〇前歯6本が反対。
〇上の前歯が舌側に傾斜している。
〇上下の前歯を接触することは可能。
現時点では、横顔がしゃくれているようなかんじはあまりないです。
治療計画は、まずは前歯の噛み合わせの正常を目指し、それから上下拡大床+上顎前方牽引装置を使うということでした。
こちらで他の方の相談に対する先生のご回答に、「非常に重度な骨格性の反対咬合で、上顎骨の後退が認められる場合は、上顎前方牽引装置を使うことはありますが、非常に稀です。」とあるのを拝見しました。
①反対咬合で上顎の成長不足があっても、非常に重度な場合でなければ、牽引装置は使う必要はないのでしょうか。先生が稀にしか使われない理由も教えていただけるとありがたいです。
先生ならどういった装置を使われますか?
②上顎前方牽引装置を使う年齢について。10歳以降でも効果は期待できるのか、下顎の成長抑制になるのか。
どうぞよろしくお願い致します。
しろさんへ
はじめまして。
下顎前歯2本のみが永久歯で上顎はまだ乳歯であれば、まだ治療のタイミングではないと思います。
現時点で切端位が取れるのであれば、上顎前歯が永久歯に交換する際に前歯部反対咬合が自然と治ってしまうことが考えられます。
上の前歯が永久歯に交換しても、前歯部が反対咬合でしたら一期治療が必要ですが、レントゲンを撮って上顎前歯の歯根がほぼ完成してから、治療は上顎前歯の唇側移動を行いつつ、下顎の成長抑制を行うようになると思います。
お父さん、お母さんが著しいシャクレ顔で、遺伝的要因が非常に強く、すでに著しいシャクレ顔になっているのであれば、その年齢からチンキャップや上顎前方牽引装置などを使うことはありますが、稀です。
私が上顎前方牽引装置を殆ど使わない理由は、効果が得られにくいということ、チンキャップで骨格的な問題を解決出来る事が多い、ということです。
ただし、絶対使わないというわけではなく、著しい上顎劣成長+下顎過成長の患者さんにおいては、上顎前方牽引装置を改造してチンキャップと併用して使っている患者さんもいます。
私なら拡大床は使いません。
永久歯の生える隙間が足りないから、アゴを拡げないといけない、と言って拡大床を使う先生が多いですが、拡大床では歯が動くだけでアゴの骨は拡がらないことが多く、側方歯群が永久歯に交換した後、結局抜歯が必要になることが多い、あるいは永久歯が生え替わって抜歯が不要な場合は、拡大床を使わなくても元々非抜歯症例である、ということが多いです。
身体が大きくなるときに、アゴも成長しますので、拡大床の使用自体が無意味なことが多いです。
上顎の臼歯部が狭窄していて、上顎骨の拡大が必要な場合には、急速拡大装置を使って、確実に上顎骨を拡げます。
成長のピークは男の子で 14才前後、女の子で 11才前後であり、この時期は下顎が前下方に成長してくるので、要注意の時期です。
男の子であれば成長は 17〜18才位まで、女の子であれば 15〜17才位まで続きますが、骨格性下顎前突の患者さんは、晩期成長と言って、いつまでもジリジリと下顎の成長が続くことがあり、成長のコントロールをしているにも拘わらず、最終的に外科手術が必要になることがありますが、文面を読ませて頂いた限りでは、その心配は無いと思います。
- ひろ矯正歯科 院長 -