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2021/09/21 05:44
投稿者:M
[xxx.13.95.16]
院長先生
矯正治療法の種類に3D-LSTと言うものがありますが、特許取得のためか独特(ユニーク)で歯科医や治療を受けた患者の感想や意見を知れることが少ないように思います。
この矯正は痛みのない、歯根吸収がないというのが売りのようです。本当に痛みがなくかつ歯根吸収が起きない歯列矯正はあるものだと信じて良いものなのか判断しかねます。
そこで、矯正歯科医の視点で利点や欠点、3D-LST治療が相応しいと思われるのはどんな症状の患者か、その他意見をお聞きしたいです。最後にお答え可能な場合教えていただきたいのですが、院長先生だったらこの方法で治療しますか?
Mさんへ
はじめまして。
歯根吸収は世界中の矯正医にとって頭の痛い問題で、どんなに気を付けて矯正治療をしても著しく吸収してしまうこともあれば、移動量が大きいのに殆ど吸収しないこともあります。
過大な矯正力や、外傷既往のある歯、内分泌疾患や、インドメタシンの含まれるお薬の内服などは歯根吸収の原因となる事がわかっていますが、これらの場合も必ず吸収するというものではありませんし、該当していなくても著しく吸収してしまうことがあります。
お尋ねの件については、ネットで検索すると、その先生が容易に特定出来てしまいますので、お答えを差し控えさせて頂きます。
その先生に直接説明をして頂き、治療を受けるか受けないかは御自身で御判断ください。
- ひろ矯正歯科 院長 -
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2021/09/19 01:39
投稿者:らむね
[xxx.123.122.222]
度々相談してしまいすみません。
噛み合わせが深くて当たりが強い右3番を治してもらえないまま矯正の最後に使うパワーチェーンをつけると顎が左にズレてしまいました。
顎がズレていると気づくまでに3回くらい調整日があり、右下の6番と4番の装置の位置を変えゴムで止めてもらうと右下の歯列が内側に凹む?傾斜?してしまい正中が少し左にズレ左右非対称の見た目、噛み合わせの歯並びになってしまいました。
他の歯に悪い影響を与えず内側に傾斜している歯列を治して左右対称にする方法はないのでしょうか?
先生からは右下の歯列を削って被せ物を勧められ怖くて通院できなくなり転院を考えています。
ですが、転院やセカンドオピニオンについて調べると他の先生の治療に意見をして面倒事にならないために断られたり曖昧な事しか言われないと書いてあり悩んでいます。
気になったのですが、中途半端な歯並びの状態で装置を外して現在のクリニックでの契約を終わらせて、新しい場所で全額支払って再矯正する事を転院というのでしょうか?
らむねさん
はじめまして。
転院とは、何らかの事情で最初の治療を開始した医院とは違う医院に行く事を転院と言います。
「何らかの事情」には、お引っ越しや、医師ー患者間の信頼関係の崩壊など、いろんな理由があると思います。
治療中に転院される人もいれば、保定中に転院される方もいらっしゃいます。
お尋ねの左右非対称を治す方法ですが、下顎は左右に動く構造になっておりますので、診てみないとなんとも言えませんが、文面を読む限り、削って被せるというのはナンセンスだと思います。
削った歯は元には戻りませんよ。
そうゆう事を平気でする先生は、被せ物もいい加減なことが多いと思います。
「中途半端な歯並びの状態で装置を外して現在のクリニックでの契約を終わらせて、新しい場所で全額支払って再矯正する」というのは、らむねさんがそれで構わないなら良いでしょうが、中途半端な状態で装置を外すのであれば、治療費を全額支払う必要はないと思いますよ。
- ひろ矯正歯科 院長 -
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2021/09/13 16:38
投稿者:りん
[xxx.118.228.200]
リテーナーについて素人の私にも分かりやすくお教え下さりありがとうございました。
