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院長日誌

  • 第70回日矯 & Birthday & 送別会

    [日矯学会]
    2011年10月17日-20日、第70回日本矯正歯科学会大会が名古屋国際会議場で開催されました。 本大会では、mini implant screw を使った治療に関して、廣俊明オリジナルの治療法を紹介しました。
     
    近年、加強固定として mini implantが用いられることが多く、空隙閉鎖の際など、バーやアームを伸ばして引く方法が一般的です。 これは、理にかなった方法ではあるのですが、しかしながら、患者さんの苦痛を少しでも減らし、快適に治療を受けていたきたいという 私の治療のフィロソフィーに反するため、バーやエクステンションなどは使いたくないのです。
    ひろ矯正歯科では、舌側矯正の装置自体も10年以上前から特注の超小型ブラケットで治療しており、矯正用バンドにいたってはヘッドギアくらいしか使わない、装置も可能な限りシンプルにすることで、患者さんが快適に治療を受けられるように、という努力を最大限、開業当初より徹底して行ってきているからです。
    今回学会発表を行ったのは、II級2類のDeep Overbite(下の前歯が上の前歯で覆われてしまって全く見えないような前歯の噛み合わせの深い人)を治療する際に、上顎前歯を圧下(歯を根っこの方向に向かって移動すること)わけですが、舌側矯正では、矯正力が舌側に作用するため、II級2類のような元々内側に倒れている上の前歯を圧下しようとすると、一層内側に傾斜させてしまって、収集のつかない状況になるからです。 そこで、上記のバーやエクステンションが活用されるわけですが、ひろ矯正歯科では、上記のとおり、なるべく快適に治療を受けて頂きたいので、「アーチワイヤーのコントロールを適切に行えば、そのような物を使わなくても良好な結果を得ることが出来る」ということを証明、紹介しました。 発表は展示形式で行いましたが、神谷先生の「こんなに人が集まってくるとは思いもしなかった」というコメントが示すように、ポスターの前は一時黒山の人だかりとなりました。 治療結果が極めて良好であること、Deep biteがきちんと Over correctionされている事等々に驚かれた先生もたくさんいらっしゃいました。 まあ、僕としては、当たり前のことで、いつもやっている事なのですが、、。
     

     
    その他の演題に関しては、例えば久保明先生の「アンチエイジング up date-展望と課題」など、面白い演題、ためになる講演も沢山ありました。 特に、田中貴信先生の「永久磁石の歯科臨床への応用」という演題はしっかり拝聴させて頂きました。 というのは、私は磁石を用いた保定方法、さらには、ブラケット+ワイヤーに代わる矯正方法として、透明の磁石を応用した方法を特許出願しているからです。
     
    さらに、歯材協主催のシンポジウム、これは面白い企画でした。 シンポジストも本音で語り、質疑応答も本音で、非常にストレートで気持ちのよいディスカッションでした。 歯材協から無償でお弁当を頂けたのも、たいへん有り難かったです。 会長の
    小川さん、有り難うございました(小川さんは、格闘家ということもあり、裏表がなく一本気で、話していても気持ちのいい人でした。)
     

    [Birthday]
    日矯学会の少し前、私は○才の誕生日を迎えまして、スタッフのみんなが祝ってくれました。
    本当に嬉しいものです。 ありがとう。



     

    [送別会]

    受付の青沼さんが、御結婚のため、11月30日で退職されました。
    青沼さんには、ずっと続けて欲しかったのですが、ご主人は美容師さんで、近々独立開業、二人三脚で美容院をやっていかれるとのことで、やむを得ません。
    青沼さんは、毎朝本当に早く、勤務開始時間の1時間くらい前から出社して、いろいろ準備をしていました。 ポカもいろいろありましたが、いろんな事に凄くよく気がつき、思いやりがあり、責任感も強く、優しく、愛嬌があり、とげとげしさがまったく無い、一緒にいて本当に楽しい気持ちになる人でした。
     

     

    末永くお幸せに。
     

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