ひろ矯正歯科では、インターネット相談室という形で、他医院で矯正治療をしているが困っているという方や、セカンドオピニオンが欲しい方などの相談にお答えしています。
忙しいので、すぐにはお答え出来ませんが、大体1週間以内にはお返事出来るように努力しております。
時間的制約から、矯正歯科に関する相談にのみ回答させて頂きます。
相談内容の中には、明らかに医師側に問題ありと考えられる場合もあり、その際にはかなりシビアなお返事を書きますが、訴訟を煽っているわけでもなければ、他医の業務妨害をするつもりはありませんので、誤解無きようお願いいたします。
また、返答内容は、私が矯正歯科専門医として長年培った知識と臨床経験に基づくものであり、あくまでも私の私見です。
私の言っていることが絶対に正しいという保証はありませんので、御承知下さい。
お名前やメールアドレスは公開されませんが、偽のメールアドレスや、匿名・偽名の相談にはお答え致しません。
また、システム上、投稿内容は私どもでは一切修正出来ませんので、個人情報や誹謗中傷が含まれているものには回答致しません。
ひろ矯正歯科に通院中の方は、診療の際に御相談頂いたほうが詳しく説明出来ますので、ここに書き込まれてもお返事はいたしません。
2020/02/20 20:52 [xxx.167.182.36]
ゆのちゃんさん
福島県には日本矯正歯科学会専門医の先生はいらっしゃらないようですね。
認定医の先生は29名、但し、認定医は矯正専門医でなくても取れること、そして、私の知っている矯正歯科専門開医にも「明らかに不適切な矯正治療」をしている先生がいますので、一度、奥羽大学の矯正歯科に相談に行かれてはどうでしょうか?
早期治療、つまり、前歯だけ永久歯で、横の歯が乳歯という時期に必要な矯正治療は、大きく分けると、
1,遺伝性の骨格性反対咬合で著しいシャクレ顔をしている
2,著しい下顎劣成長で下のアゴが小さすぎる(これは殆どは成長のピークにあわせて治療します)
3,顎変形症で放置するとアゴのゆがみが大きくなると思われる場合
の3つです。
一般歯科、小児歯科の先生には、パノラマレントゲンを撮って、永久歯の奥歯が重なって写っているから、アゴが狭い、歯が入りきらない、だからアゴを拡げる治療が必要、という先生が多いですが、これは完全に間違っています。
この時期は、パノラマレントゲンを撮れば永久歯の奥歯が重なって写るのは普通で、経過を見て行くと、アゴの成長とともに比較的綺麗に永久歯が生える患者さんもいます。
アゴを拡げる治療が本当に必要なのは、上の奥歯が下の奥歯よりも中に入り、明らかに上のアゴの幅が狭い場合で、それでも横の歯が乳歯の状態では拡大は行いません。
矯正治療は歯だけを見ていてはダメで、成長のピーク(男の子で大体14歳前後、女の子で大体11才前後)や、側方永久歯、第二大臼歯の萌出時期、遺伝的要因なども考慮して行う必要があります。
一般歯科、小児歯科の先生には、そういった矯正治療に関する知識や経験が不足していることが多いです。
以前からずっと御世話になっている一般歯科の先生から矯正した方が良いと言われると、信じてついて行ってしまう患者さんが多いですので、気を付けてください。
それから、建物がきれいかどうかで判断せず、消毒はキチンとしているか、インフォームドコンセントはキチンとしているか、料金は明朗会計であるか、などで判断してください。
古い建物でも、キチンと消毒管理しており、治療内容も素晴らしい一般歯科の先生もいらっしゃいます。