固定式で違和感が少ないリテーナーを採用されている歯科医院があるとは、患者にとってはとても有難いです。
矯正は開始する時にはリテーナーの事にまで頭が回らなかったですが、次回矯正をする時にはひろ矯正歯科さんの様なリテーナーの事にまで真剣に考えて下さる先生にお願いしようと思いました。この度は本当にありがとうございました。
りんさんへ
お返事ありがとうございました。
僕自身が矯正治療を何度かやり直して、装置もいろんな物を使いましたので、患者さんにとってなるべく苦痛の少ないものを、少しでも良い物を、と、いつも考えております。
またお困りでしたら御相談下さい。
- ひろ矯正歯科 院長 -
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2021/09/07 21:16
投稿者:すー
[xxx.0.74.135]
お返事ありがとうございました。
パラタルアーチのためにはバンド装着が必要なのですね。
2本だけなら我慢できる気がします。6本はちょっと…
短い期間でもお世話になった先生に返金してもらい転院するのは勇気がいりますね。次回の通院までに近所の矯正歯科をいくつか回ってみようと思います。
長野にお住まいの方が羨ましいです。
すーさんへ
おっしゃるとおり、転医は勇気というか、思い切りが必要ですね。
不信感から転医したけど、新しい先生はもっと信頼できなかった、という例もありますので、慎重になさってください。
- ひろ矯正歯科 院長 -
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2021/09/07 20:50
投稿者:すー
[xxx.0.74.135]
お返事ありがとうございました。
パラタルアーチのためにはバンド装着が必要なのですね。
2本だけなら我慢できる気がします。6本はちょっと…
短い期間でもお世話になった先生に返金してもらい転院するのは勇気がいりますね。次回の通院までに近所の矯正歯科をいくつか回ってみようと思います。
長野にお住まいの方が羨ましいです。
すーさんへ
ひろ矯正歯科では、トランスパラタルアーチを接着式で作製して使用することもあります。
その場合はバンドは不要になります。
なるべくバンドは使いたくないですね。
- ひろ矯正歯科 院長 -
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2021/09/05 11:04
投稿者:LEMON
[xxx.178.137.145]
廣先生、先日はご回答ありがとうございました。2021/08/24 15:19に質問①を投稿した者です。
歯列模型の貸し出しを申し入れたところ、「貸せない」と矯正医が言っていたので貸せない。と受付兼務の衛生師から言われてしまい愕然としています。自分で医師に話をしてくれ、とのことでした。
これまでもずっと埒が開かないやり取りをする医師だったので、私が言っても「ダメ」の一点張りになることが目に見えています。(口うるさい患者と思われており、医師が頑なに拒んでいるように感じます。このようなお医者さんが存在することが信じられません...。)
自分の歯のデータなのに、この様子では転医が決まってもデータをもらえないのではないかとさえ思い不安です。
最悪、歯列模型を破棄・破壊される可能性もあります。
【質問】
・患者に矯正前のデータを渡さないというのは法的に許されるのでしょうか。
・一体どうすればデータをもらえるのでしょうか。(転医先の医師から前医に申し入れてもらう、弁護士を雇う?その他良案があればご教示願います)
【この後どの選択をするべきか】
・なんとしてでも歯列模型を手に入れて再矯正をする
・歯列模型無しで再矯正をする
・5年くらいかけて歯が後戻りして自然と口が閉じられるようになるのを待つ
医院選びを間違ったがために、100万円近い費用を払い、3年の時間と労力をかけたのに、結果虫歯などで歯を痛め(衛生師の見逃しで、根幹治療が必要な歯が初めてでき、これも大きなショックでした。「初期虫歯だから今は何もしない。」と衛生師に診断されたのです...。)、口が閉じられなくなったことに、とてもがっかりしております。口元が突出し顔貌も悪くなり人生が台無しになったようにさえ感じて辛いです。
