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相談室

インターネット相談室

ひろ矯正歯科では、インターネット相談室という形で、他医院で矯正治療をしているが困っているという方や、セカンドオピニオンが欲しい方などの相談にお答えしています。
忙しいので、すぐにはお答え出来ませんが、大体1週間以内にはお返事出来るように努力しております。
時間的制約から、矯正歯科に関する相談にのみ回答させて頂きます。
 
相談内容の中には、明らかに医師側に問題ありと考えられる場合もあり、その際にはかなりシビアなお返事を書きますが、訴訟を煽っているわけでもなければ、他医の業務妨害をするつもりはありませんので、誤解無きようお願いいたします。
また、返答内容は、私が矯正歯科専門医として長年培った知識と臨床経験に基づくものであり、あくまでも私の私見です。
私の言っていることが絶対に正しいという保証はありませんので、御承知下さい。
 
お名前やメールアドレスは公開されませんが、偽のメールアドレスや、匿名・偽名の相談にはお答え致しません。
また、システム上、投稿内容は私どもでは一切修正出来ませんので、個人情報や誹謗中傷が含まれているものには回答致しません。
 
ひろ矯正歯科に通院中の方は、診療の際に御相談頂いたほうが詳しく説明出来ますので、ここに書き込まれてもお返事はいたしません。
 
 

  • 過剰歯を認識しながら、私にその事実を伝えず、矯正進めたために 前歯がダメになりました

    2025/02/20 20:12 投稿者:はる [xxx.186.202.43]

    初めまして。ご相談させてください。

    2022年から開口治療のために、2年7か月にわたって、歯列矯正を行っております。
    2025年1月に上過剰歯による歯根吸収により前歯部上顎骨腫瘍が発見されました。発見されたのは、歯列矯正を行っていた医院ではなく、何年も歯のクリーニングのため通院していた別の医院でCTをとった際、偶然にも発見されました。
    現在、右前歯の神経は存在せず、根は著しく短く、いつ抜けてもおかしくない状況です。さらに、前歯左ともう一本の前歯にも歯根吸収がみられます。そして、上顎の骨がとけてしまっており、歯が抜けてしまった場合もインプラントができないそうです。治療は、病理検査とのう胞、過剰歯の摘出のために全身麻酔二回が必要だそうです。

    相談したいことですが、過剰歯の存在を知りながら矯正を進めてよいのでしょうか?また、矯正開始後2年経過した時点で再度レントゲンを撮りましたが そのレントゲンにも はっきり 過剰歯と歯根吸収の著しい進行が認められますが それでも 私にその事実を伝えず、何事もなく矯正を進めてよいのでしょうか?

    私の歯列矯正を担当していた医師に確認をとったところ、2022年の矯正開始時の精密検査時にすでに過剰歯の存在と若干の歯根吸収を認識ており、私自身には告げず、経験上問題ないという判断で矯正を始めたそうです。

    幼い時に、矯正をしていたのですが、その時にも精密検査で過剰歯が見つかり、抜歯してから、矯正を開始しました。過剰歯が見つかった時は、必ず抜歯をしてから、矯正を開始するというのが、私の認識だったのですが、患者にその事実を告げず、経験則から、矯正を開始するというのはよくあることなのでしょうか?

    はるさんへ

     

    はじめまして。

    学会で国外に出ておりましたので、お返事が遅くなり申し訳ありません。

    私は基本的に過剰歯は摘出依頼しますが、非常に稀に口腔外科から侵襲が相当大きくなるので抜かない方が良いという判断をされることがあります。

    上顎正中埋伏過剰歯の場合は、そのようなことは経験上まずありません。

     

    過剰歯を抜かないで矯正治療をしたことで、歯根が過剰歯に当たってしまうと、歯根吸収しますので、そのような場合は必ず治療前に過剰歯の抜歯をします。

     

    私たちが医療行為を行う場合、リスクを説明することは必要で、説明無しに何か問題が起こった場合、説明義務違反を問われることになると思います。

    相談内容を読ませて頂くと、歯科医師の対応にも治療にも問題ありのように思います。

     

     

    - ひろ矯正歯科 院長 -

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