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相談室

インターネット相談室

ひろ矯正歯科では、インターネット相談室という形で、他医院で矯正治療をしているが困っているという方や、セカンドオピニオンが欲しい方などの相談にお答えしています。
忙しいので、すぐにはお答え出来ませんが、大体1週間以内にはお返事出来るように努力しております。
時間的制約から、矯正歯科に関する相談にのみ回答させて頂きます。
 
相談内容の中には、明らかに医師側に問題ありと考えられる場合もあり、その際にはかなりシビアなお返事を書きますが、訴訟を煽っているわけでもなければ、他医の業務妨害をするつもりはありませんので、誤解無きようお願いいたします。
また、返答内容は、私が矯正歯科専門医として長年培った知識と臨床経験に基づくものであり、あくまでも私の私見です。
私の言っていることが絶対に正しいという保証はありませんので、御承知下さい。
 
お名前やメールアドレスは公開されませんが、偽のメールアドレスや、匿名・偽名の相談にはお答え致しません。
また、システム上、投稿内容は私どもでは一切修正出来ませんので、個人情報や誹謗中傷が含まれているものには回答致しません。
 
ひろ矯正歯科に通院中の方は、診療の際に御相談頂いたほうが詳しく説明出来ますので、ここに書き込まれてもお返事はいたしません。
 
 

  • 10才女児 先天性永久歯欠損 二級ゴムかけ中反対咬合に

    2024/04/02 05:45 投稿者:さくらんぼ [xxx.32.219.51]

    廣先生

    お忙しい中、相談に対応していただきありがとうございます。どうしても不安に思うことがあり質問させて頂きます。

    ・現在10才 先天性永久歯欠損(両下顎第5)
    ・矯正開始から2年3ヶ月経過中
    ・下顎 両乳歯第5 上顎 両乳歯第四 抜歯
    ・上下マルチブラケット 下顎 リンガルアーチ 装着中 (器具の名前の説明がなかったので調べた限りです) 
    ・認定指導医開院の矯正歯科に通院 実際の対応は別の医師
    ・片親 反対咬合

    永久歯欠損で矯正を開始し二級ゴムかけをはじめたら反対咬合になってしまいました。ゴムかけをする前までは正常咬合でゴムかけをはじめて1ヶ月で下突に。

    通院の前日にゴムが無くなってしまい、1日ゴムかけをやめたら1日で前歯がつくくらいには戻りました。通院でその日の担当医にゴムかけを始めたら反対咬合になってきていますが、これは矯正の経過でのことで、なおるのでしょうか?と質問したところ

    矯正のせいということはありません。片親が反対咬合だと成長期に反対咬合になることもある。今できることはやっているので様子を見ることだ。後は外科手術しなければいけないこともある。とのお話をされました。

    私としては、成長期に反対咬合になることがあるのはわかるがゴムかけをする前、休んだ時で全く違うのに本当何だろうか?という気持ちを強く覚えました。

    そこで、セカンド・オピニオンをしてくれる歯科医を見つけて当日レントゲン撮影した他、それまで経過の写真をもって受診しました。(市内には他院矯正中のセカンド・オピニオンをしてくれるところが問い合わせしてもみつからず他の市へ。)

    そちらでのお話は
    ・ゴムかけが原因なので担当医に間違って無いですか。と伝えてなおしてもらう。
    ・下顎の器具を外し12さいころからまた始める。
    ・今通っている医院が不審だと思うようであればうちで面倒をみることができる。

    このままの治療でといわれたら、そこの病院はやめた方がいいのでは。とお話されました。

    凄いショックだったのですが私も動揺していた為、自分の中でおちつけてから通っている医院に電話をしようと思っていました。が、次の日の朝セカンド・オピニオンした病院から電話がかかってきて昨日はこちらも動揺していた為きちんとした見解と今後どうしたらいいかを伝えられなかった。うちの見解は
    ・下顎前突傾向の患者に二級ゴムを処置するということは外科手術に誘導しようとしているとしか思えない。矯正専門の医院で間違っるということは無いのでは。とスタッフと話した。
    転院するか、他が見つからなければうちでもいい。不安なら面倒みる。それと、今通っている病院にはなうちでセカンド・オピニオンしたことは伝えないほしい。なにをされるかわからないので。と連絡がありました。
     

    今日、通っている医院に電話をして下突の話を院長に話したところ

    そういうこともあるので一端ゴムかけをやめて顎の位置をみていきましょう。大丈夫ですよ。いろいろ対処方はありますから。とお話されました。

    廣先生にご相談したいのは、
    ・本当に外科手術に誘導しているなんてことあるのでしょうか?私がみたところ、毎回変わる先生はお若くきっとこれか経験をつんでいくかたちなのだろうと思われます。病院が外科手術に誘導なんてするように思えません。
    ・セカンド・オピニオンに伺った病院の言い分は先生が聞いてもおかしくない事なのでしょうか?
    ・先生なら今の状態はゴムのせいではなく遺伝的なものだと思われますか?

    何がなんだかわからず、どうしたらいいかわかりません。

    長文で読みづらく大変申し訳ありません。どうぞよろしくお願いいたします。

    さくらんぼさんへ

     

    はじめまして。

    まず、成長が原因で反対咬合になることは、もちろんありますが、そのような短期間では成長が原因では無いと思います。

    セカンドオピニオンの先生の言う「外科手術に誘導しようとしている」ということも無いと思います。

    最初の医院で、本来であれば、Ⅲ級ゴム(上顎臼歯部から下顎前歯部にゴムをかけます)をかけるところを、先生かスタッフが間違えて Ⅱ級ゴムをかけてしまった、あるいは、もともとⅡ級ゴムをかけるつもりだったのが、その効果が予想を超えていたために反対咬合になってしまった、そのどちらかでは無いかと思います。

    問題なのは、上記のいずれであっても、先生の対応ですね。

     

    8才頃から治療を始めたということは、かなり遺伝的要素が強いことが考えられ、もしそうであれば、将来的に外科矯正が必要になる可能性があることを治療開始前に説明がある筈ですし、もし、上記の2つのゴムの影響であれば、率直にそのように説明をされて然るべきだと思います。

     

    治療技術も大事ですが、医師患者間の信頼関係はもっと重要ですので、もう一件他の臨床指導医の先生のところにセカンドオピニオンで行かれた方が良いと思います。

     

     

     

    - ひろ矯正歯科 院長 -

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