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上下の歯を噛み合わせて、奥歯の噛み合わせを見てみてください。
上の奥歯が下の奥歯よりも内側に入っているようでしたら、顎を広げる治療は必要ですが、上の奥歯が下の奥歯よりも外側に出ていて、歯列の形も放物線を描いていれば、顎の拡大は不要、したがって、全く無駄な治療、無駄な出費を勧められていると考えてください。
お子さんのパノラマレントゲンを撮って見せて、永久歯の生える隙間が足りない、アゴが小さいからアゴを拡げましょう、と言う一般歯科医が多いですが、拡大床では、アゴの骨は拡がらず、歯が動くだけで、やっていることに何の意味も効果もありません。
本当に拡大が必要な場合は、私たち矯正専門医は、拡大床など使わず、急速拡大装置を使います。
拡大する場合は、身体・アゴの成長時期を考慮して、最適なタイミングで開始することが大切です。
一般歯科で、歯が入りきらないからアゴを拡げる治療をしなければいけないと言われても、聞き流してください。
そんなデタラメなことを平気で言う、全く意味の無いことに100万円近く患者さんに支払わせようとする歯医者には二度と行かないことをお薦めします。
矯正の治療は大きく分けると、早期治療と永久歯列期の治療に分けることが出来ます。
早期治療は前歯が受け口になっている場合や、顎が左右非対称である場合などにおこなわれますが、歯に接着式の金具(ブラケット)と付けることは、通常は無いと考えてください。前歯が凸凹しているので、前歯だけ金具を付けて並べても、あとで永久歯が全て生え替わった後でもう一度治療をしなければならないことが多く、無意味です。
無駄な出費となるばかりか、虫歯を作る原因になりますので、避けてください。
早くしないと大変なことになる、早く始めれば早く終わる、などと言って治療を勧めるのは、矯正歯科の事を全く理解していない先生、収入の事しか考えていない先生です。そんな先生はやめて、信頼のおける専門医に相談されることをお勧めします。
上下の前歯は永久歯にはえかわっていますか?
最も適した治療の時期というのは患者さんによって異なりますので、上下の前歯が4本ずつ、合計8本の前歯が永久歯にはえかわったら、早めに矯正の専門医を 受診してチェックを受けられるのが一番安心だと思われます。時々、街で乳歯に矯正装置をつけている子を見かけますが、乳歯に矯正装置をつけても全く無意味ですので御注意下さい。
乳歯列期の受け口の約半分は前歯が永久歯にはえかわる際に自然に治るのを御存知ですか?
上の前歯4本は永久歯にはえかわっていて、前歯の噛み合わせが逆になっていれば要治療ですので、専門の先生を受診して下さい。まだ永久歯に生えかわっていなければ、あわてなくて大丈夫です。時々お子さんの口の中をチェックして上下の前歯が4本ずつ、合計8本の前歯が永久歯にはえかわったら、早めに矯正の専 門医を受診して相談してください。
一般に、下の前歯4本の永久歯がはえて凸凹していれば、将来的にはかなり凸凹の歯並びになると思って間違いありません。凸凹の程度があまり著しいときや、歯の大きさと顎の大きさのバランスがとれていない時には、歯を抜いてなおさなければなりませんが、早く始めれば抜かずに治せる場合もありますので、やはり上下の前歯が4本ずつ、合計8本の前歯が永久歯にはえかわったら、早めに矯正の専門医を受診して相談してください。
技術的には簡単なことですが、必ずしも抜かずに治すのが良いとは限りません。もちろん、当医院ではなるべく抜かない方向で治療を行っていますが、本来は歯を抜いて治すべき状態であるのに、無理に歯を抜かずに治療したために、治療後の安定が悪くなったり、結果的に歯の寿命を短くしてしまうことがありますので、そうゆう場合には歯を抜いて治療します。歯を抜くことにどうしても納得出来なければ、一度、当医院に来院してみて下さい。必ず納得のいく説明をいたし ます。
矯正には年齢制限はありません。現在当医院で治療中の患者さんの約半数は成人の方です。60代の方も治療中ですが、全く治療には問題ありません。ただ、年齢が増すほどに治療後の安定が悪くなる傾向がありますので、もし治療を希望されているのでしたらなるべく早めに受診されることをお勧めします。
少し前までは、下の顎の骨が大きい場合や、奥歯のズレが大きい場合、横顔で顎の先が飛び出しているような人は、外科矯正、つまり手術で顎を下げて矯正治療をする治療することが多かったのですが、今では、かなりのところまで手術しなくても治せるようになっています。具体的なことは直接、お口の中を見てみないと分かりませんが、おそらく、手術しなくても治療できると思われますので、悩んでないで、一度相談に来られたらいかがですか。
永久歯の矯正治療の平均的な治療期間は約2年間ですが、凸凹の程度や患者さんの年齢、不正咬合の程度等によって異なります。早い人では1年位で終わる人もいますが、まれに3年位かかる人もいます。また、治療後に歯並びをきれいな状態に保つために、2~数年間、安定させる装置を使用する必要があります。顎の成長をコントロールしなければならない場合には、まれに、4年位かかる場合がありますが、昔のように7年も8年もかかることはないと思って下さい。
矯正治療は保険がきかないため、実際のところ、矯正費用は医院によってまちまちです。
当医院では、初診・相談料として2,100円、検査・診断料が58,800円、矯正料金は白い目立たない装置を使った場合、57万円~68万円、毎月の調整料が3,150円ですので、トータルでかかる費用は 68~80万円程になります。
また、矯正装置が全く人目にふれないよう、歯の裏側から治療する方法ではトータルで116~126万円くらいになります。
正確には検査結果をもとに、治療期間や使用する装置、治療の難易度等によって矯正費用を決定します。
歯の裏側からの矯正治療は、大変高度な技術と通常の矯正とは違った知識を必要とします。世間では、外側からの治療に比べて、治療期間が長い、矯正費用が高い、ちゃんと治らない等々、いろんなことが言われていますが、殆どは十分な知識と経験をもたない先生が実験的に治療したことによる間違った情報です。当医院では、外側の治療と全く遜色ない良好な治療結果が得られているだけでなく、治療期間も外側の治療より短い期間で終了していますので御安心下さい。
セラミックの装置は1985年頃から盛んに使われるようになりました。その頃のセラミックの装置は、装置も非常に高価で、金属製の装置にくらべて、歯の動きも悪く、壊れやすい等々、非常に多くの問題をかかえていたのですが、現在では強化プラスチックの装置に針金の通る部分だけ金属で出来ているものが主流 で、金属製の装置と比べても全く遜色ありませんので、ご安心下さい。
非常にたくさんの方からそのような御相談を受けます。矯正はこれで終わりだと言われたが、気になっている部分が全然治っていないとか、◯×歯科で矯正してから顎の関節が痛いとか、中には、最初に説明を受けた費用の2倍以上請求され、納得出来ないと言う方もいました。出来ればもう一度、その先生とよくお話を されることをお勧めしますが、どうしても納得いかない場合、特に治療結果に対して満足出来なくてお困りの方は御相談下さい。