矯正を楽しみに始めた日は、3年後このような結果になるとは予想できませんでした。
精密検査をせず、自分は腕が良いと口で言いながら、ただ感覚的に歯を並べる医師でした。
治療計画書や口腔内写真も撮らないので、自分が行った治療の振り返りも行わないタチの悪い医師なのだと思います。
この医師の元に他にも患者が居ること、私と同じような無知な新患が来ることから、他の方の健康な歯までもが心配になります。
また、面倒な質問であることをお許しいただきたいのですが「説明義務違反」が成立する可能性が高い、とのご回答でした。
弁護士について検索すると、「弁護士費用だけで平均50万円近くかかるので、歯列矯正に関する訴訟は費用対効果の面からお断りする場合が多い」という記載が多く、どう弁護士を探したら良いのかわかりません。
ご存知でしたらインターネットでどのように弁護士探しをしたら良いか、アドバイスをいただけませんでしょうか。
治療時にどんな会話をしたかメモは取っております。
医院は紙カルテです。
医師は私が転医を考えていることに気づいているので、カルテの改ざんをするかもしれません。
子どもが幼いため、自分のことにかけられる時間と心の余裕が少なく、弁護士相談・再矯正に関して、どう選択するのがベストなのかわからなくなっています。
一度目の矯正で精神的なダメージが大きく、再矯正にも不安が残ります。
3年前に勉強不足のまま矯正を始めたことを日々悔やみ、次の矯正でも何か問題が起きたらどうしようなどと考えてしまいます。
前医には、他にも
「医者から嫌われない患者になりなさい(質問をせず言うことを聞け)」
「矯正の途中で転医して歯がボロボロになった患者たくさん知ってる」
「歯医者難民になるよ」
など、脅しのような、呪いのような言葉もかけられました。考えてみれば、それだけこの医師から途中で離れようとする患者が多く、それを医師は気に食わなかったということなんだと解釈しています。
長文で、ぼやきのような部分があり申し訳ありません。
今まで誰にも相談できず、ずっと不安でした。
標榜看板制が改められ、多くの方が精度の高い歯列矯正に出会える医療制度になることを願っています。
お時間ございましたらアドバイスいただけますと幸いです。
LEMONさんへ
お困りですね。
私達には、カルテ保管義務というのが法で定められており、最低5年間はカルテを保管しなければなりません。
ひろ矯正歯科では、カルテだけでは無く、歯列模型やレントゲンや写真などもカルテと同じと考え、5年間では無く、永久保存しており、転居等で転医する場合には、資料を複製して複製資料を保管しています。
模型を渡してくれと言っても、保管義務があるから渡せないと言われる可能性があります。
その場合には、資料を複製してくださいと言えば断ることは出来ないと思います。
ただし、カルテ開示は恐らく法では義務化されていないと思いますので、弁護士さんに頼んで入手するしかないかなと思いますが、、私はこのへんの知識は確かではないので、弁護士さんに相談してみてください。
弁護士さんは、いきなり50万、60万の費用がかかるわけではなく、最初相談するのは、相談料として5000円前後だと思います。
それで先生の意見を聞いてみてからどうするかを決めれば良いと思いますが、口が閉じれない、歯肉が下がっているなどの状況を考えると、やはり最初の歯列模型を入手し、現在の状態をキチンと検査して最初の状態がどうだったのか、その先生の診断と治療が適切であったのかどうかを調べておく、というのは必要であると思います。
今やっておかないと、将来的に困るような気がします。
弁護士さんの選び方は、やはりじっくり話を聞いてくれて、味方になってくれる先生を探す、と言っても、これは実際に会ってみないとわからないと思います。
おそらく週に1度、地元の弁護士会の無料相談会のようなものをやっていると思います。
そこで相談してみてはいかがでしょうか。
「5年くらいかけて歯が後戻りして自然と口が閉じられるようになるのを待つ」、これはダメだと思います。
- ひろ矯正歯科 院長 -
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2021/09/02 22:20
