ひろ矯正歯科では、インターネット相談室という形で、他医院で矯正治療をしているが困っているという方や、セカンドオピニオンが欲しい方などの相談にお答えしています。
忙しいので、すぐにはお答え出来ませんが、大体1週間以内にはお返事出来るように努力しております。
時間的制約から、矯正歯科に関する相談にのみ回答させて頂きます。
相談内容の中には、明らかに医師側に問題ありと考えられる場合もあり、その際にはかなりシビアなお返事を書きますが、訴訟を煽っているわけでもなければ、他医の業務妨害をするつもりはありませんので、誤解無きようお願いいたします。
また、返答内容は、私が矯正歯科専門医として長年培った知識と臨床経験に基づくものであり、あくまでも私の私見です。
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2022/10/22 12:24 [xxx.8.44.141]
やまさんへ
はじめまして。
疑問1は、 TPA、LAは第一大臼歯に装着されますが、稀に第一大臼歯が傾斜していたり、捻れていたりすることがあり、そのような場合には、先にマルチブラケットを装着して、傾斜や捻れを治してから TPA、LAを使用することがあります。 TPA、LAを入れてからでは、傾斜や捻れを治すことが出来ないからです。但し、その間に臼歯が手前にズレてしまわないか、注意が必要です。
疑問2は、奥歯だけブラケットを装着することは、ごく稀にあります。
抜歯後、全歯にブラケットがつくまでに半年以上あいてしまっても通常は問題ありません。意図的に抜いて放置しておくこともあります(driftdontics)。但し、診断がキチンとしていれば、というのが大前提です。
疑問3は、水平埋伏智歯は、7に接しているならば、なるべく早く抜いた方が良いです。17才位までは保険が効きませんので、7がダメになる危険性を抱えたまま抜歯を先送りにする事が多いですが、お嬢様は18才でしたら、保険の点では問題ないので、早く抜歯された方が良いと思います。なぜそのように先生が言われたのかが理解出来ません。
疑問4の、下顎の親知らずを抜歯することで下の小臼歯は抜かずに治療することも可能かという点に関しては、お口の中を診ていないので何とも言えませんが、親不知の抜歯は通常は第二大臼歯の保護のために抜くのであり、小臼歯の抜歯とは目的が異なります。
但し、臼歯関係が Angle Class IIでしたら、下顎は抜かない事がありますが、抜いて間違い無いのでしょうか?
他の専門医のところにセカンドオピニオンで受診してはいかがでしょうか。