初診時 25歳の女性、上の前歯の前突と奥歯が噛めていないということを主訴に来院されました。
金属アレルギーが有り、ピアスで赤くなったことがあるとのことでしたので、金属アレルギーに関して御説明しました。
初診相談の後、検査を希望されましたので、相談のあと、ひととおりの検査を行いました。
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診断結果:
Angle Class II div.1 (Rt: 5.0mm, Lt: 6.0mm)
Skeletal I (ANB 3.1)
ALD: -3.0/-3.0 mm
OJ/OB: 7.0/7.0 mm
Midline: A/ 1mm shift Lt
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治療後の側貌予測図をお見せして、御納得頂いた上で、上記診断のもと、右上4、左上4を抜歯し、矯正治療を開始しました。
患者さんの希望により、上下とも外側からは見えない裏側に装置を付けました。
装置は私が開発した “mienai bracket” を使用しています。
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治療開始から4か月後の状態です。
上顎の内側にはインプラントアンカーを3本使用、前歯部のインプラントは上顎前歯を上方に移動するために、臼歯部のインプラントは臼歯の近心移動を防止するための加強固定として使用しました。
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治療開始から1年1ヶ月後の状態です。
抜歯した部分の隙間が閉じてきているのがわかります。
前歯部の過蓋咬合が改善され、臼歯部も固定源が必要なくなりましたので、インプラントスクリューは除去し、上顎臼歯部に盛り上げていたレジン(Bite up)も除去しました。
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治療開始から1年8か月の状態です。細かな仕上げを行っているところです。
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治療開始から18回の調整を行い、1年11ヶ月で治療が終了し、矯正装置を除去しました。
前歯の前突は改善され、抜歯した部分の隙間は完全に閉じています。
写真は装置を外した当日の写真ですので、裏側の歯肉辺縁が赤くなっていますが、歯周ポケットはなく、赤い部分は1ヶ月後の来院時には綺麗に引き締まった歯肉になっていました。
かかった費用は、初診相談料、検査・診断料、抜歯料、矯正基本料、調整料、消費税等を含め総額で 141万 100円でした。
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