投稿者:すー
[xxx.0.74.135]
矯正専門医院で叢生の治療を始めました。今後4本抜歯予定です。私の場合、前歯が動くか分からないため抜歯する前に上の前歯6本だけにワイヤーを通し、動くか確認しました。1ヶ月後、歯の動きが確認でき少し太いワイヤーに交換、上6番にセパレートゴムを入れました。
バンドを付けない先生だと思って選んだはずが、上左右6、7番、下左右7番にバンドを計6か所付けるというのです。
バンドのデメリットを考えると付けたくないですし、バンドを使わない先生もいますよね。もちろん症例にもよると思いますが。廣先生も過去のブログでバンドは使わないと書かれていたのを拝見しました。
バンドを使用する理由は、顎関節の骨がすり減っていて(自覚症状なし)急にかみ合わせを変えないようにパラタルアーチを使うため。歯軸の傾きを調整するため(バンドを使わないと太いワイヤーが使えず仕上がりが保証できなくなる)と言われました。このような場合バンドを付けないと治療できないのでしょうか。
私の担当医は「バンドを使わない先生は二流だ」とまで言っていましたが、バンドを使わない先生のところへ転院したいです。
また、まだ歯が動くか確認しただけ(通院2回、ワイヤー2本目、ブラケット6つ)ですが、この段階で転院した場合どのくらいの返金を求めていいのでしょうか。
長文すみません。よろしくお願いいたします。
すーさんへ
はじめまして。
ひろ矯正歯科では原則としてバンドは使わず、全て接着で治療を行うようにしていますが、もちろん例外もあります。
成長期の患者さんで、Headgearを使って上顎の成長をコントロールしたり、上顎臼歯を後ろに下げる場合や、リンガルアーチと呼ばれる装置で上顎前歯を前に出す治療が必要な場合、成人の治療に関しては、トランスパラタルアーチという装置を使う必要がある場合や、同じ部分の装置を何度も外してこられて、接着では治療が進まないと判断した場合には、仕方なくバンドを使うことはあります。
但し、ひろ矯正歯科のHPに書いてあるように、バンドを使うとバンドスペースが残りますので、ひろ矯正歯科では、上記の装置が必要なくなればバンドを外して接着に変え、バンドスペースはキチンと閉じてから治療を終了するようにしています。
「バンドを使わない先生は二流」ですか、、言わせておきましょう。
もしも治療中断で他医にかわるとなれば、いまの状況でしたら、最低90%、常識的に考えてほぼ100%近く返金だと思います。
もうやだ、転医する、と思い込まないで、一度先生と話してみてはいかがでしょうか?
- ひろ矯正歯科 院長 -
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2021/08/24 15:19
投稿者:LEMON
[xxx.178.137.145]
初めまして。30代前半の者です。
矯正前よりも口腔機能に不都合が生じ、治療の説明責任を果たしていない矯正医に、治療費の全額返金を求めても良いでしょうか。
詳細は以下の通りです。
近所の一般歯科に矯正専門医(おそらく自称専門医)が月に一回来る医院でワイヤー矯正が完了し、リテーナー期に入りました。
いつも説明が不十分な医師で、何を聞いても「やってみないと分からない」と言う先生でした。
不信感を抱きつつも、私自身何が正しい歯列矯正なのか知らなかったため、そのまま転医せず3年近く診ていただきました。
「あなたの場合、抜歯のほうがきれいに仕上がるが、非抜歯でもできる。」
と言われ、非抜歯矯正を選びました。
この先生に歯を抜かれたらおしまいだ、歯を保存しておこうと考えたためです。(思えばこの時点で転医するべきでした)
また、私の歯列模型を見ただけで歯を抜く必要があると言われても納得がいきませんでした。
非抜歯のデメリットについては「少し口元が出るだけ」との説明でした。
実際は下の前歯の歯肉がかなり力をかけられて退縮しています。
矯正終了後、どうも口が渇くと思い、インターネットで調べると「非抜歯によるNG矯正」に該当することが分かりショックを受けました。
