ひろ矯正歯科では、インターネット相談室という形で、他医院で矯正治療をしているが困っているという方や、セカンドオピニオンが欲しい方などの相談にお答えしています。
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2022/08/27 14:33 [xxx.75.43.177]
ぷーこさんへ
はじめまして。
専門用語がたくさんですね、矯正関係者の方でしょうか。
矯正治療開始から3年半、犬歯の移動に2年かかったというのは、常識で考えると例外的に長いです。
そこまで長期間を要した理由は何でしょうか。
Closing loopの activationは、wireの種類や loopの大きさ、activationの量によっても変わってきますので、3週間だから早すぎるとは一概には言えませんが、調整に行ったときにまだ loopが開いているというのは、歯が動ききっていない、というよりは、wireが変形している可能性があります。
Wireを外して調整することを怠り、そのまま activationのみしてゆくと、前歯は舌側に傾斜しながら挺出してきます。
前歯が適切に retractionされていれば、「前歯が内に移動したので、余計に鼻下のもっこり感は増しました。」ということは無い筈です。
前歯の torqueの調整は今からでも出来ますし、もちろん、Straight edgewiseでも可能です。
Standard edgewiseに出来て、Straight edgewiseに出来ないことはありません。(逆はあります)
Straight edgewiseでも必要であれば wire bendingはしますし、前歯部、臼歯部の torqueの調整が必要であれば、当然 wireに torqueをかけて調整します。
「歯茎が引っ込まない」というのは、gummyの状態なのでしょうか、ちょっと文面からはわかりかねます。
今の上顎前歯の状態がどうなのかは側貌セファロを撮って計測すればはっきりしますが、今から上顎前歯を前に出すのですか?
セファロを見ていないと何とも言えませんが、それはちょっと考えにくいです。
上顎前歯の歯根を中に入れるような torque(Lingual loot torque)をかけるということでしょうか?
それなら有り得ます。
早めに日本矯正歯科学会の臨床指導医の先生を受診して診て貰った方が良いと思います。