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0008_舌側矯正_叢生_1本抜歯

初診時 26歳の女性、上下前歯部の叢生を主訴に来院されました。

初診相談のあと検査を希望されましたので、当日検査を行いました。

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診断結果:

Angle Class II subdivision(Lt: 7.0mm)

Skeletal II (ANB 5.2)

ALD: -4.0/-3.0 mm

OJ/OB: 4.0/4.0 mm

Midline: A/ 1mm shift Lt, /A 2 mm shift Rt

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抜歯部位に関して診断に苦慮しましたが、側貌とsymphisisの厚みを考慮して、左上5のみ1本抜歯とし、矯正治療を開始しました。

患者さんの希望で上下とも外からは見えない、裏側に矯正装置を付けました。

装置は私が開発した “mienai bracket” を使用しています。

外側に装置を付ける治療であれば、4本抜歯になっていたと思います。

舌側矯正で取り返しのつかない状態になってしまっている先生が多いようですが、舌側矯正では、舌側矯正独特の知識と、外側からの矯正治療とは異なった診断が必要です。

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治療開始から11か月後の状態です。

すでに歯並びがかなり改善され、抜いた部分の隙間も閉じています。

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治療開始から13か月後の状態です。​​細部の仕上げを行っているところです。

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治療開始から21回の調整を行い、23か月で治療が終了し、矯正装置を除去しました。

凹凸だった歯並びは綺麗になり、抜歯した部分も完全に閉じています。

写真は装置を外した当日の写真ですので、裏側の歯肉辺縁が赤くなっていますが、歯周ポケットはなく、赤い部分は1ヶ月後の来院時には綺麗に引き締まった歯肉になっていました。​​

かかった費用は、初診相談料、検査・診断料、抜歯料、矯正基本料、調整料、消費税等を含め総額で 136万 1,800円でした。

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治療終了から3年後の状態です。

安定は極めて良好で、綺麗な歯並びを維持しているのがわかります。

 

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