ひろ矯正歯科では、インターネット相談室という形で、他医院で矯正治療をしているが困っているという方や、セカンドオピニオンが欲しい方などの相談にお答えしています。
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相談内容の中には、明らかに医師側に問題ありと考えられる場合もあり、その際にはかなりシビアなお返事を書きますが、訴訟を煽っているわけでもなければ、他医の業務妨害をするつもりはありませんので、誤解無きようお願いいたします。
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2020/11/27 16:42 [xxx.129.20.28]
さきこさんへ
はじめまして。
まず、水平埋伏して第二大臼歯にぶつかっている親知らずは、放置すると第二大臼歯の歯根吸収を起こして第二大臼歯をダメにしてしまう原因となるため、痛みが無くても抜かなければなりません。
この場合、痛みが出てからでは遅いですので、今回抜歯したことは間違いでは無いと思います。
抜歯後の治癒は、抜歯窩が適切に血餅で満たされ、かつ、適切に縫合されていれば問題なく治癒してゆく筈ですが、抜歯窩の血餅が抜け落ちてしまった場合、ドライソケットという状態になり、焼けるような激しい痛みと腐敗臭があります。
このような状態になると、再度局所麻酔をかけて抜歯窩の掻爬を行う事が必要になりますが、「再掻爬は最終手段」、「再掻爬をすることはなかなかない」、という表現は、あまり適切では無い表現だと思います。全文を読んでいませんので、内容や意図することをがわかりませんが、「最終手段」というのは、悪いイメージに捉えがちですし、「再掻爬をすることはなかなかない」と書いている歯科医は、自分の腕が良いということを宣伝したいのかな、と思いますので、あまり気にされない方が良いと思います。
ドライソケットは、医師側の不手際と言うより、患者さんの不適切な含嗽が原因であることが多いです。つまり、抜歯窩には十分に血餅があったにもかかわらず、患者さんがお口を強くゆすいでしまったために、血餅が流れ落ちてしまい、ドライソケットになってしまうということです。
個人の書いているホームページでは、自分に都合の良いことだけ書いていたり、学術的に裏付けされていないことが書いてあったりしますので、鵜呑みにするのは良くないと思います。
口腔外科領域に関する事でしたら、日本口腔外科学会のサイトを参考にされては如何でしょうか。