初診時 22歳の女性、前歯の反対咬合(受け口)、叢生、下顎の突出感を主訴に来院されました。
初診相談のあと検査を希望されましたので、当日検査を行いました。
.
診断結果:
Angle Class III (Rt:6.0mm)
Skeletal III (ANB -0.3)
ALD: -5.0/-5.0 mm
OJ/OB: -2.0/1.0 mm
Midline: /A 5mm shift Lt
.
.
上記診断のもと、右上5、右下4、左上4、左下5を抜歯し、矯正治療を開始しました。
患者さんの希望により、上下とも外からは見えない、裏側に矯正装置を付けました。
装置は私が開発した “mienai bracket” を使用しています。
.
.
治療開始から2か月後の状態です。
すでに歯並びが改善してきていることがわかります。
.
.
治療開始から8か月後の状態です。
前歯の反対咬合が改善しているのがわかります。
.
.
治療開始から1年3か月後の状態です。上下の抜歯部分の隙間が完全に閉じました。
ここから細部の仕上げを行ってゆきます。
.
治療開始から21回の調整を行い、2年1ヶ月で治療が終了し、矯正装置を除去しました。
凹凸だった歯並びは綺麗になり、上の歯よりも下の歯が前に出ていた噛み合わせも改善しました。
写真は装置を外した当日の写真ですので、裏側の歯肉辺縁が赤くなっていますが、歯周ポケットはなく、赤い部分は1ヶ月後の来院時には綺麗に引き締まった歯肉になっていました。
かかった費用は、初診相談料、検査・診断料、抜歯料、矯正基本料、調整料、消費税等を含め総額で 136万 7,300円でした。
.
.
治療終了から3年後の状態です。
綺麗な歯並びを維持していることがわかります。
.
.
治療開始前の顔面写真です。下顎と下口唇が前突気味なのがわかります。
.
.
治療終了時の顔面写真です。下顎の突出感が改善され、下口唇の前突感も改善されました。
手術などは一切行っていません。
.