相談室

その専門医の先生が言われた「顎関節症になっているので、治療を始めた方が良い」というのは、４才のお子さんに矯正治療を開始して、同時に顎関節症も治療するということでしょうか？
いくら考えても、その先生の言うことには賛同できません。

乳歯列期に治療が必要なのは、機能的要素が強い場合、すなわち、あごを閉じてゆくと、どこかの歯が変に当たって（早期接触、咬頭干渉）、下あごが真っ直ぐ閉じられず、ゆがんで噛んでしまう場合です。
このような場合でも、矯正装置は用いずに治療します。

子供の頃の顎関節症は治療の必要はありませんが、上記のようにアゴをゆがめないと噛めない場合は、その誘導を改善してやることで顎関節も軽快することが多いです。

乳歯列期の反対咬合は、永久歯に生え替わるときに、半分くらいは自然に治ってしまいます。
治療開始は、上の前歯が４本くらい出てからになることが多いですが、親としては心配でしょうね。
一度口の中をみせていただければ、わかりやすく御説明できると思います。

ひろ矯正歯科では、大人の方は全体の約半分に及びます。
大人は矯正出来ないと思っている人が多いですが、歯の動く仕組みは、骨折した部分が治る仕組みによく似ています。
大人でも骨折したらちゃんと治りますよね。
矯正歯科も心配ありません。
治療後の予後に関しては、個人差がかなりありますが、ひろ矯正歯科では異物感の少ない方法で保定を行っています。

土曜日を希望される方が多く、なるべく患者さんの希望に沿うように努力しております。

上記２点とも、詳しいことは、お会いしてお話しを聞いて、装置を実際に御覧になって頂けば御理解いただけると思います。

こんにちは、お久しぶりです。
治療のスケジューリングに関しては、なるべく患者さんのご希望にそうように努めておりますので、お互い譲歩して、協力して頑張って行きましょうか。

患者さんのなかには、絶対に土曜日に診てくれと、ものすごい強い姿勢で言われる方もいまして、その様な方は治療中も冷静にお話しが出来ない人が多く、治療にも支障をきたしてしまいますので、「土曜日でないと無理」といわれる方は、いろんな起こりうる可能性を含めて、前回のようにお話しさせて頂いている次第です。

次回は検査になりますので、お手すきの時にお電話で予約をお取りください。
暑いですが、御仕事頑張って下さい。

ぴんさん

 

こんにちは。

診療中、忙しくても、質問等は御遠慮なくいつでもどうぞ。
びんさんの場合、下の前歯が通常どおりではなく、真ん中の歯（中切歯）がないので、その分、上の歯と下の歯の大きさのバランスが取りにくい状態です（Anterior ratioといいます）。
このアンバランスを修正するために、下の前歯を 少し研磨（slenderizing）したわけですが、上の真ん中を修正する事が可能かどうかは、このAnterior ratioと、下の前歯のエナメル質の状態によります。
次回、レントゲンをお見せして、御説明しますね。

はじめまして。
愛知県は広いですからね。
豊川あたりから来られている方は、瑞浪経由で毎月、車で通院されています。
名古屋市内・近郊の方～三重県の方は、JRで通院されています。
JRですと、名古屋から1時間50分くらい、片道5,000円前後だと思います。

ひろ矯正歯科では、成人の方でも医療費控除が受けれますので、電車代やタクシー代など、通院に要した費用も対象になりますが、自家用車でのガソリン代は対象外となります。

抜歯が必要かどうかは、患者さんの主訴や、歯の位置、角度、凸凹の度合い、歯槽骨の状態、臼歯の咬合関係、口唇の閉鎖状況等々を総合的に考慮して決めますので、他の医院で抜かなければならないと言われた方が、抜かずに治療出来ることもあれば、その逆もあります。

抜歯治療になった場合は、通常は、診断の日に装置のための歯型採りと抜歯をします。
抜歯が複数歯である場合は、１～２週間後にもう一度来ていただいて抜歯、その次の回で装置装着となりますが、遠くから来られている方は、抜歯だけのために来なくても良いようにスケジュールを組んでいます。
（裏側の矯正の場合は、抜歯してその日のうちにダミーを付ける必要があるため、通常は他医に依頼するということはありません。）

装置装着後も、なるべく通院回数が少なくなるように配慮していますが、やはり近いに越したことはないですね。
初診のカルテを見て、アッと驚くような遠方から来られていると、私も大丈夫かな、通院できるかな、と、心配になりますが、仕事の内容や生活環境など、詳しくお話を伺って、大丈夫なようでしたら、即日検査となります。
治療期間は早い人で1年半、永い人では3年くらいかかることもあります。

治療が終わり、装置が外れた後、「永い間よく通院されましたね、もう装置が外れましたので、お近くの先生を紹介しますよ」と言っても、そのまま引き続き通院を希望される方が殆どだというのは、歯科医冥利につきるというか、有り難いことだと思います。

何の問題もなく出来ます、ご心配なく。
「あなたの場合は出来ない」と言うのは、その先生が治療方法を知らないからです。

上の前歯（側切歯）、下の前歯（中切歯）の先天欠如は比較的多く見られますね。
「下から２本持ってくる」というのは、自家移植といいますが、移植を行う先生の技量によって予後が著しく左右され、経過が思わしくないことがありますので、余程の状況でない限りは避けるのが賢明です。

お子さんの場合、どうやって治すかは、奥歯のズレの状態、上下の歯の凸凹の程度、前歯の位置、前歯の角度、歯の大きさ、軟組織の状態、骨の厚み、成長の度合い等々によって変わってきますので、頂いたメールからどうやって治すかはわかりませんが、２本足りなくても、わからないように綺麗に仕上げることが出来ます。

始めるタイミングとしては、男の子で小６というと、もう少しで成長のピークにさしかかりますので、あまり先にならない方が良いと考えます。
歯の生え替わりが遅い場合には、適切な時期が来るまで手を付けないで経過をみて行きますので、なるべく早く受診されることをお勧めします。

その状態で矯正治療が受けれるか受けれないかではなく、その時期に治療するのは適切ではありません。
ひろ矯正歯科のQ&Aに記してありますので、まずはそちらを御覧下さい。
URLは以下のとおりです。
http://www.mienai.com/qa/index.html

その上でまた御質問があれば、御遠慮なくどうぞ。

歯を抜くか抜かないかは、凸凹の程度だけでは一概には何とも言えません。
歯のはえている位置、歯のはえている角度、歯を支えている骨の厚み、上下のアゴの骨のバランス、埋まっている歯の状態、歯の大きさや、正中線の状態、側貌の状態、上下口唇の閉鎖状態や歯周組織の状態、年齢などを考慮して決めます。
私たちも、なるべく抜かないように治療していますが、文面からだけでは判断できませんので、口の中を見せて頂ければ適切にお答え出来ると思います。
夏休みは混み合いますので、夏休み中の相談を希望されるのでしたら、６月初旬頃にはお電話頂いた方が宜しいかと思います。

正確には診てみないと何とも言えませんが、前歯が出ているということは、奥歯がズレているということが原因であると思います。
奥歯を２本抜くか、奥歯を後ろに下げるかは、これも診てみないと何とも言えませんが、患者さんも、僕たち矯正歯科医も、共通の願いとして、出来るだけ抜かないように治療をしたいということです。

矯正の装置を付けないで、１本だけ削って被せて、ごまかす事は出来ますが、何年も先の事を考えるとお薦めできません。