歯はきれいに並んだものの、力を入れないと口が閉じず、いつも僅かに唇に隙間ができます。仰向けで就寝すると口が開いてしまい喉が痛くなるため、口が開かないよう意識しながらマスクもして寝るため、2時間おきに目が覚め、熟睡できません。
口を閉じるとオトガイ部が緊張するため、顎の筋肉がいつも痛いです。
精神的なものか、矯正により噛む位置が変わったからか、腰の痛みも出始め整形外科に通院し始めました。
矯正前よりも問題が出ており苦痛です。
先生に伝えたところ「ポカン口じゃないの?私そんなに顎広げて無いよ」
また、「あなたいつも歯が痛いとか不安なことばかり言ってきて嫌なのよ」
「もう一回矯正する?100万円くらいかかるよ。」
と言われ、動的治療が終わってからは、先生の態度がきつく、無責任な態度がはっきりと現れるようになりました。
不信感が確実な物となりました。一応お医者さんなので技術を信じる気持ちも持っていたため、詐欺にあったような気持ちです。
他の矯正専門の開業医のところへ相談に行くと、私の口の外観から、「上下顎前突だ」とおっしゃりました。
矯正終了したにもかかわらず。
唇が閉じないことも他3人の先生が認めてくれました。
1-2ヶ月精神的に参ってしまいましたが、前向きに再矯正で治療をしようと検討し、新たな医院を探しているところです。
転医先が決まったら、全医に対して費用の返還を求めたい気持ちがあります。
しかしこの医院は非常にずさんな診療で、治療開始前にパノラマレントゲンと歯の石膏模型を取ったのみで、セファロ、口腔内写真、顔貌写真、横顔写真がありません。治療計画書もありません。治療途中に口腔内の経過写真も一切撮っていません。動的治療終了時にも、ただ装置を外して石膏模型を取っただけで、パノラマレントゲンやセファロで矯正後の歯の位置や歯根の状態を確認することもしていません。
私の知識不足でこのような歯医者で矯正をしたこと、矯正の結果にも後悔しています。
泣き寝入りをするしかないのでしょうか?
試しに全医に費用返金を求めてみても良いのでしょうか?
その際のアドバイスなどあればよろしくお願いいたします。
LEMONさんへ
はじめまして、お返事が遅くなり申し訳ありません。
一般歯科に月1回、矯正医が来るアルバイトですね。
アルバイトは、検査が不十分、消毒も不十分、インフォームドコンセントは無し、矯正医の経験と技術も満足とは言えないことがあります。
最後まで読ませて頂くと、最初の非抜歯矯正は適切で無かった可能性が高いです。
「ポカン口じゃないの?私そんなに顎広げて無いよ」
「あなたいつも歯が痛いとか不安なことばかり言ってきて嫌なのよ」
「もう一回矯正する?100万円くらいかかるよ。」
などという対応は、医療人として問題ありではないでしょうか。
治療前の歯型模型を入手するのが急務であると思います。
治療前には側貌頭部X線規格写真を撮っていないとのことですが、現在の側貌頭部X線規格写真を撮り、現在の下顎前歯の状態を計測し、咬合平面を基準にして治療前の歯列模型から下顎前歯をプロットすれば、治療前の下顎前歯の位置、角度を割り出すことが出来ると思います。
そうすると、治療開始前の非抜歯治療という診断が適切であったか否かがわかると思います。
成長期の患者さんであれば、本来なら抜歯ケースだけれども、ヘッドギアなどを頑張れば非抜歯で治すことが出来る、というケースはありますが、成人矯正の場合は、そういったケースはあまり無いと思います。
治療前に側貌頭部X線規格写真を撮影し、きちんと計測し、適切な診断のもとに治療が行われていたのであれば話は別ですが、そうでなければ、医師側の過誤が成立する可能性がありそうです。
特に、下顎前歯の歯肉退縮は、「かなり力をかけられて退縮」したのではなく、前歯が唇側に傾斜した事で、歯根が歯槽骨から出てしまっている事が考えられます。
「非抜歯のデメリットについては『少し口元が出るだけ」との説明でした。」という点、インフォームドコンセントが十分になされていなかったのであれば、「説明義務違反」が成立する可能性があります。
専門医できちんと治療をやり直すことが必要だと思いますが、下顎前歯の歯肉退縮は戻らない可能性が高いです。
医師側の対応を見る限り、御自分で交渉してもラチがあかないと思いますので、弁護士さんに相談してみてはいかがでしょうか。
- ひろ矯正歯科 院長 -