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相談室

インターネット相談室

ひろ矯正歯科では、インターネット相談室という形で、他医院で矯正治療をしているが困っているという方や、セカンドオピニオンが欲しい方などの相談にお答えしています。
忙しいので、すぐにはお答え出来ませんが、大体1週間以内にはお返事出来るように努力しております。
時間的制約から、矯正歯科に関する相談にのみ回答させて頂きます。
 
相談内容の中には、明らかに医師側に問題ありと考えられる場合もあり、その際にはかなりシビアなお返事を書きますが、訴訟を煽っているわけでもなければ、他医の業務妨害をするつもりはありませんので、誤解無きようお願いいたします。
また、返答内容は、私が矯正歯科専門医として長年培った知識と臨床経験に基づくものであり、あくまでも私の私見です。
私の言っていることが絶対に正しいという保証はありませんので、御承知下さい。
 
お名前やメールアドレスは公開されませんが、偽のメールアドレスや、匿名・偽名の相談にはお答え致しません。
また、システム上、投稿内容は私どもでは一切修正出来ませんので、個人情報や誹謗中傷が含まれているものには回答致しません。
 
ひろ矯正歯科に通院中の方は、診療の際に御相談頂いたほうが詳しく説明出来ますので、ここに書き込まれてもお返事はいたしません。
 
 

  • 舌側矯正について。

    2025/02/14 17:44 投稿者:ささ [xxx.11.52.134]

    40歳女性です。叢生、開口があります。右下奥歯7番(右下親不知は抜歯済み)が1年前根管治療してあるが、その後も痛みというか違和感が続いています。かかりつけの一般歯科では、奥歯でしかかみ合っていないため負担が大きいのも原因かもしれない。ナイトガードを使用するように。痛みが続いていても、これ以上治療できることはないため抜歯になるかも。と言われています。根管治療した奥歯2本あり、他にも銀歯の詰め物も多数あります。このような状態で、年齢的なこともあり矯正をするか悩んでいます。

    3件矯正相談に行ってきました。認定医が2件、臨床指導医+舌側矯正認定医1件です。認定医は基本的に表側矯正をすすめるとのことでした。3件とも数本抜歯必要とのことでした。右奥歯を抜歯しての矯正はできるのかも質問しました。
    ①認定医:前歯を押す舌癖があるため後戻りの危険がある。私の歯並びの場合、舌側矯正の方が動かしやす事もある。舌癖を治すのにも舌側はメリットがあるかもしれないから、舌側矯正をやっている所に相談に行くのも良い。奥歯を抜いてはあまりやらない。
    ②認定医:裏からはうまく動かないから表側を勧める。やるとしてもハーフリンガル。舌癖もあるから、舌側矯正だと舌が傷ついて痛い。奥歯を抜いてやるのは大変なのでやらない。
    ③臨床指導医:表、舌側、マウスピースどれでもできる。期間も変わらない。前歯が噛み合わないからと言って奥歯の負担はさほど影響はない。7番抜歯後もアグレッシブな移動になるが可能。
    とのことでした。まずは7番については、他の医院を受診して診てもらおうとは思っています。
    矯正をやるとなると、年齢的なこももあり周りにバレない舌側矯正に興味がありますが、舌の痛みが恐ろしく思っています。ひろ先生はこちらでもハーフリンガルは良さを出せないと書かれていますが、舌の痛みという点ではメリットはありますか?また、舌側矯正が向いている歯並びとはどのようなものでしょうか?そもそも舌癖はトレーニングで治るのでしょうか?
    7番抜歯後の6番の移動矯正はひろ先生はやめたほうがいいと思われますか?
    15年ほど前に舌側矯正をした知人が当時、舌が切れて痛すぎるので絶対におすすめしないと言っていましたが、装置は当時と比べて改善されているのでしょうか?
    また、医院選びは、認定医よりも臨床指導医のほうが良いでしょうか?臨床指導医は許容範囲内ですが駐車場で他と劣るのと、週3〜4日休診日があったりして悩みます。休診日にワイヤーが外れたりした場合は自分でできる応急処置を事前におしえていただけるものなのでしょうか?
    本来ならば候補の医院で相談すべきことかと思いますが、このような質問をして申し訳ありません。よろしくお願いします。

    さささんへ

     

    はじめまして。

    まず、根管治療をしてあるかないかは矯正治療には影響ありませんが、その歯の根尖に炎症がある場合は、きちんと消炎してから矯正力をかけないと急発を起こす可能性が高いです。

     

    咬合が原因で痛みがある場合は、歯冠を削って咬合力から開放してやることで痛みがおさまることがあります。

    咬合を落とさずにナイトガードだけ使っても、食事の際に咬合力がかかりますので、痛みはおさまらないのではないかと思います。

     

    ①の先生が言っていることは的を得ていると思います。

    ②の先生の「うまく動かない」というのは、その先生には出来ない、ということです。

    ③の先生が出来ると言っているなら、③の先生が良いかも知れないですね。

     

    舌側矯正の舌の痛みに関しては、かなり個人差がありますので何とも言えませんが、痛いから治療を中断したという人は、ひろ矯正歯科ではいません。

    舌の痛みや滑舌を理由にハーフリンガルを勧める先生がいますが、そうゆう先生は上下リンガルが出来ないからハーフに逃げているわけで、キチンとリンガルが出来る先生はハーフリンガルなどという中途半端な治療はしません。

     

    舌癖の改善には、リンガルは有効だと思いますが、これは私の経験上の私見であり、エビデンスがあるわけではでありません。

     

    リンガルの装置はいろいろなメーカーから出ており、一見丸くて舌が痛くなさそうに見えるブラケットでも、実際には我慢出来ないほど痛いということもありますし、CAD/CAMで作る装置は薄型になりますが、薄いから舌の痛みが少ないわけではありません。

    CAD/CAMで作る装置は、「私は」二度と使いたくないです。

     

    認定医か臨床指導医かと聞かれると答にくいですが、分かりやすく言うと、認定医はまだ勉強中、臨床指導医はかなり勉強して、知識も治療技術も日本矯正歯科学会からお墨付きを貰っている、ということでしょうか。

    休診日の対応は医院によって異なると思いますので、直接聞いてみてはいかがでしょうか。

     

     

    - ひろ矯正歯科 院長 -

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