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2021/03/25 23:18 [xxx.201.100.231]
ちこさんへ
はじめまして。
その犬歯がどれほど低位に(上の方)にあるのか、向きはどうなっているのかによって牽引できるかどうかが変わってきますが、年齢から考えると、よほどの事が無い限り牽引することは可能だと思います。
少し疑問に思うのは、第一期治療は何を目的として、何故そのタイミングでやったのかということです。
犬歯が埋伏していることがわかっているなら、自分なら、その犬歯が使えそうかどうかを1年に1度、パノラマレントゲン(お口全体を見るレントゲンです)を撮り、埋伏犬歯の位置をチェックし、乳犬歯の歯根が全く吸収していない、埋伏犬歯の位置も全く変化していないなら、まずは乳犬歯を抜歯して経過を観察すると思います。
それで全く萌出する様子がないようであれば、開窓牽引となり、犬歯を萌出誘導してから前歯部の歯軸傾斜、上顎前歯部の叢生、下顎両側犬歯萌出スペース不足、下顎歯列左偏位の治療を行います。
女の子の成長のピークは、平均的に11才くらいですので、これらの治療は、8歳7ヶ月とか、そんなに急がなくても十分間に合うからです。
そうすれば、2度、矯正治療を受けないで1度で済むからです。
もし今から犬歯を牽引したとしても、犬歯の萌出誘導が終わった時点でそのままで良いはずは無く、再度矯正装置を装着して仕上げないといけないことは明らかで、これは予めわかっていた事だと思います。
インプラントに関しては、やるとしても成人になってからですから、あと10年以上先になります。
インプラントは植立したら終わりというものではなく、定期的なメンテナンスが必要になってきますので、埋伏している犬歯を牽引誘導して、自分の歯で仕上げる方が良いと思います。